概要
大阪市東淀川区相川1丁目に所在する、阪急電鉄京都本線の駅。番号はHK-65である。
1928年に新京阪鉄道の吹田町駅として開業し、1954年に現在の駅名に改めた。東に1kmほど離れた場所にはOsakaMetro今里筋線井高野駅が、神崎川を渡り吹田市に出て西に1kmほど行くとJR吹田駅があり、当駅はその両駅の概ね中間地点に位置する。
ちなみに地名の由来は、当駅の近辺が安威川(茨木市に発する)と神崎川との合流地点であることから。
駅西側には大阪成蹊大学・短期大学が立地する。
共に日中1時間の本数は少ないものの、駅の西側からは阪急バス、東側からは大阪シティバスが発着している。
阪急バスの路線は、現在大阪市内に乗り入れる数少ない路線のひとつでもあり、吹田駅を起点にダイキン工業前・南摂津駅を経て、上鳥飼とを結ぶ(平日朝方1便のみ、さらに1つ先の摂津ふれあいの里へ向かう)路線が、当駅を経由する。かつては転車台があり、江坂駅を経て服部天神駅や豊中駅へ向かう路線も発着していた。
大阪シティバスの路線は井高野駅経由で井高野営業所とを結ぶ短距離の1路線のみだが、この路線は大阪シティバス最北端の路線となっている。蛇足だが同社最南端は住之江公園駅と堺駅を結ぶ路線。
駅構造
築堤上にある島式2面4線の高架駅。大阪学院大学の最寄り駅である隣の正雀駅ともども、大学最寄り駅ながら普通電車のみが停車する。
また正雀駅との間にOsakaMetro堺筋線東吹田検車場があることと、同検車場および正雀車庫の配線との兼ね合いから、出庫を兼ねた当駅発電車が大阪市内方面に向けて若干設定されている(入庫は正雀駅行)。
利用状況
- 2019年(令和元年)度の1日平均乗降人員は21,425人である(大阪府統計書より)。
利用状況比較表
年度 | 乗降人員 |
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2008年(平成20年)度 | 18,053人 |
2009年(平成20年)度 | 16,746人 |
2010年(平成20年)度 | 16,703人 |
2011年(平成20年)度 | 16,495人 |
2012年(平成20年)度 | 17,764人 |
2013年(平成20年)度 | 18,080人 |
2014年(平成20年)度 | 18,545人 |
2015年(平成20年)度 | 18,904人 |
2016年(平成20年)度 | 19,675人 |
2017年(平成20年)度 | 20,820人 |
2018年(平成20年)度 | 17,656人 |
2019年(令和元年)度 | 21,425人 |
余談
- 現在、大阪市に所在する駅で最北端の駅は前述の井高野駅だが、今里筋線開業以前はこの相川駅こそが大阪市最北端の駅だった。
- 戦前には静岡県(静岡鉄道駿遠線)、および三重県(中勢鉄道)にも同名の駅が存在したが、前者は開業から10年ほどで廃駅となり、後者は1943年に路線そのものが廃止された。駿遠線ものちに廃止され現存していない。
- 隣駅の上新庄出身の歌手の相川七瀬の名前の由来(出身地の隣駅からつけた)と言われていたが、氏本人がその説を否定している。
隣の駅
前述の通り、準急以上は通過する。
←下り | 備考 | 上り→ | ||
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普通 | 上新庄駅(HK-64) | 当駅 | ※ | 正雀駅(HK-66) |
※···OsakaMetro東吹田検車場
関連
川越駅、南古谷駅···埼京・川越線の車両のねぐらである川越車両センターへの出入庫が一方通行である点が、当駅&正雀駅〜東吹田検車場の関係と似ている。ただし川越車両センターがある川越線南古谷〜川越間は単線。