概要
2016年の熊本地震被災からの2023年夏の全線運行再開に際しJR九州豊肥本線への乗り入れも決定、対応車両として設計・新造された。新潟トランシス製の軽快気動車「NDC」シリーズの1形式。
MT-4001・MT-4002の2両が2023年より、MT-4003・MT-4004の2両が2024年よりそれぞれ営業運転を開始。状態の悪いMT-2000形(MT-2000A形)の代替車両として導入され、MT-3000形のMT-3001も置き換えた。
余談
2024年現在、新潟トランシスで製造されたNDCシリーズの車両の中で17m級車体の車両は本形式と長良川鉄道ナガラ600形のみである。
2022年に最初に搬入された2両は当時南阿蘇鉄道の立野~中松間不通により他の路線とつながっておらず、新潟トランシスの工場から海上輸送されるかたちで搬入された。
沿線住民も鉄道ファンも姿を目撃しないまま試運転が開始されたため、インターネット上では「ステルス納車」と話題になった。全線復旧後に導入された残る2両は直接線路を経由して搬入されている。