概要
大阪府高槻市城北町二丁目にある阪急電鉄京都本線の駅(HK-72)。
東隣の上牧駅との間の距離は4.3kmあり、阪急電鉄で最も長い。
歴史
1928年1月16日に新京阪鉄道の淡路駅-高槻町駅間延伸と同時に高槻町駅(たかつきまちえき)として開業。同年11月1日にはここから京都西院駅(現在の西院駅)まで伸びた。
1930年9月15日に京阪電気鉄道が新京阪鉄道を合併し、当駅は京阪電鉄新京阪線の駅となる。
1943年1月1日に高槻町が市制施行、当駅も高槻市駅に改称。同年10月1日、戦時統合により京阪神急行電鉄(現在の阪急電鉄)の駅となる。京阪電気鉄道が再発足した1949年12月1日に阪急の京都本線の駅となる。
1981年3月から高槻市の「阪急京都線高槻市駅周辺連続立体交差事業」により高架化工事が行われた。工事中は引き上げ線が使用できなくなるため、京都寄りに高槻東信号所を折り返し用として設置、1号線の使用を停止。さらに1982年11月27日、西隣の富田駅京都方面行きホームに仮の待避線を設置した。1989年4月に大阪方面行きのりば、1993年10月に京都方面行きのりばが高架化され、1号線が復活。1994年3月31日、「阪急京都線高槻市駅周辺連続立体交差事業」が竣工した。
駅構造
島式ホーム2面4線の高架駅。2階にはごあんないカウンターや定期券売り場がある。
京都寄りに引き上げ線があり、当駅で普通電車が折り返す際などに使われる。
内側の2・3号線が本線、外側の1・4号線が待避線。1号線に当駅止まりの電車が到着し、乗客を降ろした後で引き上げ線に入り、4号線へ折り返し、4号線から当駅始発の電車が発車する。
駅ビルは「ミング阪急高槻」と名付けられ、阪急電鉄が運営している。コナミスポーツクラブ、エステティックTBC、飲食店、ファッション店、理容室、スーパーマーケットKOHYOが入居するほか、高槻市の観光情報コーナーがある。
路線バスは北口に市営バス、南口に京阪バス(枚方市駅へ向かう)が乗り入れる。
運行形態
平日にはすべての電車が停車。土日祝日に運転される快速特急と、行楽期に嵐山方面へ直通する臨時電車が当駅を通過する。
普通電車は日中の梅田からのすべての電車、地下鉄堺筋線天下茶屋からのほとんどの電車は、この駅で折り返す。特に、OsakaMetroの車両は当駅から京都寄りへは通常乗り入れない。
多くの普通電車が折り返すのをカバーするため、準急は当駅から京都寄りの各駅に停車する。
日中の河原町行きの特急は、当駅止まりの普通電車や準急と接続する。梅田行きの特急は当駅始発の普通電車と片接続し、平日は加えて準急とも接続する。
駅周辺
- 高槻駅(JR京都線)
- 大阪医科大学・大阪医科大学附属病院
- 関西大学高槻ミューズキャンパス
- 関西大学初等部・中等部・高等部
- 高槻市役所
- 高槻市立中央図書館
- 高槻市消防本部・中消防署
- 高槻警察署
- 高槻駅前郵便局
- ゆうちょ銀行高槻店
- 高槻郵便局
- やよい軒高槻店
『THE iDOLM@STER』に登場するキャラクターの高槻やよいにちなみ、やよい軒高槻店には多くのアイマスPが訪れる。
利用状況
- 2022年(令和4年)度の1日平均乗降人員は59,832人である(大阪府統計書より)。
年度別
年度 | 乗降人員 |
---|---|
2008年(平成20年)度 | 63,429人 |
2009年(平成21年)度 | 60,218人 |
2010年(平成22年)度 | 61,253人 |
2011年(平成23年)度 | 62,854人 |
2012年(平成24年)度 | 63,556人 |
2013年(平成25年)度 | 63,979人 |
2014年(平成26年)度 | 64,324人 |
2015年(平成27年)度 | 64,824人 |
2016年(平成28年)度 | 64,261人 |
2017年(平成29年)度 | 64,173人 |
2018年(平成30年)度 | 63,125人 |
2019年(令和元年)度 | 64,875人 |
2020年(令和2年)度 | 57,059人 |
2021年(令和3年)度 | 58,490人 |
2022年(令和4年)度 | 59,832人 |
隣の駅
種別 | 前の駅 | 当駅 | 次の駅 | 備考 |
---|---|---|---|---|
快速特急 | 通過 | |||
| 茨木市駅(HK-69) | 高槻市駅 | 長岡天神駅(HK-77) | |
準急 | 茨木市駅 | 高槻市駅 | 上牧駅(HK-73) | 当駅から京都方面は各駅に停車。 |
普通 | 富田駅(HK-71) | 高槻市駅 | 上牧駅 |