露出とは
- 隠れていた物が露わになること、主に覆い隠されていたものがむき出しになること。
- 1から転じて、マスメディアでテレビなどに登場したり紹介されること。特にその頻度などに使われる。
- カメラのレンズを通ってきた光の量。または、その光をフィルムや印画紙、CCDなどの素子にあてること。露光。
俗に使われる「露出」
上記1の意味から「人が普段衣服によって隠している素肌などをむき出しにすること」にも使われ、特に「野外など隠すべき状況で隠すべき部分を露出する行為」自体が「露出」という単語で表現されることが多い。例えば「露出行為」という言葉はそれのみで「人が隠すべき体の一部あるいは全部を露出させる行為」を指す。
pixivにおいても主にそうした意味の「露出」がシチュエーション用のタグとして使われている。ただしpixivでは「露出」と呼べる作品であっても他に同系統のタグがある場合そちらだけを使って併用されないことも珍しくない。
なお素肌を露出する行為であっても、状況としてそれが当然である(着替えや入浴など)と言える場合は俗な意味で「露出」と呼ぶことは少ない。「その状況として隠すべきなのに隠していないこと、特にむき出しにすること」から俗に「露出」と呼ぶのであって、通常隠さない状況であれば、たとえ裸でもただのヌードなどとして扱われやすい。
ただし「露出」として扱うかどうかはそうした「普通なら隠すべきだ」と思う観点から判断されるため、それぞれの主観に左右される。極端な例だがヌーディストビーチはその場において全裸がルールとなっているためいわゆる「露出」ではないとも言えるが、しかしそれを自然なことだと思えない別の視点からは「野外の公共の場で素肌をさらす露出行為」だと認識される。
他にも、たとえ秘所局部などを露出していなくとも常識的に隠すべき範囲が露わになっているのならいわゆる「露出」だと捉えることもある。特に着衣状態であっても常識的に隠しているべき下着がむき出しになっていれば「露出」だと捉えることもできるし、あるいは水着であってもマイクロビキニのように面積が少なければ「露出」だと捉えることができる。
ややこしい例として、公衆浴場は入浴のため露出と言われにくいものの他人に素肌を見せることに抵抗があれば「露出」のようにも感じる。あるいは同性なら抵抗が無くとも、混浴では異性にも肌を見せるため「露出」のように感じられやすい。そして「異性の浴場」へ侵入し入浴をする状況は(他にも色々と要素が込み合ってしまうが)いわゆる「露出」となる。一応安全上、規定以下の子供であれば保護者同伴で異性の浴場へも入浴でき意識されなければ自然な状況ではあるが、不自然だと意識してしまうと「露出」のように認識される。
「露出」の方向性
一口に「露出」と言ってもその幅は非常に広く、嗜好や創作表現の方向性はいくつかに分かれている。
特に「人としての尊厳を捨てるように下品であられもない姿を公衆へ見せびらかし反応を確認するような露出プレイ」などのハードな方向性もあれば、反対に「恥じらいを感じながら気づかれないように人目につきにくい所でこっそりとする露出プレイ」などのソフトな方向性もあり、他にも「水着が脱げて流されてしまうハプニングの露出」や「特に羞恥心や警戒心も無く素肌をさらけだしている露出」などなど、「露出」でも露出する状況やその心理状態は単一なものではない。
典型的な「露出」は「露出して羞恥や興奮を得ているシチュエーション」だが、衆人の多寡や有無・羞恥や興奮の有無・強制的か自発的か・露出度なども一つ一つの要素であって「露出」の条件ではないと言える。
そのためたとえ「露出モノが好き」だとしてもその内容によって好みが分かれることもある。