概略
京王線の輸送力強化のため、1978年10月に開業。
従来の京王線本線と分けた個別の距離としては約3.6kmで、笹塚駅付近を除いて全て地下区間である。
現在新宿線内の列車の大部分が京王電鉄線内まで乗り入れている。
また現在京王線内で運用される旅客・保線用車両全てが新線内にも入線可能とされる。
路線図としては笹塚駅で分岐した後はほぼ本線と並行。
国道20号(甲州街道)の下の、本線よりも深い位置に線路が通っている。
両者の新宿駅ホームは改札内でつながってはいるものの位置としては少し離れている事から、京王電鉄は本線のホームを「京王線新宿(駅)」、新線のホームを「新線新宿(駅)」という表記での旅客案内もしている。
ただしこれは京王電鉄独自の便宜上の呼び分けであり、両者のホームが別駅同士というわけではない。
また元々本線上にあった初台駅と幡ヶ谷駅は開業後の新線上に移転した。
本線の旧初台駅の地下ホームは、廃止後に退避施設と機材置き場に転用。
現在の新線の初台駅はスペースの関係から2層構造になっており、地下3階に下り線(笹塚方面)、地下2階に上り線(新宿方面)のホームが設けられている。
列車運用
すべての列車が各駅に停車する。
新宿駅と笹塚駅が始発・終点の列車も存在するが新線内での折り返し運転は行われない。
現在の定期運行では、競馬場線と動物園線を除く全ての京王線系統の支線にも直通する。
駅一覧
新線内は全ての電車が各駅停車。
駅番号 | 駅名 | 読み | 乗り換え路線 | 備考 |
---|---|---|---|---|
↑都営新宿線本八幡駅まで直通。 | ||||
KO01 | 新宿 | しんじゅく | 京王線ホームからの連番となっており、4番線が笹塚方面、5番線が都営新宿線方面となる。 | |
KO02 | 初台 | はつだい | 2層式。かつては京王線上に駅があった。東京オペラシティと直結。 | |
KO03 | 幡ヶ谷 | はたがや | かつては地上駅で、初台~幡ヶ谷間に坑口があった。 | |
KO04 | 笹塚 | ささづか | 京王線 | 当駅折り返し電車が多く設定され、引き上げ線がある。 |
↓橋本/京王八王子/高尾山口まで直通。 |