CV. 水樹奈々
概要
なのはのライバルでもあるもう1人の魔法少女。
なのは同様魔導師としての才能は非凡なものがある上に、幼い頃から母の使い魔であったリニスから戦闘訓練を受けて驚異的な速度でその教えを習得しており、その実力は出会った当初のなのはを手も足も出させずに敗北に追い詰めた程。
魔力光は金色。魔力変換資質「電気」を保有し、変換プロセスを踏まずに電気を発生できる。
AAAクラスの優秀な魔導師で身体能力も高く、射撃・砲撃・広域攻撃・近接格闘とオールラウンダーな能力を持つが、自慢のスピードを生かすため中・近距離格闘や高速移動からの斬撃による一撃離脱を得意とし、射撃・広範囲魔法も優れた前衛戦闘型だが、バリア出力の低さなど防御面に難があり、また攻撃に傾倒し過ぎるためトラップに弱いと後にクロノに指摘された。
A's以降は防御を捨てて更にスピードに特化したソニックフォーム(strikers以降は真・ソニックフォーム)を使い分けるようになった。
あまり表に出さないが、本来は争いごとを嫌い心優しい性格で、プレシアから虐待同然の酷い仕打ちを受けながらも懸命に尽くそうとするなど、強い意志とプレシアを救いたいが故に頑固な一面を持ち合わせている。またプレシアの自身への仕打ちや自身の記憶の曖昧さなどをまったく疑わずジュエルシードを集めをするなど、純粋で素直な一面を持つ。
クレーンゲームの景品のフィギュアとぬいぐるみのCMでは今でもなのはをライバル視している節を見せている。また、ミッドチルダ最強のエースとして名を知られて優遇されがちななのはに比べ、敗戦が多く母親に罪を擦り付けられる他、意外と周囲からも評価される描写も少ないなどリリカルなのはシリーズの主人公キャラとしては損な役割が多く貧乏くじを引くことが多い。
なのはの女の子らしい容姿やフェイトの運動神経の良さと剣が武器であることからファンや声優の水樹からは「なのはの王子様」や「イケメンキャラ」など女の子扱いされないことが多いが実際はなのはよりも女の子らしい面があり、キャロからは「守ってあげたくなるお姫様キャラ」と評されている。
使い魔のアルフとは「使い魔と主人」の関係を越えた深い絆で結ばれており、姉妹のような関係である。
正体はプレシアが事故で娘のアリシアを失い、彼女を生き返るために研究していた「使い魔を超える人造生命の作成と死者蘇生の研究『プロジェクトF.A.T.E』」で生み出されたアリシアのクローンであり、その肉体にアリシアの生前の記憶を持たせるために「記憶転写」を施し、誕生した。
当初はアリシアの生前の記憶を持って目覚めたが、アリシアとは似ても似つかない事で、失敗作と判断し、その部分の記憶は消された。
作中での活躍
無印におけるフェイト
週刊少年ジャンプよろしく高町なのはのライバルとして登場。母「プレシア・テスタロッサ」のために「ジュエル・シード」を集めていた。「ジュエル・シード」を探す過程で高町なのはと出会う。「ジュエル・シード」を奪い合ううちに少しずつ交流を重ね、互の全ての「ジュエル・シード」を賭けて全力の勝負を行うも敗北。更にプレシアに自分がアリシアのクローンであったこと、プレシアが自分を嫌っていたことを突き付けられて一時は絶望するも立ち直り、なのはのピンチを救った。全てが終わった後、なのはと和解しお互いのリボンを交換した。
「A's」におけるフェイト
ライトニングフォーム | ソニックフォーム |
無印の事件(プレシア・テスタロッサ事件、もしくはジュエルシード事件)の後、リンディ・ハラオウンの尽力で保護観察処分に留まり、嘱託魔導師の資格も取得している。リンディからは養子にならないかと誘われているが、この時点では保留している。
なのはが強襲されたと聞いて応援に来るのが始まり。のちに介入したシグナムと対決となるが、フェイトは負けてしまい、バルディッシュも破壊されてしまった。
この出来事の後、事件の捜査本部を地球に置くため(という名目で)ハラオウン家と共に地球に移住。彼女はなのはと同じ学校に入る一方、強化されたバルディッシュ改めバルディッシュ・アサルトを手にシグナムとの再戦を繰り広げた。
終盤では闇の書の意思(リインフォース)に本の中に吸い込まれ、プレシアとアリシアのいる幻想の中に入る。フェイト自身も天国だと思ったが、しょせん幻想だと振り切り、アリシアとの会話の後脱出する。
劇場版ではこの時白いマントを纏ったブレイズフォームとなった。
その後、仲間たちと共に闇の書の闇を破壊して事件の解決に一役買った。
「Strikers」におけるフェイト
19才。リンディ・ハラオウンの義理の娘(クロノ・ハラオウンの義理の妹)となったため、名前が「フェイト・T・ハラオウン」になっている。
時空管理局にて執務官となり、各世界の取り締まりに入っている。
機動六課ではライトニング部隊長も務め、エリオとキャロの面倒を見ている。
8話以降、ファンから「フェイトそん」と呼ばれ始める。
事件のクライマックスでは、事件の首謀者にしてプレシアとは研究仲間であるジェイル・スカリエッティとの対決を繰り広げる。
事件の後の最後の模擬戦において、フェイトは聞かされていなかったようで最初オロオロしていた。
「Vivid」におけるフェイト
なのはとヴィヴィオと一緒に暮らしている。
ヴィヴィオの「大人モード」への変身を初めて見たフェイトは「Strikers」でのヴィヴィオのあの姿を思い出して泣き出すなど、過保護の度合いはいっそう高まっているようだ。
後に行われた模擬戦では、エリオと対決を繰り広げていた。
なお、バリアジャケット時の髪型が、ツインテールから、ストレートにその下部分をリボンで結ったものになっている。
ちなみに16巻でのヴィヴィオの台詞から推察するに、ヴィヴィオからの認識では「実の母」呼びする程家事をしてる様子等をよく見ているなのは(ママ)よりも、フェイト(ママ)の方が女子力が上だと認識されているようである。
「Force」におけるフェイト
インパルスフォーム | 真・ソニックフォーム |
悪の秘密組織「フッケバイン」の捜索を行っている。
新たなる戦力・ライオットブレードⅡで立ち向かう。
再びバリアジャケット時の髪型が変わって、髪の毛を後頭部の下半部で結ったものになっている。
使用する魔法
フェイトの使用する魔法の多くには己の資質である「魔力変換資質・発電」によって、雷撃効果が付与されている。
- フォトンランサー(Photon Lancer)
体の周囲に生成した発射体(フォトンスフィア)から、槍のような魔力弾を発射する直射型射撃魔法。
直線飛行のみで誘導性能を有しないが、代わりに弾速が速く連射も可能。
フェイトが最初に習得した魔法で、それだけに熟練しており、信頼性も高いために多用されている。 フェイトはインテリジェントデバイスなしでも発動できる(小説)。
第1期第4話の初出時では、「フォトンランサー・フルオートファイア」だった。
なお、初めて使われた第1期第4話で、なのははフォトンランサーの直撃を受け、一撃で昏倒してしまった(スターターブック)。
第1期第11話ではなのはの退路に用意しておく、遠隔発生と呼ばれる技術も見せた。
- フォトンランサー・マルチショット(Photon Lancer Multishot)
フォトンランサーのバリエーションの1つ。
複数のフォトンスフィアを体の周囲に生成、同時に発射する魔法。
第1期第8話では、アルフがクロノからフェイトを逃がすために使用した。 また第11話での決戦時にフェイトがなのはのディバインシューターと撃ち合ったのもこの魔法。
アルフも同じ魔法を使えるが、射撃が得意ではないアルフのランサーは威力や精度がフェイトのそれより劣るため、牽制・攪乱用に着弾時炸裂効果を付与している。
- フォトンランサー・ファランクスシフト(Photon Lancer Phalanx Shift)
第1期第11話で使用した、第1期時点でのフェイトの最強攻撃魔法。
直射系射撃魔法に分類され、30発以上のフォトンスフィアより繰り出される、フォトンランサーの一点集中高速連射。
小説版によると、生成されるフォトンスフィアは38基。 ここから毎秒7発の斉射を4秒継続することで、合計1064発のフォトンランサーを目標に叩きつけることになる。
メガミマガジンの設定資料での記載もほぼ同様で、継続時間の表記はないが「合計38基のフォトンスフィアから秒間7発の高速連射を行う『一斉射撃』」とされている。
なのはのスターライトブレイカーほどではないが、この魔法も呪文詠唱にそれなりの時間が掛かるため、使いどころはかなり難しい部類といえる。 本編中では、なのはをライトニングバインドで拘束して時間を稼いでいた。 また、フェイト自身の魔力を莫大に消費するため、1度使うと後がない状態に追い込まれかねないことも注意点と思われる。
なお、小説ではバリアジャケットの原形をかろうじて保っていられるほどの損害をなのはに与えている。
本編中での発動呪文は「アルカス・クルタス・エイギアス。疾風なりし天神、今導きのもと撃ちかかれ。バルエル・ザルエル・ブラウゼル。フォトンランサー・ファランクスシフト。撃ち砕け、ファイアー」。
- プラズマランサー(Plasma Lancer)
フォトンランサーの発展型の直射系射撃魔法。
フォトンランサーと比べ、発射された弾自体に強度があり、目標に命中しなかった場合「ターン」のキーワード(遠隔操作)で方向転換し、再度目標へ向けて攻撃が可能。
このため、ある程度の誘導を可能とするようになったが、操作性はディバインシューターなどと比べると、あくまでも直線的。
発射時及び再発射時に、弾体及び発射体(スフィア)の一つ一つを環状魔法陣が取り巻くのが印象的。 ちなみにこの環状魔法陣は加速発射システムの意味がある。
環状魔法陣なしに発射体(スフィア)のみを生成することで放ったり、吹き飛ばされながらもバルディッシュ・アサルトを媒介にして放ったりと様々な発射方法がある。
- アークセイバー(Arc Saber)
第1期の時点でのみ使用していた、誘導制御型射撃魔法。第1期第4話で初使用。
サイズフォームの先端に形成した、魔力斬撃用の圧縮魔力の光刃を発射する魔法。光刃はブーメランのように回転しながら飛行する。
発射後、任意の時点でキーワード「セイバーブラスト(Saber Blast)」で刃を爆発させてダメージを与えることも可能(小説など)。
刃を飛ばしてしまうが、すぐに刃は再生される。現在のところ、単発でしか使用していないため、連射はできないものと思われる。
弾速は速くはないが、バリアを「噛む」性質があり、軌道も変則的なので攻撃される側にとっては防御・回避しにくく厄介ではある。
また、当然使い手のフェイトはこの性質を熟知しており、特に魔導師相手に使う際には、囮として使ったり、相手の動きの妨害や足止めに使うなど、直接の攻撃というよりはむしろトリッキーな使い方をしている。
小説では、なのはのディバインシューターを両断しての攻撃という、攻防一体性も見せた。
- ハーケンセイバー(Haken Saber)
『A's』以降使われている、ハーケンフォーム時のアークセイバーに当たる魔法。
ハーケンフォームの刃を飛ばして攻撃する。 刃の形状は、射出したときは三日月型だが、飛翔しながら高速回転して円形状に変化する(VFB及びA'sDVD第3巻ブックレット)。 高い切断力と自動誘導の性能を持つ。ただし映像で見た限りでは速度など性能面に特に変化は認められない。
『A's』第7話で、シグナムはハーケンセイバーが放たれた後から自分の攻撃を仕掛け、それから改めて回避行動をしていた。
- サンダースマッシャー(Thunder Smasher)
フェイトが使う遠距離・直射系砲撃魔法。バルディッシュのデバイスフォームから放たれる。
ディバインバスター同様魔力をぶつけての封印ができる(スターターブック)。
バリア貫通能力や魔力のぶつかり合いではなのはのディバインバスターに劣るが、雷撃を伴うため、命中時の直接的な破壊力はこちらが勝る。
ただし、術者のフェイトは高速機動を得意としており、逆に防御にはやや難ありで、足を止めて撃ち合うのには向いていないため、使用頻度は低い。 フェイトの戦法の一つとして、この砲撃自体をフェイントに使うこともある(第1期第5話、漫画版Report2)。
どちらにせよ実際に行使されている魔法はこのサンダースマッシャーであることが、第1期DVDブックレットの解説等の資料によって明らかにされている。
- プラズマスマッシャー(Plasma Smasher)
中・近距離砲撃魔法。電光を伴う純粋魔力攻撃。最大射程を犠牲に威力と発射速度を高めている。
サンダースマッシャーのバルディッシュ・アサルトバージョン。
バルディッシュから直接発射ではなく、左手から片手で放たれている。
ディバインバスターのように、発射するとき加速・増幅用の環状魔法陣が複数生成されるのが特徴。
『A's』本編中で第7話と第10話の2回、プラズマスマッシャーは使用されているが、どちらも防がれている(1度目はシグナムの飛龍一閃と相殺、2度目は闇の書の意志)。
- トライデントスマッシャー(Trident Smasher)
プラズマスマッシャーの発展系と思われる、直射系砲撃魔法。
プラズマスマッシャー同様に、バルディッシュから直接発射ではなく、左手から片手で放たれている。
放射面の魔法陣中央から一本、続いて同じく放射面の魔法陣の中央を基点に上下に一本ずつ、枝分かれするようにトライデント状に3つに分かれた直射砲撃が飛び、着弾点で結合することで反応、雷撃を伴う大威力を発生させる。
中近距離の高速戦闘において高い威力を発揮する。
第12話でなのはのエクセリオンバスターと同時にクアットロたちに放った。
なお、この時お互いの魔法が相殺されたことから同程度の威力であろうと推測されている。
- サンダーレイジ(Thunder Rage)
ロックオン系の範囲・広域攻撃魔法。バルディッシュのシーリングフォームから放たれる。
バインド能力を持つ雷光で範囲内の目標を拘束し、動きを止めた上で雷撃により一斉攻撃を行なう。この雷撃は精度が高く、範囲内でも術者が目標としたもの以外には影響を及ぼさない。
フェイトの無詠唱では最強の攻撃魔法。また、バルディッシュがない状態でも、呪文詠唱で発動できる(1期SS02)。
総合威力はディバインバスター・フルパワーとほぼ同等と推測される(1期第9話)。
またこの魔法は自然の力を借りるため、空の見える野外で撃つ場合は、全てが自己供給であるディバインバスターよりは魔力消費が少ない(小説版)。
ただし、拘束→雷撃の2段階の発動となるため、やや時間がかかるのが欠点。
- サンターブレイド(Thunder Blade)
サンダーレイジのパワーアップバージョン(VFB)で、雷の剣を多数発射する、ロックオン式の複数攻撃魔法。
だが、見た目は随分と異なり、どちらかといえばクロノのスティンガーブレイド・エクスキューションシフトに似ている。
剣には環状魔法陣と同じようなものが貼り付けられている(VFB)。追加キーワード「ブレイク」で剣を爆破し、さらに放電によるダメージを与えることが可能。
バインドなどの副次効果はないがその分破壊力が高い。
本編中では、触手に絡み取られていたシグナムを見たフェイトがこの魔法を放ち、彼女を助けていた。
- 防御魔法
その名の通り防御のための魔法で、物理・魔力による攻撃を防ぐことができる(ただし、その分魔力は消費する)。
『StrikerS』で4種類の防御系魔法があることが判明しているが、そのうちの3種類「フィールド系防御魔法」「バリア系防御魔法」「シールド系防御魔法」を使用する。
- バリアジャケット(Barrier Jacket)
魔導師が戦闘時に纏う、魔力で構成された衣服で、フィールド系防御魔法に分類される。
衣服だけではなく、衣服に覆われていない部分やデバイス本体も防御フィールドを生成して身を守ったり、空気抵抗を無効化している。
魔力で出来ているので、発動中(身に付けている間)は常に術者の魔力を消費し続ける。 このため、基本的には必要な時のみにしか装備しない。 また、その消費魔力量には差があり、防御力に比例していると考えられる。
相手の攻撃のみならず、自らの使用した魔力の逆流、暴発という危険性からも身を守るために、戦闘時だけではなく大規模な魔法の行使の時に着用することもある。
- ライトニングフォーム(Lightning Form)
バルディッシュ・アサルトによってリファインされた、フェイト専用バリアジャケット。以降、フェイトは基本的にはこのライトニングフォームを纏い、必要時のみ下記のソニックフォームに切り替える、という方式をとっている。
両足と左手の追加装甲に目を奪われがちだが、なのはのセイクリッドモードと比較すると、むしろ防御の強化はピンポイントに止めることで魔力消費の増加を抑え、元来の高速機動を存分に生かすことを目的としている。
- The MOVIE 2ndVer.
TV版同様に装甲を施した上で、マントの装着方式と共に襟元が変更。その他白や赤のライン、金色の留め具など装飾が増え、基本は同一ながらイメージの変わったものとなっている。
- ソニックフォーム(Sonic Form)
フェイトのバリアジャケットの換装形態。
装甲をさらに薄くすることによってより高い高速機動を実現する。見た目は、ほとんどレオタードにスパッツのみという状態。さらに、手足にバルディッシュのフィンブレードやなのはのフライアーフィンのような光の羽「ソニックセイル」を生やしている。また、右手にも装甲が追加されている。
圧倒的な運動性・機動性・攻撃速度を手に入れた分、「受け」に使用する手足以外は防御力は無いに等しく、加速と攻撃の反動に耐える以外の目的は無い。攻撃に当たれば致命傷になりかねないのでまさに諸刃の剣といってよい。元来の防御の薄さを補うのではなく、さらに長所である高速戦闘を追求するあたり、「速度」に全てを賭けたフェイトの決意の表れである。
『A's』第7話で名前のみ登場。実際に披露したのは第9話だが、このときも仮面の戦士が乱入したため、真価は発揮できずじまい。
第10話では、至近距離から囲まれた状態で放たれたブラッディダガーを回避するのみならず、同じく至近距離で囲まれていたなのはを救出するシーンで性能の片鱗をみせたが、ラストで闇の書の意志に突撃をかけたところでは、距離がありすぎたためか、あっさり返り討ちにあう。近接戦闘を主体としたこのフォームでの中距離以上の戦闘は向かないと思われる。
また、DVD版ブックレットの解説によれば、このフォームは未完成の状態で実戦投入となったらしい。
- ブレイズフォーム
『The MOVIE 2nd A's』にて闇の書に取り込まれたフェイトが闇の書から脱出後にライトニングフォームから変化した形態。マントが白に変わっており、一部の形状も変わっている。
- インパルスフォーム
『StrikerS』以降でのフェイトの通常時のバリアジャケット。軍服調へと大きく変化し、色も今までの黒から濃紺に。マントも白地の黒縁となり、これはエリオ・キャロにも引き継がれた。
ただし「高速機動を生かす」というコンセプトは変わらず、左手と足首下の装甲も同様である。
- 真・ソニックフォーム
『StrikerS』以降でのフェイトのバリアジャケットの換装形態で、『A's』のソニックフォームの完成形態というべきもの。
速度を極限までに重視するために防御力を完全に無視した状態であり、バルディッシュのライオットザンバーの性能を最大限に引き出すための形態とも言っても過言ではない。
- The MOVIE 1stVer.
なのはに比べると変化は少ないが、マントが逆V字状となる切れ目が入っている。
- ディフェンサー(Defensor)
高速自動防御魔法。
機動力に優れ、「防ぐ」よりも「かわす」ことに特化したフェイトは、防御魔法は苦手で、このディフェンサーも、バルディッシュの自動詠唱による最低限の防御でしかない。
- ディフェンサープラス(Defensor Plus)
『A's』第7話で初使用された、ディフェンサーの強化版。受け止めるよりは反らすための防御魔法で、膜状のバリアを発生させる。
『A's』第10話ではカートリッジを2発使用し、闇の書の意志が放ったスターライトブレイカーの拡散魔力からアリサとすずかを完全に防御するため、半球型で遠隔発動させている(これは防御出力の高くないフェイトにとっては負担となったようである)。
また、その前面でフェイトはさらにラウンドシールドを展開し、威力がディフェンサープラスに接触する事を最小限に押さえ込もうとした。
初めて名称がでたのは『A's』第10話だが、A'sDVD3巻ブックレットで、『A's』第7話で使用したのもこの魔法であることが明らかにされた。このときは攻撃命中箇所に集中することにより防御効果を高めている。
- プラズマザンバーブレイカー(Plasma Zamber Breaker)
『A's』第12話でフェイトの使った強力な砲撃魔法。「ザンバー」の語が入っている所からも明らかなように、バルディッシュ・アサルトのザンバーフォームで行使される。
高速の儀式魔法によって雷を発生させ、そのエネルギーをザンバーフォームの刀身に蓄積させたうえで、フェイト自身とバルディッシュ・アサルトのカートリッジ全弾の魔力を重ね合わせ、雷光を伴った強力な砲撃として放つ。
なお、屋内では落雷を発生させられないため、プラズマスフィア(プラズマランサーを放つ際に生成する発射台)をその代わりに使うらしい。
掛け声は「雷光一閃」。
闇の書の闇に対して、その防御を削り取る最後の一押しとして、なのはのスターライトブレイカーexとはやてのラグナロクとの同時砲撃、いわゆる「トリプルブレイカー」として使用された。
正式名称は、VFB掲載の設定資料およびDVDブックレットの魔法辞典。なお、公式ページでの名称は「プラズマザンバー」とされていた。
マギアレコード
私立聖祥大附属小学校に通う、物静かで優しい魔法少女。
異世界ミッドチルダの出身で、スピードを活かした一撃離脱が得意。
母親が起こした事件でなのはと衝突したが、
現在は同じ「時空管理局」の空戦魔導師を務める。シャンプーが苦手。
(『マギアレコード』内アーカイブ「魔法少女」より)
『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』と『魔法少女リリカルなのはDetonation』のコラボイベント開催に当たって、なのは・はやてとともに期間限定実装された。
なお、ゲーム表記上では「フェイト」と名前のみ(他に『魔法少女たると☆マギカ』のリズ・ホークウッドとメリッサ・ド・ヴィニョルがいる)、ストーリー上では「フェイト・T・ハラオウン」(Detonation準拠のため)となっている。
プロフィール
出演作品 | 魔法少女リリカルなのはDetonation |
---|---|
性別 | 女性 |
出身地 | 海鳴市 |
学校 | 私立聖祥大附属小学校 |
年齢/学年 | 11歳/小学5年生 |
肩書き | 空戦魔導師(時空管理局所属) |
願い事 | - |
固有魔法 | - |
ソウルジェムの形状/色/位置 | - |
キャラクターデザイン | セブン・アークス・ピクチャーズ |
声優 | 水樹奈々 |
ゲーム上の性能
基本データ
ディスク構成
Accele | Blast(縦方向) | Blast(横方向) | Charge |
---|---|---|---|
×1 | ×1 | ×1 | ×2 |
最大ステータス
レアリティ | レベル | HP | ATK | DEF |
---|---|---|---|---|
★4 | Lv.80 | 17,948 | 7,930 | 5,759 |
★5 | Lv.100 | 22,596 | 10,028 | 7,255 |
コネクト「…だけど、ふたりでなら」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★4 | 与えるダメージUP[VII] & 確率でクリティカル[VII] & 確率で回避無効 |
★5 | 与えるダメージUP[IX] & 確率でクリティカル[IX] & 確率で回避無効 |
マギア「ブリッツストライド」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★4 | 敵全体に属性強化ダメージ[V] & ブラストダメージUP(自/3T) |
★5 | 敵全体に属性強化ダメージ[VII] & ブラストダメージUP(自/3T) & 回避(自/1T) |
第2マギア「ホーネットジャベリン」
『魔法少女まどか☆マギカ』及びその関連作品における魔法少女の根本設定とは異なるため、ドッペルを持たない代わりに、それに相当する超必殺技を使うことができる。
レアリティ | 効果 |
---|---|
★5 | 敵全体に属性強化ダメージ[IX] & ブラストダメージUP(自/3T) & 回避(自/1T) |
専用メモリア「ふたつの魔力光」
模擬戦用に形成されたステージで
ふたつの魔力がぶつかり合い、巨大な爆発を引き起こす
金色はフェイトの光、桜色はなのはの光…
めくるめく光の奔流も、ふたりにとってはいつもの訓練メニュー
- 基本データ
レアリティ | ★3 |
---|---|
タイプ | スキル |
装備可能 | フェイト |
イラストレーター | 都筑禰己 |
- ステータス
レベル | HP | ATK | DEF |
---|---|---|---|
Lv.1 | 470 | 0 | 474 |
Lv.20 | --- | 0 | --- |
Lv.40 | 1,175 | 0 | 1,185 |
- スキル「スタンバイ・レディ」
特殊能力 | 効果 | 発動ターン |
---|---|---|
通常 | 回避(自/1T) | 10T |
限界突破 | 回避(自/1T) | 8T |
劇中における動向
コラボイベント。レティからの指示でなのは・はやてと共にトーナメント式のチーム戦に出場するよう言われ神浜市を訪れるが、たどり着いた先は「果てなしのミラーズ」だった。
魔法少女ストーリー
- フェイト
戦姫絶唱シンフォギアXD
イベントクエスト「唄いつなぐ小さな魔法」で共演。本作はシンフォギア装者が使う『魔導師型ギア』を装者の1人風鳴翼とペアを組む。
この2人には声が同じで斬撃武器を使う等の共通点があり、さらに言うと作品の主題歌が同じ音楽会社であるという共通点がある。なお、マギアレコードのようにDetonation準拠の「フェイト・T・ハラオウン」名義となっている。
余談
オリジナルであるアリシアとは見た目が似ているだけで内面は異なる部分が多く、性格(アリシアの記憶を受け継いだ筈のフェイトは目覚めた時点で大人しい性格になっていたり)利き手(フェイトは右利き、アリシアは左利き)、魔法資質(アリシアはプレシアの魔法資質をあまり受け継いでいない)などが挙げられる。
また本編内における彼女の年齢設定はあくまでも外見年齢であり、本当の年齢は違うか、あるいは不明だとする考え方もある。(アリシアが死亡してから1期までの空白期間についての解釈が様々あるため)
さらに誕生日についてもいくつかの説があり、アリシアと同じ誕生日であるとする説、クローンとして目覚めた日であるという説、ハラオウン家に養子入りした日であるという説など様々だが、なのはとリボンを交換した日(=本当の自分を始めた日)である5月29日を誕生日と考える説が有力であった。(もっとも、この説も二次創作の過程で生まれた非公式設定である可能性は捨てきれなかった)
確定していなかった誕生日であったが、2024年8月にポップアップストアが開催された際のグッズに誕生日をモチーフにしたナンバープレート風のグッズが登場。そこには05-29と表記されているため、公式サイドも5月29日が誕生日であると正式に認めているようである。
ちなみにアリシアの誕生日についても5月29日だとする噂があるが、明確な公式設定はない。
ソウルキャリバーのキャラクターのようにフォームの露出が多くなってきている。
名前の「テスタロッサ(伊:Testarossa=赤い頭)」は、フェラーリがかつて販売していたスポーツカーが由来。なお、「フェイト」仕様の「テスタロッサ」の痛車を作った猛者もいるらしい。
使用デバイス
バルディッシュ。リニスから託されるインテリジェントデバイス。
フェイトの得意とする、電撃攻撃と接近戦を強力にサポートする。
シグナムとの戦いでは壊れてしまったが、後に「バルディッシュ・アサルト」として復活した。
「Force」では、魔力無効化のメタとなるモード「ライオットブレードⅡ」が追加された。
ちなみに「バルディッシュ」とは、16~18世紀頃にロシアや東ヨーロッパで使われていた長柄武器の一種。三日月斧や半月斧などとも呼ばれる。
関連イラスト
関連タグ
フェイトの系譜
2代目:ティアナ・ランスター
3代目:アインハルト・ストラトス
4代目:リンネ・ベルリネッタ