鉄道車両の形式の1つだが、一般的に4000形は「死」を表す故に縁起が悪かったため、長らく小田急電鉄を除いて使用されなかった。
小田急電鉄4000形電車
4000を2代続けて使用するのは小田急のみ。いずれも通勤形車両の形式として使われた。
詳細は「小田急4000形」の項目を参照。
横浜市交通局4000形電車
横浜市営地下鉄ブルーライン用。現行の3000形1次車「3000A形」の代替用及び同形の事故廃車に伴う補充用として導入。2021年より製造が始まり、2022年5月より運行を開始した。
本来は3000形5次車「3000V形」の増備車として計画されていたが、車両製造メーカーが(3000形が造られていた)日本車輌から川崎車両に変更され、車体工法自体が変わったため、新形式車両となった。
編成表
←湘南台 | あざみ野方面→ | ||||||
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形式 | 4xx1 | 4xx2 | 4xx3 | 4xx4 | 4xx5 | 4xx6 | 備考 |
号車 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | |
MT構成 | Tc1 | M2 | M3 | M4 | M5 | Tc6 | |
機器構成 | CP | VVVF | SIV | VVVF | SIV | CP | |
第1編成 | 4621 | 4622 | 4623 | 4624 | 4625 | 4626 | 2022年(令和4年)度 |
第2編成 | 4631 | 4632 | 4633 | 4634 | 4635 | 4636 | 2022年(令和4年)度 |
第3編成 | 4641 | 4642 | 4643 | 4644 | 4645 | 4646 | 2022年(令和4年)度 |
第4編成 | 4651 | 4652 | 4653 | 4654 | 4655 | 4656 | 2022年(令和4年)度 |
第5編成 | 4661 | 4662 | 4663 | 4664 | 4665 | 4666 | 2022年(令和4年)度 |
第6編成 | 4671 | 4672 | 4673 | 4674 | 4675 | 4676 | 2023年(令和5年)度 |
第7編成 | 4681 | 4682 | 4683 | 4684 | 4685 | 4686 | 2023年(令和5年)度 |
第8編成 | 4691 | 4692 | 4693 | 4694 | 4695 | 4696 | 2023年(令和5年)度 |
南阿蘇鉄道MT-4000形気動車
2016年の熊本地震被災からの2023年夏の全線運行再開に際し、状態の悪いMT-2000形の代替車両として導入。新潟トランシス製の軽快気動車「NDC」シリーズの1形式。
JR九州豊肥本線への乗り入れも想定している。
その他
- 営団地下鉄3000系(⇒営団3000系)の中間車両に4000形が存在した。
- アメリカのユニオン・パシフィック鉄道にも4000形を名乗る鉄道車両がある。車両番号『4000』を先頭に25両が製造された『ビッグボーイ』と呼ばれる蒸気機関車がそれである。
- 『2-8-8-4』の車輪配置を持ち、全長が40mもある、日本で最大級とされるC62がかすむくらいの巨大な蒸気機関車である。
- 一時は全車両が車籍から外れたが、4014号機が大陸横断鉄道開通150周年記念として2019年に復活した。
- 詳細は「4000形蒸気機関車」の項目を参照。