バルディッシュとは……
- 東欧で使われた戦闘用の斧の一つ。刃が薙刀と斧を足して2で割ったような形状をしている。
- アニメ『魔法少女リリカルなのは』シリーズに登場するインテリジェント・デバイス(自立意思を持つ魔法アイテム、メインイラストのもの)
武器
ロシア発祥のポールウェポン。ハルバード等と比較して大振りな刃を持つのが特徴。
別称としてバルディーシュ、バーディッシュとも。
先端が長く突き出ており、斧のように断つだけでなく槍のように突くことも可能な万能武器でもある。時代が下り、16世紀頃のものは先端が槍のように尖り、17世紀に入ると斬撃に特化させるためにより半月型に近い先端へと改良されている。
その威力の高さから、「キリスト教で禁止武器に指定された」という俗説を持つ。
下記の「バルディッシュ」の原形でもある。
関連タグ
インテリジェント・デバイス
TVアニメ「魔法少女リリカルなのは」シリーズの登場人物、フェイト・テスタロッサ(フェイト・テスタロッサ・ハラオウン)が持つインテリジェント・デバイス。通称「閃光の戦斧」。(CV:ケビン・J・イングランド)
リニスがフェイトのために作ってあげた。
機械的ながらもどこか礼儀正しいレイジングハートと対照的に、対応は無骨かつ必要最小限。さながら「指揮官に従う下士官」を思わせる。しかし、主に対しては常に忠実であり、損傷を受けてなお主と共に戦う姿に「漢」を感じるファンも多い。
余談だが、ワイルドアームズクロスファイアにおいてアックスバトラー用のポールアームに本機のオマージュと思われる「パルディッシュ」という武器がある。
形態
バルディッシュ
デバイスフォーム
基本形態。斧のような形になる。
サイズフォーム
近接戦闘に特化された。鎌のような形になる。
シーリングフォーム
ジュエルシードを封印するときに使われる。ヤリのような形になる。
バルディッシュ・アサルト
シグナムとの戦いで大破したバルディッシュが、ベルカ式のカードリッジシステムを搭載されることで、大きく強化されて復活した。
アサルトフォーム
形は「デバイスモード」に似ている。最もこれが使われる。
ハーケンフォーム
近接戦闘に特化された。「サイズフォーム」に形が似ている。
ザンバーフォーム
大きな剣の形になる。最大出力モード。
ライオットフォーム
『StrikerS』より登場。「ザンバーフォーム」の強化版で、片手剣(ライオットブレード)・双剣(ライオットザンバー)・二刀流(ライオットザンバー・スティンガー)・大剣(ライオットザンバー・カラミティ)とバリエーションが多い。
第五世代デバイス
『Force』より登場。魔力無効化メタ及び魔力強化対応となって強化されて、片手剣・双剣・二刀流は「ライオットブレードII」に、大剣は「ライオットザンバーII」と名前が変わった。
返答について
バルディッシュは必ず"Yes sir"と答えるが、
実際の英語圏において女性上官には通常sirは使わず、ma'amを使うため"Yes ma'am"と答える。
何故ma'amではなくsirなのかは詳細は不明だが、ファンによる小説などではこのことを考慮して
バルディッシュが"Yes ma'am"と答えるように描かれている作品も存在する。
アメリカ海軍では伝統的に士官の性別に限らずsirと呼ぶという都市伝説(実際には女性仕官相手にsirを使うと侮辱と取られるのでma'amを使う)があるのでそれに倣ったという説もある。