概要
1997年11月に智頭急行智頭線の開業により運転を開始した4代目「いなば」(岡山駅~鳥取・倉吉駅)が元になっている。
岡山~鳥取間をキハ187系で運行される現在の形になったのは2003年から。
鳥取県東部の旧国名である因幡国が由来となっていることと、京阪神方面から運転している特急スーパーはくとの由来である日本神話「因幡の白兎」と関連づけている。
ゲル長官も地元へはサンライズ出雲(瀬戸)とこれを使って移動している。その際、岡山駅で乗り継ぐ場合は上郡駅(嘗てはサンライズも停車していた)~岡山駅(58.8キロ)間の折返し乗車が許される(1号・12号)。
なお、B'z稲葉浩志さんの故郷、津山駅へは直通しないので、聖地巡礼の際は智頭駅で因美線に乗り換えるか、津山線の快速ことぶきを利用してください。
停車駅
岡山駅 - 上郡駅 - 佐用駅 - 大原駅 - 智頭駅 - 郡家駅 - 鳥取駅
過去の「いなば」
「いなば」は優等列車の愛称としては国鉄時代の1964年から様々な形で存在していた由緒正しい名前である。
1964年10月ダイヤ改正で誕生。1966年3月に急行格上げ。1968年10月ダイヤ改正で「ちどり」に吸収。
- 二代目:大阪駅~鳥取駅間(福知山線経由)の気動車急行
1972年3月ダイヤ改正で誕生。1975年3月ダイヤ改正で「いでゆ」に吸収。
大阪駅発着の急行「銀河1号」を米子駅まで延長し格上げし1975年3月に誕生(ただし大阪駅を経由せず園部駅回りに変更)。1978年10月改正で出雲市駅まで延長され「出雲」に統合。今日の「サンライズ出雲」の源流となる。