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概要

初台駅は、東京都渋谷区初台一丁目にある京王新線の駅である。KO-2。

次の駅は幡ヶ谷

二層式のホームで、上り列車は地下二階、下りは地下3階にある。この構造は駅の上にある国道20号(甲州街道)上にある首都高と同時に京王新線の建設工事を行ったため、首都高速の高架の基礎を避けたスペースに合わせたものである。

新線内のため、乗り入れ先の都営新宿線の車両も含めてすべての列車が停車する。

駅所在地は渋谷区ではあるが位置的に新宿区の区境に近い。

東京オペラシティと新国立劇場が隣接している。

一般に大手私鉄のターミナルの隣の駅は、対照的にひっそりとしていることが多いが、初台駅は周囲に大型施設の新国立劇場や東京オペラシティ、またNTT東日本カシオ計算機LOTTEといった有名企業の本社が並んでおり、活気がある。

京王電鉄によると、2023年度の1日平均乗降人員は5万4828人で、井の頭線渋谷駅の隣、神泉駅の約5倍、井の頭線との乗換駅である明大前駅の京王線の数字よりも多い。

歴史

1914年(大正3年)6月:京王電気軌道の改正橋駅として開設。 1919年(大正8年)9月:初台駅へ改称した。

戦後の1964年(昭和39年)6月:前年に地下化した新宿駅に引続き、連続立体交差事業により地下化、新駅舎を京王本線線上に新設。

1978年(昭和53年)10月:新宿駅 - 笹塚駅間の複々線化(京王新線開通)に伴い本線から京王新線側へ駅を移設、現在に至る。

 この本線から新線へ駅を引っ越した背景には本線時代の旧初台地下駅の狭隘化があり、高度経済成長期の輸送量の増加が昭和39年の地下化当時の想定を僅か14年で超えてしまい、18m級6両編成対応島式ホームの地下駅設備では拡張が困難になっていたからである。

 現在の南口の地下通路が長く伸びているのは、南口の出口付近にあった旧初台駅の利用者の利便性を考慮したものである(京王初台駅ビルがある)。

 京王線側の旧初台駅跡の地上への連絡路や地下ホームは現在では保線資材置場、資材搬入口として、また万一の際のトンネルからの緊急脱出避難路や駅施設の保守用通路として残されており、今でも本線を通過する車中から見ることができる。

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