概要
京都府京都市右京区西院高山寺町と中京区壬生仙年町に跨がる阪急電鉄京都本線・京福電気鉄道嵐山本線の駅。
ただし両者で駅名・所在地が異なり、ここではその両方について解説する。
阪急電鉄 西院(さいいん)駅《HK-83》
右京区側にある。改札は開業時からある西改札、平成後期に増設された1号線直結の北東改札と2号線直結の南東改札の3か所。西改札は地上にある。
駅構造
相対式2面2線の地下駅。西京極駅寄りにカーブがあるため、下り電車前寄り、上り電車後ろ寄りの車両への乗り降りの際には要注意。
隣の駅
京福電気鉄道 西院(さい)駅《A2》
中京区側にあり、また当駅と次の西大路三条駅との間に車両基地があるため、嵐山方面行きに当駅発、嵐山方面発に当駅止まりが設定されている。
駅構造
嵐山方面は阪急北改札口、四条大宮方面は阪急南改札口に直結している。
駅名の読みが違う理由
駅周辺の地名の読みについては、時代によって変わっており、嵐電の駅が開業した1910年当時は「さい」と一般的には呼ばれており。一方阪急(当時は新京阪)の駅が開業した1928年には、公的には「さいいん」と呼称されていたためである。
至近距離にあって漢字表記が同一な駅でありながら、読みが違う例としては木幡駅(京都府宇治市、JR西日本はこはた、京阪電鉄はこわた)などの事例がある。
利用状況
阪急電鉄
- 2019年(令和元年)度の1日平均乗降人員は48,929人である(京都府統計書より)。
京福電気鉄道
利用状況比較表
事業者名 | 阪急電鉄 | 京福電気鉄道 |
---|---|---|
年度 | 乗降人員 | 乗降人員 |
2008年(平成20年)度 | 45,995人 | 3,353人 |
2009年(平成21年)度 | 41,392人 | 3,227人 |
2010年(平成22年)度 | 42,126人 | 3,063人 |
2011年(平成23年)度 | 39,531人 | 3,118人 |
2012年(平成24年)度 | 39,347人 | 3,233人 |
2013年(平成25年)度 | 39,410人 | 3,255人 |
2014年(平成26年)度 | 40,752人 | 3,381人 |
2015年(平成27年)度 | 41,936人 | 3,393人 |
2016年(平成28年)度 | 45,534人 | 3,984人 |
2017年(平成29年)度 | 47,622人 | 5,003人 |
2018年(平成30年)度 | 47,912人 | 5,112人 |
2019年(令和元年)度 | 48,929人 | 5,137人 |