農民車
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のうみんしゃ
兵庫県淡路島に存在する農作業用の車両。廃車となった自動車や農業機械の部品を集めて組み立てられたものが多い。
淡路島で使用される農業用自動車。主に島内の鉄工所などで廃車になった車や農機具の部品などを組み合わせて自作された運搬車。そのため一台として同じ車両が存在せず、個性的な車両が勢ぞろいである。
車体は改造コストや貨物を運ぶ面での都合の良さから、乗用運搬車の廃車体が改造のベースにされることが多い。荷台は床板と背板だけの簡素なものや、あおり板(荷物の落下を防ぐための側板)を付けたもの、ホッパーなど用途に合わせた道具を据え付けたものなどがある。エンジンは動力耕耘機から取り外したものや汎用エンジンが修理・流用される。使いやすさ・メンテナンス性が重要視されるため、市販車より武骨な外観になることがほとんど。
基本的に屋根はなくエンジンなどもむき出しで、風雨により故障しやすいため、天候が荒れている間は基本屋根のある車庫や倉庫にしまわれ、やむを得ない場合を除いて使わない。近年では淡路島の名物としてインターネット上でも話題になりつつある。
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