曖昧さ回避
- 隠れていた物が露わになること、覆い隠されていたものがむき出しになること。→晒す
- 人物や事柄などがマスメディア、特にテレビに紹介されること。
- 写真や映像の撮影において、フィルムや印画紙、乾板、撮像素子を光に晒すこと。露光。本項で詳述。
- 素肌などをむき出しにする行為。pixivにおいては主にこうしたシチュエーション用のタグとして使われている。
カメラの露出
写真を撮影する時に取り込まれた光の量。カメラのレンズの絞りで調整でき、これに露光時間(シャッタースピード)を掛け合わせることで決まる。さらにこれを撮像素子(デジタルカメラの場合。アナログなら写真フィルムなど)で増幅させることができるが、この増幅量の基準がISO感度である。
つまり大雑把に言うと、写真の露出量は「絞り×シャッタースピード×ISO感度」で決まってくる。露出量が足りないとモチーフが真っ黒になり何が写っているか分からなくなる「黒潰れ」を起こすが、露出オーバー(ハイキー)になると撮像素子が取り込める光の量が飽和しモチーフの質感や色が不明瞭となる白飛びを起こす。
写真の表現手法の一つとして意図的に露出オーバー気味に撮影することもある。(画像はイメージ)
多くのカメラには、写真の明るさが適正となるよう露出を自動でコントロールする「自動露出(AE)」機能が搭載されているのだが、画面の一部が極端に暗く、一部が極端に明るい場合はうまく機能しない(画像はイメージ)。
敢えて人物を黒潰れさせてシルエットを浮かび上がらせたい場合などは、意図した表現になるよう手動で露出補正をかける必要がある。
関連タグ
露出シチュエーション
上記1.の意味から「人が普段衣服によって隠している素肌などをむき出しにすること」にも使われ、特に「自ら裸になること」が「露出」「露出行為」として表現されることが多い。
ただしpixivでは「露出」と呼べるシチュエーションを描いた作品であっても、他に同系統のタグがある場合特にタグ付けされないことも多い。
「露出」の方向性
一口に「露出」と言ってもその幅は非常に広く、嗜好や創作表現の方向性はいくつかに分かれている。
特に「人としての尊厳を捨てるように下品であられもない姿を公衆へ見せびらかし反応を確認するような露出プレイ」などのハードな方向性もあれば、反対に「恥じらいを感じながら気づかれないように人目につきにくい所でこっそりとする露出プレイ」などのソフトな方向性もあり、他にも「水着が脱げて流されてしまうハプニングの露出」や「特に羞恥心や警戒心も無く素肌をさらけだしている露出」などなど、「露出」でも露出する状況やその心理状態は単一なものではない。
典型的な「露出」は「露出して羞恥や興奮を得ているシチュエーション」だが、衆人の多寡や有無・羞恥や興奮の有無・強制的か自発的か・露出度なども一つ一つの要素であって「露出」の条件ではないと言える。
そのためたとえ「露出モノが好き」だとしてもその内容によって好みが分かれることもある。