概要
「京とれいん」の記事も参照。
十三駅5号線のホームにホームドアを設置する際、阪急6300系使用の「京とれいん」がホームドアの規格に合わないため「十三駅通過」措置を取ることに。その際、誤乗防止と十三駅停車の「快速特急」との区別を兼ねて、列車種別名に「A」を付加した新種別「快速特急A」を設定していた。
- 昼間の準急を半数間引く形で設定された為、河原町行は堺筋準急への乗換目的で大阪梅田-淡路のみ利用の乗客も多かった。
- 信号・踏切システムの関係で、十三駅では旅客扱いを行わない運転停車を行っていた。
- 6300系の「京とれいん」は1編成しかないため検査時は別系列による代走が行われていたが、扉がホームドアと合っていても「快速特急A」のままで十三駅を通過した。
- 京都線用大阪梅田行ホームの6号線はホームドア未設置であるにもかかわらず大阪梅田行も通過扱いとされていた。(※)
- 2022年12月17日のダイヤ変更に際し6300系の「京とれいん」運用の設定が終了したため、列車種別としての「快速特急A」は消滅している。
※制度上では「神戸線もしくは宝塚線への乗換目的で大阪梅田駅へ乗り越して大阪梅田-十三を重複乗車すると当該区間の往復運賃を別途払う必要がある」とされており、正規の方法で快速特急Aから両路線へ乗換えるには「淡路で各停に乗り換えて十三まで乗車」という余計な乗換が増えていた。逆方向は直前を走る特急への乗客集中を招く一因になるが、実際は重複乗車で大阪梅田で乗換える人が多かった。
なお、この問題は普通乗車券や定期乗車券利用の場合であり、阪急全線で有効なフリーパス利用であれば重複乗車しても問題ない。