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サザン

さざん

「南の」という意味の英語の形容詞。(Southern) 他にも色々な意味で使われている。
目次[非表示]

1. サザンオールスターズの略称。
2. 南海電気鉄道が運行する特急列車の愛称。本項で説明。

南海特急「サザン」

南海電気鉄道の有料特急列車のひとつ。1985年運行開始。旧1000系で運行されていた特急「四国号」はサービス面に問題があったことから、代替車両は指定席料金が必要な指定席車と指定席料金不要の自由席車が編成を組んで運用する方式を採用。「サザン」の列車名に改められた。

名古屋鉄道名鉄特急でも似たような運用方式を採用しているが、名鉄特急は指定席車・自由席車で固定編成を組んでいるのに対し、「サザン」は特急形車両(指定席車)と通勤形車両(自由席車)で編成が独立している。これは朝と夜の時間帯は指定席車のみの組成、それ以外の時間帯は自由席車つきの組成として、編成の組みかえができるようにしたためである。指定席車のみの組成運用は2009年のダイヤ改正で消滅した。

運行区間は南海本線なんば駅から和歌山市駅和歌山港駅(和歌山港線)までの間。朝と夜に運行されている和歌山港駅発着の「サザン」は、終点の和歌山港駅で徳島港行きの南海フェリーに連絡している。

使用車両

指定席車に10000系

10000系

「サザン」専用の指定席車。抵抗制御で、連結器が自動連結器という手をつなぐように連結するタイプのものしかないのと、走行機器の関係上、同形式同士または7000系・7100系としか連結できない。扉は、貴重な折戸式。室内の仕切り扉も、半透明で褐色に着色されているなど、レトロな雰囲気が目立つ。一方、後から追加された10007編成~10010編成の中間車は近代的な雰囲気を思わせる。

2011年9月から、全車禁煙化が実施された。後述の12000系の導入に伴い、10000系については7編成のうち2編成が運用離脱し、廃車されている。10004編成は、南海創業130周年を迎えた記念として2015年から1年間限定でデビュー当時の旧塗装になっていた。

登場当初は2両固定編成だったが、現在は4両固定編成となっている。4両編成化後の組成は次の通り。10001編成~10003編成の2両編成3本は、中間車化改造によって10004編成~10006編成に組み込まれ、10007編成~10010編成の中間車は新造とした(編成表のうち太字の数字の車両)。

←和歌山市・和歌山港 難波→

  • 10904-10104-10804-10004
  • 10905-10105-10805-10005:廃車済み
  • 10906-10106-10806-10006:廃車済み
  • 10907-10107-10807-10007
  • 10908-10108-10808-10008
  • 10909-10109-10809-10009
  • 10910-10110-10810-10010

7000系

10000系の自由席車として連結される車両。片開き扉。老朽化のため、2015年秋に引退した。ネット上では塩害魔王の呼び名があった。
また最後まで残った7037編成4両は、10004編成と同じく130周年記念と、運行終了の記念として引退までの3ヵ月間旧塗装に変更された。

7100系

7000系のマイナーチェンジ車。こちらも10000系の自由席車として連結される。両開き扉で在籍車両数も多いため、「ラピート」以外の優等列車や普通運用につくオールラウンダー。老朽化のため、後述の8300系への代替が進んでいる。

指定席車に12000系

12000系

【HD南海04】見た目以上にSHARPです【12000系】


2011年9月に運行開始した「サザン」の指定席用車両。南海の特急形車両で初のステンレス車。
「サザン・プレミアム」という愛称がある(運用は10000系と共通で、列車名も「サザン」のまま)。この車両では、全車に空気清浄機(鉄道車両で初めてシャープ製のプラズマクラスター発生器を採用)が設置される。関西の電車かつ大手私鉄で空気清浄機が導入されるのはこの車両で初であり、特急形車両で禁煙車にも導入されるのもこの車両が初となる。

制御装置は8000系と共通のIGBT素子のVVVFインバーターである。連結器は電気連結器+密着式連結器を使用。

2016年以降は高野線特急の定期検査に伴う「泉北ライナー」の代走も担当している。

泉北高速鉄道12000系


2017年には「泉北ライナー」向け姉妹車両の泉北高速鉄道12000系が運行を開始。その後期間限定で2018年8月20日から9月22日にかけて12021編成が「サザン」運用を担当した。

8000系

2008年にデビューの通勤形車両。12000系の自由席車として連結される。「サザン」運用以外では8両編成の空港急行運用が多い。1000系とも連結可能。

8300系

2015年にデビューの通勤形車両。8000系同様12000系の自由席車として使われるとのことだが、2018年現在まで運用実績はない。1000系とも連結可能。

1000系

先述の通り、1000系は8000系・8300系・12000系と連結可能なので、特急サザンの自由席運用に就くことも可能だが、試運転で連結し走行したのみで現在のところ定期列車としての運用実績はない。

9000系

「サザン 自由席」の方向幕は12000系デビュー以前から用意されていた。
構造上1000系・8000系・8300系・12000系と連結可能だが、空調装置のメーカーが異なるため、営業線上での運用は原則行わないことになっていた。

「サザン」は指定席車と自由席車の間にもう1人車掌が乗務しており、空調装置は編成別に制御することで12000系と9000系の連結・営業運転が可能になっている。初めての組成は2015年12月10日。

停車駅

なんば-新今宮-天下茶屋--岸和田-泉佐野-尾崎-みさき公園-和歌山大学前-和歌山市(-和歌山港※1)

※1:定期列車だが、徳島港行きの南海フェリーに合わせているほか、和歌山市発着で和歌山港線普通へ1度乗り換えさせられる列車もあるため、基本的に少ない。
この他、通常は通過するが、野外ライブが行われる日に泉大津駅に臨時停車することがある。

設定当初のなんば駅~和歌山市駅間の途中停車駅は新今宮・堺・岸和田・泉佐野の4駅のみであったが、急行の削減と天下茶屋駅の主要駅化に伴い順次停車駅が追加されていき、2014年10月ダイヤ改正で現在の停車駅に。

関連タグ

南海電気鉄道 南海 南海電車 南海電鉄 特急
ラピート こうや りんかん 泉北ライナー 天空

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