CV. 井上麻里奈
概要
「魔法少女リリカルなのは」シリーズの登場人物(第3期の「魔法少女リリカルなのはStrikerS」から登場)。
フェイトの被保護者でキャロの兄(旦那?)的存在であり、公私共にパートナーでもある。
魔法術式は近代ベルカ式。
使用デバイスは槍型のアームドデバイス「ストラーダ」。
ポジションは主にガードウィングで魔力変換素質「電気」を持つ。
高速型の殲滅・突破型の騎士である。
わかりやすく言えばベルカ式のフェイト。
名前の「エリオ」はスズキがかつて販売していたセダン・ハッチバック、「モンディアル」はフェラーリがかつて販売していたグランツーリスモが由来。
人物
一人称は『僕』。
生真面目で素直、克己心の強い少年であり、非常に紳士的で気配り上手。そして何より苦労人。
なのはシリーズらしく10歳とは思えないほど大人びている反面、子供扱いされると拗ねるという子供らしい一面を持つ。
会話では主にツッコミ担当。彼自身もやや天然気味な面があるがパートナーのキャロがそれ以上の天然であるためふり回されることもしばしば。
「このままでいいのかな?」と悩んでいるものの、キャロや周囲の人たちが楽しそうなので半ば諦め状態である。
キャロと同じく機動六課最年少であるがティアナから「フェイトさんの秘蔵っ子」と呼ばれ、シグナムをして「見切り」と「覚えの早さ」、「思考と行動の瞬発力」を高く評価される才能豊かな少年。
また魔力や身体能力とは別に感覚が鋭敏な面があり、地上にいながらも地下でヴィヴィオが立てた物音に気付くという常人離れした聴覚を持つ。
小柄な少年だが、実はかなりの大食漢でナカジマ姉妹並に食べる。そのためかどうかは定かではないが、成長期に入るととんでもなく背が伸びる。
経歴
『StrikerS』
魔導師ランク:陸戦B→陸戦AA
階級:三等陸士→二等陸士
時空管理局本局短期予科訓練校を卒業後、機動六課に配属される。
フォワード部隊の黒一点。ライトニング分隊所属のガードウィングを務める。
フェイトの戦闘スタイルを基本に、ヴィータから近接技術とデバイスの推進機構を継承、本編中盤からはシグナムから個人的に剣技を学び(六課解散後も師事している)、それらをなのはが底上げし、統合するという凄まじいハイブリッドになっている。
その出生には秘密があり、実はフェイトと同じく『プロジェクトF』によって生み出された記憶転写クローンである。そのため「エリオ・モンディアル」という名も本来彼のものではない。
オリジナルの「エリオ・モンディアル」は既に病死しており、資産家であるモンディアル夫妻が自分たちの息子の死を受け入れることができず、違法とされていた『プロジェクトF』の技術を使い造り出されたのが彼である。
当然「クローンであるエリオ」にはその事実は知らされていなかったが、そのことを知った研究機関によって両親と引き離され、その両親もエリオに事実を知られた直後に抵抗をやめた。そして研究施設でも監禁され、非人道的な扱いを受けたことからエリオは重度の人間不信に陥る。
フェイトに保護されてからも今の性格からは考えられないほど荒れていたが、自分と似た境遇であるフェイトの体を張った説得と献身により徐々に立ち直っていった。
このことからフェイトに大恩を感じており、機動六課に入ったのもフェイトの手助けをしたいという一心で、出動時以外でも捜査任務の手伝いをすることもある。
初所属が機動六課なので4人の中では一番管理局での勤務歴が浅いが、本編の6年前にフェイトによって保護されたため実はなのは達との付き合いはフォワード陣の中では一番長い。そのためとある任務で海鳴市を訪れ、なのはやはやての日常生活でのギャップに他の新人たちが驚く中、彼一人だけ動じていなかった。
最終決戦ではルーテシア&ガリューと交戦中、彼女がスカリエッティ一味に利用されていることを知り、保護し、スカリエッティによって捕えられ、精神的に追い詰められたフェイトをキャロ共に励ましフェイトの勝利の一端を担い、崩壊寸前のスカリエッティのアジトからフェイトを単独で救出するという活躍も見せる。
機動六課解散後は自然保護隊に希望配属、キャロと共に密猟者の摘発や自然保護業務に重用されている。
自然保護隊に転属した理由は「六課で学んだことをキャロと共に活かせること」と「有事の際以外はなるべく平和に暮らしてほしい」というフェイトの要望を両立できるため。
とはいえ色んな経験を積むために状況に応じて様々な部隊に出向するという遊撃兵としての意味合いも強い。
『ViVid』
14歳相当。
かなり身長が伸び、髪も襟足を少し伸ばし1まとめにしている。
フェイトとは遠距離ながらも親子仲は良好。キャロとも相変わらず一緒。
また、フェイトが知らなかったヴィヴィオの『大人モード』をある程度知っていた。
訓練合宿にも参加。この時の模擬戦ではなんとフェイトを撃墜するという活躍を見せたものの、ヴィヴィオとアインハルトの戦闘を中心に描かれたためあまり目立たない。
ルーテシアがインターミドルチャンピオンシップに参加した際はキャロと共にセコンドを務めている。
ドラマCDでディアーチェたちがミッドに来た際はやはりレヴィとよく絡んでいた。模擬戦もしたらしいが勝敗は不明。
『Force』
16歳相当。
さらに身長が伸び、さわやかな好青年に成長。
『空と陸の特務六課最速コンビ』としてフェイトと並び称される程までに騎士としての腕を上げる。
オールラウンドな能力の上に多くの武装を扱えるため戦場に出る機会が多いが、AEC武装との関係上序盤は電気変換が使えなかったり、戦闘スタイルも本来のものとは真逆のパワータイプや射砲撃型にならざるを得なかったりとかなりのハンデを背負う。
トーマとは以前からの知り合いで、キャロから『仲良し男子』と言われるほど。
再会した際は互いの無事を喜び、同年代のトーマにさえもその身長の伸び方に驚かれた。
戦闘技術や心構えに関してのアドバイスをするトーマの良き兄貴分となっている。
関連イラスト
関連タグ
リリカルなのは 魔法少女リリカルなのはStrikerS エリオ
エロオ・モンデヤル:多分別人。
ウェンディ・ナカジマ:中の人が一緒どころか、同じ赤髪で外見も近い(←女の子で別チームだけど)
ピート・ロス:全くの別人。