概要
瀬戸内海の東にある島。行政区画上は兵庫県の一部である。瀬戸内海にある島では最大の島。
日本神話の国産みの神話において、イザナギとイザナミが最初に造った島とされる。
本州から阿波(つまり徳島県)に渡る途中に控えているので「阿波への路 → 阿波路(あわぢ) → 淡路」となったという説があるが国産みの話と矛盾している。しかし神話と地名の由来は無関係なので「阿波路」説を全否定するほどのものにはなっていない。
古今和歌集などにも名前が取り上げられている歌枕のひとつである。
江戸時代は徳島藩の一部であり、廃藩置県後も現在の徳島県と同じ名東県だったが、明治9年(1886年)に兵庫県に編入された。これは佐幕派であった徳島藩・蜂須賀家と明治新政府への帰順を説いた筆頭家老(淡路差配/洲本城主)・稲田家との確執(庚午事変/稲田騒動/洲本事件)に端を発した兵庫編入であり、同じように隠岐騒動で本土・出雲と喧嘩した隠岐は鳥取に編入されている。
1995年1月17日に発生した兵庫県南部地震(阪神淡路大震災)では甚大な被害を受けた。特に、震源に近いが故に被害が著しかった島の北部では、地表に「野島断層」という地震断層が出現した。
また、2013年には震度6弱の強い地震も発生している。
現在は明石海峡大橋と大鳴門橋とで本州および四国と結びつき、自動車で訪れることができる。
淡路島の工場にて、廃車体の部品を組み合わせて製造した運搬車「農民車」でも知られる。
淡路島の自治体
淡路島出身の有名人
関連タグ
淡路駅(阪急電鉄京都本線) 大阪市東淀川区に存在する「淡路」はかつて大宰府に流された菅原道真が当地についた際に淡路島と間違えたことが地名の由来とされている。