概要
2019年3月16日にJR西日本おおさか東線の延伸に伴い、JR淡路駅が開業。
おおさか東線開業に伴い、当駅から新大阪駅のアクセス手段が新たなに作られた。
従来の南方経由に比べ特急が停車し、運賃も安くいける一方、現時点では乗り換えに移動がかかる上、おおさか東線が普通列車しか停車しない事は留意する必要があったが2023年3月の改正で直通快速停車駅に昇格した。
又、おおさか東線の私鉄との乗換駅では唯一、主要優等列車停車駅の乗換駅となる(野江駅、河内永和駅、俊徳道駅は普通以外は全て通過)。
阪急電鉄
所在地:大阪市東淀川区東淡路4丁目17-8
2面4線の地上駅(2022年現在高架工事中)で、駅番号はHK-63。
京都線と千里線が平面交差する故に遅延する為、高架工事の際に2層高架の要塞駅にする予定となっている。2024年度末に高架化切り替え予定。
2層高架の要塞駅は他に、京急の京急蒲田駅、名鉄の太田川駅、京成の青砥駅、近鉄の布施駅が該当し、今後はここと名鉄の知立駅が2層高架構造になる予定以外にはない。
OsakaMetro堺筋線直通列車は千里線の堺筋線方面から北千里方面と高槻市・河原町方面へ直通運転する。
梅田駅(大阪駅)や京都河原町方面、南海方面ならこちらの方が便利。
のりば
号線 | 路線 | 方向 | 行き先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
2・3 | 京都本線 | 上り | 高槻市・京都(河原町・嵐山)方面 | |
千里線 | 上り | 関大前・北千里方面 | ||
4・5 | 京都本線 | 下り | 梅田行き |
|
千里線 | 下り | 天神橋筋六丁目・(堺筋線)天下茶屋方面 |
信号線上は外側の2・5号線が本線となっている。
線路の都合上、千里線の堺筋線方面からの列車が2号線に入れないため、梅田からの列車が2号線、堺筋線からの列車が3号線に発着する。
ホームの手前に複雑な分岐があり、50km/h以下もしくは30km/h以下の速度制限がかかる。この駅を通過する通勤特急も、カーブの多い十三-上新庄間で特に速度を落とさなければならず、京都線のダイヤ上最大のネックとなっている。
駅放送のアナウンサーは、外側主本線の2・5号線が片山光男、内側の3・4号線が丸子由美。通常は神戸・宝塚・京都方面行きを片山光男、梅田方面行きを丸子由美が担当するが、当駅はホームが狭く、同時に進入するケースが多いため、先述の通りになっている。
高架化されると以下の構成となる予定。
地上3階 | ||
---|---|---|
路線 | 方向 | 行き先 |
京都本線 | 上り | 高槻市・京都(河原町・嵐山)方面 |
千里線 | 上り | 北千里行き |
地上4階 | ||
路線 | 方向 | 行き先 |
京都本線 | 下り | 梅田行き |
千里線 | 下り | 天神橋筋六丁目・(堺筋線)天下茶屋方面 |
1号線がない!?
地上駅の淡路駅は、2号線(阪急はX番線ではなくX号線と呼ぶ)の向かいにかつて1号線があり、のりば廃止によってホームも線路も撤去されたが、ホームの番号は混乱を防ぐため(撤去当時はポイント切替が駅員による手動でもあったため)そのまま(2号線~5号線)とした。ただ、上記の高架化の際には1号線〜4号線に振り直される可能性も否定できない。
全国的に見ても、ホーム上に1号(番)線が無い駅はそう珍しいわけでもなく、阪急だと3つ隣の正雀駅(1号線は車庫の入庫線に割り振られており、ホーム上は2号線~5号線)があり、前述の近鉄布施駅(1番線は大阪線の通過線)などもこれにあたる。連続立体交差事業などで1番線・1号線が一時的に消滅していた事例では、自社の高槻市駅や京阪三条駅などが該当した。
利用状況
- 2022年(令和4年)度の1日平均乗降人員は41,173人である(大阪府統計書より)。
- 2019年(令和元年)度はおおさか東線が開業し、その影響で新大阪駅のアクセスが向上した結果、こちらの乗換客の増加に伴い利用者が増加された。
年度別
年度 | 乗降人員 |
---|---|
2008年(平成20年)度 | 36,393人 |
2009年(平成21年)度 | 35,461人 |
2010年(平成22年)度 | 35,530人 |
2011年(平成23年)度 | 37,939人 |
2012年(平成24年)度 | 37,230人 |
2013年(平成25年)度 | 35,765人 |
2014年(平成26年)度 | 35,449人 |
2015年(平成27年)度 | 35,687人 |
2016年(平成28年)度 | 32,805人 |
2017年(平成29年)度 | 33,688人 |
2018年(平成30年)度 | 33,700人 |
2019年(令和元年)度 | 42,272人 |
2020年(令和2年)度 | 38,446人 |
2021年(令和3年)度 | 40,033人 |
2022年(令和4年)度 | 41,173人 |
隣の駅
京都本線 | ||||
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種別 | 前の駅 | 当駅 | 次の駅 | 備考 |
快速特急 | 十三駅(HK-03) | 淡路駅 | 桂駅(HK-81) | 土休日のみ |
通勤特急 | 通過 | |||
| 十三駅 | 淡路駅 | 茨木市駅(HK-69) | |
| 南方駅(HK-61) | 淡路駅 | 上新庄駅(HK-64) | ※(欄外参照) |
準急(堺筋準急) | 天神橋筋六丁目駅(K11) | 淡路駅 | 上新庄駅 | |
普通 | 崇禅寺駅(HK-62) | 淡路駅 | 上新庄駅 | 大阪梅田行/発 |
〃 | 柴島駅(HK-87) | 淡路駅 | 上新庄駅 | 堺筋線直通 |
千里線 | ||||
種別 | 前の駅 | 当駅 | 次の駅 | 備考 |
普通 | 柴島駅 | 淡路駅 | 下新庄駅(HK-88) | 堺筋線直通 |
〃 | 崇禅寺駅 | 淡路駅 | 下新庄駅 | 大阪梅田行/発 |
※急行は平日の早朝下り・深夜上り、土休日深夜上りのみ。
JR西日本(JR淡路駅)
所在地:大阪市東淀川区菅原5丁目
おおさか東線の放出駅~新大阪駅間の延伸に伴い、2019年(平成31年)3月16日に開業。東淀川区では初のJRの駅となる(東淀川駅は開業当初は東淀川区に属していたが、現在の区割りでは淀川区にある)。駅番号はJR-F04。
相対式2面2線の高架駅で8両編成に対応。各ホームにエレベーター1基、エスカレーターが2基ずつ設置されている。ステーションカラーは桜桃色。
なお、現時点では普通列車のみの停車となる。
新大阪方面や姫路・奈良方面に向かうならこちらの方が便利。
ホームは2階、改札が1階にある。
駅構造
相対式2面2線の高架駅。
利用状況
- 2022年(令和4年)度の1日平均乗車人員は9,252人である(2022年度 移動等円滑化取組報告書より)。
- 直通快速通過駅では最も利用者が多かった。その影響で2023年(令和5年)3月18日のダイヤ改正で当駅に直通快速停車駅に昇格した。
- 利用者増加が著しい理由として阪急京都線及び千里線沿線から新大阪駅へ出る際には南方駅に比べて運賃が安い事があげられる。
年度別
年度 | 乗車人員 | 乗降人員 |
---|---|---|
2019年(令和元年)度 | 6,487人 | 12,974人 |
2020年(令和2年)度 | 6,425人 | 12,850人 |
2021年(令和3年)度 | 7,964人 | 15,928人 |
2022年(令和4年)度 | 9,252人 | 18,504人 |
隣の駅
関連項目
布施駅・太田川駅・知立駅・京急蒲田駅・青砥駅…同じ要塞(予定)駅。
正雀駅・東武動物公園駅 同じく島式2ホーム4線で、1番線のない2~5番線の駅。