大阪方は元々十三までしか開通しておらず、当初は天神橋（現・天神橋筋六丁目）をターミナルとしていたが、やはり乗客は淡路から梅田方面に流れていた。戦時中の昭和20年 4月に初めて梅田まで宝塚線の線路に乗入れ（直ぐに空襲が激しくなり中止）ており、戦後も再開されたが、宝塚線との共用のためダイヤが思うように増やせなかったこともあり、宝塚線の線路を増設するという形で3複線工事が行われ1959年に完成している。

1963年に河原町まで開業し、現在の形がほぼ完成した。1969年には天神橋筋六丁目から大阪市営地下鉄（現。OsakaMetro）堺筋線との乗り入れが開始されている。

開業当初から国鉄（⇒JR西日本）東海道本線と競争関係にあり、戦前は国鉄の超特急「つばめ」を追い抜いたという逸話（真偽については諸説あり）があるP-6や戦後も2800系や6300系等が国鉄153系「新快速」と激しく争って来たが、JR化以降は新快速増発や速度向上等を行ったJR西日本の攻勢に押され、長年続いた特急の京阪間ノンストップがなくなり、拠点中間駅停車化される等、輸送体系は大きく変化している。

2018年6月18日に発生した大阪北部地震では、震源地に近い茨木市内の駅で大きな被害を受けたため、全線運休することとなったが、当日夜までに壊滅的ダメージを受けた南茨木を除き、営業を再開させた。その南茨木も翌日の始発から営業を再開するというかなり早い復旧を遂げている。

2021年、北大阪電鉄として開通してから100周年を仰えた。

2024年7月21日、2代目2300系運行開始及び一部特急において有料座席「PRiVACE」の営業を開始した。

列車種別

（※2022年12月改正時点）

特急

停車駅：大阪梅田・十三・淡路・茨木市・高槻市・長岡天神・桂・烏丸・京都河原町

英語表記：Limited?Express

土・休日ダイヤ限定の快速特急を除けば京都本線最上位種別であり、乗車券のみで乗車可能。最高速度115km/h、日中の大阪梅田 - 京都河原町間所要時間は43 - 46分である。

基本的に3扉転換クロスシート9300系が使用されるが、ワンハンドルマスコンを装備したロングシート車両（1300・7300・8300系）も使用される。

従来の特急停車駅は十三・大宮・烏丸の3駅のみで京阪間ノンストップ運行を行っていた。しかし、JR側の攻勢により、運行形態見直しを余儀なくされ、主要駅に停車して京阪間からの需要を高める方針に転換した。

1997年改正で高槻市、2001年改正で茨木市・長岡天神・桂が停車駅に加えられた（その代わりに大宮が停車駅から除外）。2007年改正では淡路にも停車するようになり、京阪間ノンストップ運行はなくなった。

2022年12月ダイヤ改正で優等列車停車駅・列車種別再編が行われ、特急は停車駅そのままながら運行時間帯は日中（昼間）と土休日20時台までの限定とされた。それ以外の時間帯は「準特急」に格下げ。

2024年7月21日より一部特急において有料座席「PRiVACE」の営業を開始予定。阪急では初の有料（料金追加）座席指定車となる。

快速特急

停車駅：大阪梅田・十三・淡路・桂・烏丸・京都河原町

英語表記：Rapid Limited Express

「京とれいん」。2011年5月ダイヤ改正から運行を開始した。土・休日ダイヤにて京都への観光客向けに設定され、1日4往復運行される。かつての京阪間ノンストップ特急に近い位置付けであるが、後述の定期特急列車の続行として運行する関係上、速度はやや抑え気味。特急が停車する茨木市・高槻市・長岡天神を通過する際は先行する特急に追付いてしまわないよう減速する。

現在の使用車両は7000系「京とれいん雅洛」編成（2019年3月より）。1編成しかないため、検査時は他形式6連による代走が行われる。7000系「京とれいん雅洛」使用時は、車内で女性の声で日英中韓4ヶ国語による自動放送が行われる。

通勤特急

停車駅：大阪梅田・十三・茨木市・高槻市・長岡天神・桂・西院・大宮・烏丸・京都河原町

英語表記：Commuter_Limited_Express

京都市内で停車駅が若干増える代わりに千里線や堺筋線との乗換駅である淡路を通過する。基本的に全列車9300系が使用され、梅田方面から5両目である5号車に女性専用車両が設定される。なお、2024年に入ってから1300系にも女性専用車両ステッカーが順次貼られている。

2001年ダイヤ改正で新設。元々は京都市内・大阪市内の数駅に停車し、その間はノンストップの特急に対し、途中高槻市にも停車していただけであった。2007年時点では十三 - 高槻市間ノンストップ運行&高槻市 - 河原町は快急と同じ停車駅。

近年は特急同様に停車駅を増やしたり、速急（当時）に格下げする傾向が見られた。2010年改正では茨木市に停車する様になり、快急（当時）との停車駅の差は淡路に停車しないだけとなる。この時点では平日朝ラッシュ時及び夕方以降に特急に代わって運行されていたが、2022年12月ダイヤ改正で優等列車停車駅・列車種別再編が行われ、通勤特急は平日朝3往復のみとなった。

毎年7月の祇園祭開催時に深夜時間帯に下りが増発されることがあった。

準特急

停車駅：大阪梅田・十三・淡路・茨木市・高槻市・長岡天神・桂・西院・大宮・烏丸・京都河原町

英語表記：Semi_Limited_Express

2022年12月ダイヤ改正でそれまでの「快急」から改称。この改正では優等列車停車駅・列車種別再編が行われ、朝及び平日夕方以降、そして土休日夜間に特急に代わって準特急が運行される。

「日中の最速達=特急・朝晩の最速達=準特急」となり、運行時間帯によって「特急」「準特急」を使い分ける形となった。最速所要時間は44分。

祇園祭開催時に夜間に増発されることがある。

2024年7月21日より一部準特急において有料座席「PRiVACE」の営業を開始予定。

急行

停車駅：大阪梅田・十三・南方・淡路・上新庄・南茨木・茨木市・高槻市・長岡天神・桂 - 京都河原町間各駅

英語表記：Express

2022年12月ダイヤ改正で新設。「急行」としては3代目。改正前に運行されていた「快速」の停車駅に西京極を追加した上での実質的な改称であるが、設定本数は早朝の梅田行3本と深夜の京都河原町行3本のみ。桂 - 京都河原町間を各駅に停車することで同区間普通列車削減と補完を果たしている。

京都祇園祭や淀川花火大会等の規模の大きなイベント開催日に臨時増発される場合がある。

最速所要時間は48分。

準急

停車駅：大阪梅田・十三・南方・淡路・上新庄・南茨木・茨木市・高槻市 - 京都河原町間各駅

英語表記：Semi_Express

急行（2代目）停車駅に南方・上新庄を加える形で2007年に登場した種別。現在の準急は2代目。

大阪梅田 - 高槻市間で通過運行を行い、高槻市から京都側は各駅に停車し、日中の後者区間では普通の代替となっている。昼間需要が少ないため、普通同様7連（土休日のみ）若しくは8連で運行されている。

京都方面から千里線を経由しOsaka_Metro堺筋線・天下茶屋に直通する準急（堺筋準急）も設定。同線内は柴島のみ通過し、堺筋線内は各駅に停車する。阪急1300・3300・5300・7300・8300系8連が使われる。

平日朝に京都河原町発天下茶屋行、夕方以降に天下茶屋発京都河原町行がそれぞれ7本ずつ設定。夕方の京都河原町行は淡路で大阪梅田から来た普通電車と接続する。
土休日昼間は天下茶屋 - 京都河原町間で設定され、20分毎に運行されている。従来の堺筋線内完結列車と統合する形で設定されたため、土休日昼間の同線内完結列車は存在しない。これにより、梅田発着準急が毎時3本に半減し、梅田駅3番線が長時間開く時間帯が生じたことで「京とれいん雅洛」発着が可能となった他、この時間帯を活かして特急編成を梅田で車両交換することがある。

日中は両方向共に桂で特急に連絡、加えて毎日の河原町行と平日の大阪梅田行は高槻市、土休日の大阪梅田行・天下茶屋行は茨木市でも連絡する。即ち土休日は20分に1本、茨木市で特急から堺筋線直通準急に乗換えて堺筋線に向かうことが出来る他、同線直通準急から特急に乗換えて梅田方面に向かうことも出来る。

普通

停車駅：各停

英語表記：Local

各駅に停車する種別で、終日運行される。ただし、中津は休止となった北野線復活という形で免許が申請されており、用地の問題からホームが設置出来なかった関係で京都本線側にホームがないため、全列車が通過となる。高槻市方面から千里線を経由しOsaka_Metro堺筋線・天下茶屋に直通する列車や千里線・北千里から大阪梅田に乗入れる列車設定もある。

昼間は大阪梅田 - 淡路間で高槻市発着電車（時間帯によりそれ以東）・北千里発着電車、淡路　－高槻市間で梅田発着電車・堺筋線直通電車がそれぞれ3本ずつ設定され、淡路で梅田発着電車と堺筋線直通電車が互いに連絡する。

昼間の大阪梅田・天下茶屋 - 高槻市間普通電車は大阪梅田・天下茶屋行が正雀で特急・準急通過待ちを行い、高槻市行が相川で特急通過待ちを行った後、茨木市で準急・特急に連絡する。

この他、朝・深夜を中心に大阪梅田 - 正雀間電車・天下茶屋発正雀行、朝夕を中心に大阪梅田 - 京都河原町間電車・天下茶屋 - 茨木市間電車・天下茶屋発正雀行・相川発天下茶屋行も設定されている。

梅田発着電車は7若しくは8連、堺筋線直通電車は全て8連で運行され、阪急1300・3300・5300・7300・8300系・Osaka_Metro66系（同系は原則淡路 - 高槻市間のみ）が使われる。

列車種別に関する補足

直通特急は英語で"Limited_Express"と表記されていたが、2019年1月ダイヤ改正に合わせ、"Direct_Limited_Express"に表記が変更された。これは快速特急・通勤特急も同様であり、"Limited_Express"からそれぞれ"Rapid_Limited_Express"・"Commuter_Limited_Express"に英語表記が変更されている。

過去の列車種別

急行

初代（2001年まで）の停車駅：梅田・十三・淡路・南茨木（臨時停車）・茨木市・高槻市・長岡天神（1979年から）・桂・西院・大宮・烏丸・河原町

京阪間ノンストップであった特急を補完する形で、京阪間主要駅に停車していた速達列車。1979年に長岡天神が全列車停車となって以来、（2001年に快急に改称、さらに2022年に準特急に再改称されるも（40年以上に渡って一貫してこの停車駅のままとなっている。堺筋線直通「堺筋急行」も設定されていた。

2代目（2001 - 07年）の停車駅：梅田・十三・淡路・南茨木・茨木市・高槻市 - 河原町間各停

1997年3月ダイヤ改正で新設された高槻市 - 河原町間各停「快速」が、2001年3月ダイヤ改正で南茨木が停車駅に加わったことで列車種別再編に伴い、「急行」（2代目）となった。準急に置換えられる形で2007年設定消滅。「快急や準急があるのに急行が存在しない状態」が21年続いた。堺筋線直通「堺筋急行」も設定されていた。

快速急行

停車駅：大阪梅田・十三・淡路・茨木市・高槻市・長岡天神・桂・西院・大宮・烏丸・京都河原町

英語表記：Rapid_Express

2001年3月ダイヤ改正で「急行」（初代）から改称。最高速度110km/h。

朝夕ラッシュ・夜間時間帯に運行されていた。特急や通勤特急が運行されない早朝・深夜においては最速達種別（西院・大宮に停車しても最速43分で走るため、実質的に特急よりも速い）となっていた。2022年12月ダイヤ改正で「準特急」に改称。

平日朝には3往復が10連で運行され、京都河原町行は桂で梅田寄り2両を分離するという分割運用が設定されていた。2007年までは堺筋線直通「堺筋快速急行」もあった。

快速

初代（2001年まで）の停車駅：梅田・十三・淡路・茨木市・高槻市 - 河原町間各停

英語表記：Rapid_Service

「梅田 - 高槻市間通過運行&高槻市 - 河原町間各停」という立ち位置の種別として1997年3月ダイヤ改正で新設された。2001年3月ダイヤ改正で「急行」（2代）に改称。

2代目（2010 - 22年）の停車駅：大阪梅田・十三・南方・淡路・上新庄・南茨木・茨木市・高槻市・長岡天神・桂・西院・大宮・烏丸・京都河原町

英語表記：Rapid_Service

2007年11月からは臨時列車として行楽期に度々設定されていたが、臨時列車停車駅を踏襲する形で2代目を2010年に新設。停車駅から分かる通り、「梅田 - 高槻市間は準急補完&高槻市 - 河原町間は快急補完」という立ち位置であり、平日ダイヤのラッシュ時限定で運行されていた。

路線図や時刻表では青色、種別幕の色は青。2013年12月20日までは準急と同じ緑となっていたため、高槻市 - 河原町間で誤乗が発生しやすく、快速停車駅では誤乗防止を促す貼り紙が貼られていた。全区間で先着する。

準急

停車駅：梅田・十三・南方・崇禅寺・淡路・茨木市・高槻市

1982年11月 - 2001年3月までの間、設定されていた初代。朝のみ下り梅田行が運行されていた。平日は茨木市始発で、1997年以降は土曜朝にも高槻市始発で運転された。

快速特急A

停車駅：大阪梅田・淡路・桂・烏丸・京都河原町

英語表記：Rapid_Limited_Express_A

「京とれいん」。2019年1月ダイヤ改正より設定され、2022年12月まで運行された。

使用車両である6300系「京とれいん」編成が十三駅ホームドアと規格が合わず、十三通過（運転停車）措置を取ることとなったため、列車種別を新設したものである。1編成しかないため、検査時は別形式車による代走が行われるが、代車運行の際扉がホームドと合っていても十三通過扱いのままであった。

土・休日ダイヤに京都への観光客向けに設定され、1日3往復。快速特急と合わせて「京とれいん」系観光列車は1日7往復運行されていた。

嵐山直通臨時列車各種

春・秋の行楽期には嵐山に直通する列車を運行していた。種別・愛称・京都線桂までの停車駅は以下の通りで、嵐山線内は各駅に停車する。

快速特急大阪梅田 - 嵐山間「さがの」（「嵯峨野」に由来）
- 停車駅：大阪梅田・十三・淡路・桂

快速特急京都河原町 - 嵐山間「おぐら」（「小倉山」に由来）
- 停車駅：京都河原町・烏丸・桂

直通特急高速神戸 - 嵐山間「あたご」（「愛宕山」に由来）
- 停車駅：高速神戸・花隈・神戸三宮・六甲・西宮北口・塚口・十三・淡路・桂

直通特急宝塚（今津線経由） - 嵐山間「とげつ」（「渡月橋」に由来）
- 停車駅：宝塚 - 門戸厄神間各駅・塚口・十三・淡路・桂

直通特急天下茶屋 - 嵐山間「ほづ」（「保津川」に由来）
- 停車駅:天下茶屋・日本橋・天神橋筋六丁目・淡路・桂

直通特急「あたご」「とげつ」及び一部快速特急「おぐら」は、神戸線車両を使用して運行されていた。なお、直通特急「あたご」は（神戸高速線 - 阪急神戸線 - 京都線 - 嵐山線）と十三でスイッチバックする形で京阪神間を直通。阪急線内で最も長い距離を走行していた隠れたロングランナーでもあった。

停車駅一覧

元々が新京阪鉄道であったこと、及び京都は「都」であるとの考え方から、列車進行方向は京都河原町方面が「上り」、大阪梅田方面が「下り」となっている。

ただし、冒頭でも述べた通り、戸籍上は大阪側の十三が起点なので、ややこしいことこの上ない。ここでは大阪梅田からの区間を掲載。

凡例

●：停車・レ：通過・‖：運行せず

一覧表

阪急京都線（梅田 - 河原町間）

駅番号	駅名	読み	快速特急	特急	通勤特急	準特急	急行	準急（堺筋準急）	準急	普通	乗換路線
HK-01	大阪梅田	おおさかうめだ	●	●	●	●	●	‖	●	●	宝塚線・神戸線 JR 京都線/神戸線/大阪環状線(大阪駅)/JR東西線（北新地）阪神電鉄本線（大阪梅田） OsakaMetro 御堂筋線（梅田）/谷町線（東梅田）/四つ橋線（西梅田）
HK-03	十三	じゅうそう	●	●	●	●	●	‖	●	●	宝塚線/神戸線
HK-61	南方	みなみかた	レ	レ	レ	レ	●	‖	●	●	OsakaMetro 御堂筋線（西中島南方）
HK-62	崇禅寺	そうぜんじ	レ	レ	レ	レ	レ	‖	レ	●	-
HK-63	淡路	あわじ	●	●	レ	●	●	●	●	●	千里線（地下鉄堺筋線方面） JRおおさか東線（JR淡路）
HK-64	上新庄	かみしんじょう	レ	レ	レ	レ	●	●	●	●	-
HK-65	相川	あいかわ	レ	レ	レ	レ	レ	レ	レ	●	-
HK-66	正雀	しょうじゃく	レ	レ	レ	レ	レ	レ	レ	●	-
HK-67	摂津市	せっつし	レ	レ	レ	レ	レ	レ	レ	●	-
HK-68	南茨木	みなみいばらき	レ	レ	レ	レ	●	●	●	●	大阪モノレール線
HK-69	茨木市	いばらきし	レ	●	●	●	●	●	●	●	-
HK-70	総持寺	そうじじ	レ	レ	レ	レ	レ	レ	レ	●	-
HK-71	富田	とんだ	レ	レ	レ	レ	レ	レ	レ	●	-
HK-72	高槻市	たかつきし	レ	●	●	●	●	●	●	●	-
HK-73	上牧	かんまき	レ	レ	レ	レ	レ	●	●	●	-
HK-74	水無瀬	みなせ	レ	レ	レ	レ	レ	●	●	●	-
HK-75	大山崎	おおやまざき	レ	レ	レ	レ	レ	●	●	●	-
HK-76	西山天王山	にしやまてんのうざん	レ	レ	レ	レ	レ	●	●	●	-
HK-77	長岡天神	ながおかてんじん	レ	●	●	●	●	●	●	●	-
HK-78	西向日	にしむこう	レ	レ	レ	レ	レ	●	●	●	-
HK-79	東向日	ひがしむこう	レ	レ	レ	レ	レ	●	●	●	-
HK-80	洛西口	らくさいぐち	レ	レ	レ	レ	レ	●	●	●	-
HK-81	桂	かつら	●	●	●	●	●	●	●	●	嵐山線
HK-82	西京極	にしきょうごく	レ	レ	レ	レ	●	●	●	●	-
HK-83	西院	さいいん	レ	レ	●	●	●	●	●	●	京福嵐山本線（西院）※京福の駅名は「さい」
HK-84	大宮	おおみや	レ	レ	●	●	●	●	●	●	京福嵐山本線（四条大宮）
HK-85	烏丸	からすま	●	●	●	●	●	●	●	●	京都市営地下鉄烏丸線
HK-86	京都河原町	きょうとかわらまち	●	●	●	●	●	●	●	●	京阪本線（祇園四条）

使用車両

路線の生い立ちの違いに起因して、基本的には神戸・宝塚線と似た様な車体デザインの車両を使用するが、車両寸法等細かい点で差異があり、百の位に3を付けて区別している。車両規格は元々特急専用6300系及び神戸・宝塚線から転属して来た7000系を除き、Osaka_Metro 堺筋線に合わせており、また、京都線所属編成が神戸・宝塚線に転属することは出来ない（京都線車両は横幅が僅かに広いため、神戸・宝塚線建築限界に引っ掛かる）。

また、京都線車両電装品は新京阪時代からの伝統を引継ぐ形で、原則として東洋電機製造製が採用され、継手も中空軸平行カルダン駆動及びTD駆動が使用されている（ただし継手に関しては6300系6330Fの様に慣例破りが存在した。ちなみに、神戸・宝塚線は原則東芝製でWN駆動である）。

正雀には阪急・能勢電鉄に在籍する全電車を修繕・検査するための総合車両工場がある。また、京都線車庫基地はこの正雀（上記の工場とは別に車庫かある）と桂の2ヶ所にあり､日常の車両管理はこちらで行われている。

また、相川 - 正雀間にOsakaMetro堺筋線東吹田検車場があり、OsakaMetro66系はこちらに配属されている。