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概要

京都市中京区四条通河原町西入ル真町にある阪急電鉄京都本線の始発駅(京都本線は大阪梅田方向が下りになることから)。

駅番号はHK-86

1963年に「河原町」駅として開業。

四条通と河原町通が交わる四条河原町交差点の直下にある。隣の烏丸駅とは四条通の真下にある地下道で結ばれており、歩ける距離にある。

地元住民は四条通と河原町通の交差点から当駅一帯の地域を「四条河原町」と呼ぶ。交差点周辺には京都市バス京阪バス他の「四条河原町」バス停が無数にあるため、「河原町」と呼ぶことは少ない。ただし京都市民でも中心部の住民以外は単に「河原町」もしくは「四条」と呼ぶこともある。四条烏丸や四条大宮も同様で、バス停の名前に駅名が使われず、交差点の名前が使われている。京都駅前や二条駅前はバス停の名前もそのまま駅名である。

2013年12月21日に西山天王山駅が開業することから、これに合わせて他のいくつかの駅とともに駅名改称をする案が出された。阪急は都市名を冠した「京都河原町」への改称を提案したのに対し、地元の四条繁栄会商店街振興組合が地域名である「四条河原町」を推したため議論がまとまらず、駅名改称を見送った。

外国からの観光客が増える中、2019年10月1日に大阪市の中心にあるターミナルであることをわかりやすくするために阪急と阪神の梅田駅を「大阪梅田」に変更するのに合わせ、先述の通り京都市の中心部にある阪急のターミナルであることをわかりやすくするため、駅名を現在の「京都河原町」に変更した。

なお、阪急では当駅を京都側のターミナルであることを強調するため、車内放送や駅の自動放送では駅名変更前から「京都河原町」とアナウンスされていた

駅構造

駅の構造は島式1面3線のホームで普段は1・3号線を使用。大阪寄りにある2号線は切り欠き式のホームで、土休日は快速特急「京とれいん 雅洛」発着ホームとして使われている。この2号線ホームは最大7両編成までしか発着できない制約がある。かつては普通電車が主にその2号線を使用していた。

また1号線は10両編成まで停車可能で、一時期存在した10両編成の電車(末期は快速急行。現在の準特急にあたる)は、1号線から出発していた。

号線路線・方向行先備考
1〜3京都本線下り高槻市淡路十三大阪梅田、(大阪メトロ堺筋線)天下茶屋方面2号線は切り欠き式

※2号線は快速特急のほか、普通電車も朝方に平日2本、土休日1本が使用する。

1号線と2号線は夜間滞泊があり、このうち1号線には上りの当駅行き終電(急行。それより前に当駅着となる2本も同)が入線し、翌朝に平日は急行、土休日は普通で折り返す。なお2022年12月17日ダイヤ改正の時点で、当駅発の急行はこの平日早朝の1本のみ。

近隣の乗換駅

京阪電気鉄道京阪本線(祇園四条駅) - 鴨川を渡ったところにある。

当駅最東端の1番出入口は終端部で南北に分かれるが、その分岐点の壁面には京阪祗園四条駅の時刻表を掲示している。また祗園四条駅の2番出入口には、当駅の時刻表の掲示があり、お互いの乗り換えの利便性を図っている。

近隣施設

百貨店・商業施設として高島屋京都店、京都住友ビル(エディオンなどが入居)が近くにある。京都住友ビルにはかつて四条河原町阪急(阪急百貨店)が入居していたが撤退し、次いで丸井が進出するも、これも撤退した。

この辺りは中京区と下京区が複雑に入り組んでおり、高島屋京都店、京都住友ビルはともに下京区に所在する。

利用状況

  • 2022年(令和4年)度の1日平均乗降人員は68,323人である(京都府統計書より)。

年度別

年度乗降人員
2008年(平成20年)度86,663人
2009年(平成21年)度71,896人
2010年(平成22年)度68,170人
2011年(平成23年)度67,247人
2012年(平成24年)度65,925人
2013年(平成25年)度66,388人
2014年(平成26年)度67,533人
2015年(平成27年)度69,676人
2016年(平成28年)度83,041人
2017年(平成29年)度89,501人
2018年(平成30年)度84,405人
2019年(令和元年)度84,158人
2020年(令和2年)度60,482人
2021年(令和3年)度55,364人
2022年(令和4年)度68,323人

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