概要
此処からつくばエクスプレスのつくば駅(つくば市)や、あみプレミアムアウトレット(稲敷郡阿見町)に向かうバスが運行されている。
駅名に荒川とあるが関東地方の一級河川のことではなく度々氾濫していた乙戸川に対して「荒れる川」と評していたことに由来している。
ひたち野うしく駅開業前は筑波研究学園都市の東京寄りのアクセス駅であった。地上駅舎時代は元々現在の西口側(つくば市寄り)にしか改札がなく、旧い商店街は西口側が栄えていた。しかし1983年のショッピングセンター『さんぱる』オープン、さらにつくば市方面へのアクセスに本来距離的に近いはずの西口側は再開発が遅れバスターミナルに余裕が無いことから東口側(阿見町側)に整備されたバスターミナルから発着していたため、西口の商店街はほぼ壊滅。カスミ荒川沖店(初代)も撤退に追い込まれた(以来、カスミには「荒川沖」という店名を付けると潰れるというジンクスがつきまとう)。
この為、1995年頃までは駅ビルが何度も閉鎖の危機にあった本来の中心駅である土浦駅より元気があったほどだが、ひたち野うしく駅開業、さらにつくばエクスプレスの開業と筑波研究学園都市へのアクセス駅としての地位を失い、さらにイオンモールつくば店のオープンで客を奪われ『さんぱる』は(他にも店の正面入口で無差別殺人事件があったことなどもあり)閉店、現在は解体されている。
しかし沿線はバブル期以降も宅地化が進んだためつくば市へのアクセス手段は必要となり(特に筑波大学附属病院、他にも産業総合技術研究所など重要施設への水戸方面からのアクセスは土浦駅よりも本駅の方が利便性が高い)現在は西口側が再開発されて主につくばセンター(TXつくば駅)との間に毎時2本程度のバスがある。運行は関東鉄道。
駅構造
相対式2面2線の地上駅。特急「ときわ」は一部列車が停車。
利用状況
- 2019年(令和元年)度の1日平均乗車人員は8,158人である。
利用状況比較表
年度 | 乗車人員 | 乗降人員 |
---|---|---|
2008年(平成20年)度 | 9,296人 | 18,592人 |
2009年(平成21年)度 | 9,016人 | 18,032人 |
2010年(平成22年)度 | 8,674人 | 17,348人 |
2011年(平成23年)度 | 8,445人 | 16,890人 |
2012年(平成24年)度 | 8,451人 | 16,902人 |
2013年(平成25年)度 | 8,391人 | 16,782人 |
2014年(平成26年)度 | 8,084人 | 16,168人 |
2015年(平成27年)度 | 8,184人 | 16,368人 |
2016年(平成28年)度 | 8,163人 | 16,326人 |
2017年(平成29年)度 | 8,230人 | 16,460人 |
2018年(平成30年)度 | 8,301人 | 16,602人 |
2019年(令和元年)度 | 8,158人 | 16,316人 |