関東鉄道

かんとうてつどう

茨城県において鉄道・バス事業を行っている私鉄。

概要

茨城県土浦市に本社を置き、同県内南部を中心に鉄道路線とバス事業の運営を行っている会社。筆頭株主は京成電鉄（約56％）であるが、東武鉄道と茨城交通もある程度の株を保有している。合併を繰り返し一時期は非電化私鉄としては日本最大の路線網を持っていた。1979年に2路線（鉾田線、筑波線）を分社化しそれぞれ子会社の鹿島鉄道と筑波鉄道に引き継いだが現在は両線とも廃止されている。

常磐線やつくばエクスプレス線と接続し通勤輸送が多いが、県内の石岡市にある地磁気観測所の関係で直流電化が困難なことや、採算面の問題で2022年現在も非電化であり、関東近郊においては非常に珍しく電車が全く走っていない私鉄となっている。気動車には珍しく3扉の車輌が多く、車内も都市圏の通勤車両と変わりない。

交通系ICカードは鉄道はsuica・pasmoのみ対応。

バスは全国相互対応カード10種に対応しているため、Kitaca・TOICA・manaca・PiTaPa・ICOCA・nimoca・SUGOCA・はやかけんも利用可。

鉄道営業路線

• 常総線：取手駅～下館駅間、51.1km。快速列車の設定がある。
• 竜ヶ崎線：佐貫駅～竜ヶ崎駅間、4.5km。各駅のホームが竜ヶ崎方に向かってすべて右側に設置されているが、非常時に備えて気動車車両は両側にドアを装備。

在籍車両

常総線

• DD502形　：ディーゼル機関車。
• キハ0形
• キハ310形
• キハ2100形・2200形
• キハ2300形・2400形　：2100形・2200形からブレーキ方式を変更した。
• キハ5000形・5010形・5020形　：2400形の改良型。

竜ヶ崎線

• キハ532形　：特殊な運転台配置。普段は予備車。
• キハ2000形　：特殊な運転台配置。

過去の車両

• キハ300形・350形・100形　：もと国鉄のキハ35系。

この他にも様々な車両が過去に在籍していた。

「標準型」としてキハ35系の導入が進む以前は、気動車魔改造のメッカであり、戦前型の機械式気動車の車体だけ流用して改造名義で液体式に改造してみたり、2扉の気動車を4扉に改造してみたり、突き詰めると電車や客車を気動車に改造してみたりしていた。この為、関東鉄道は「電車」は走っていないが、「元電車」は走っていた。

ロケ地として

魔進戦隊キラメイジャー第8話では、常総線の水海道車両基地がロケ地となっている。（オープニングでの提供テロップあり）

コンタクトレンズ販売店「アイシティ」は過去にCMで関東鉄道でのロケを行ったことがある。

バス事業

通称とされる関鉄バスの記事を参照。

関連タグ

鉄道 気動車 関東 PASMO K▼SEIGROUP 中小私鉄

魔進戦隊キラメイジャー　ロケ地として提供されている。

外部リンク

• 関東鉄道 - 公式サイト
• 関東鉄道 - ニコニコ大百科
• 関東鉄道 - Wikipedia