概要
秦野市内に4つある小田急の駅の中で最も利用者が多く、秦野市の中心駅となっている。(但し、当駅より特急の停車本数が少ない伊勢原駅や特急通過駅の愛甲石田駅より利用者が少ない。)
1・2番ホームは上下線発着可能な構造で1番ホームの一部には当駅始発の新宿行きが設定されている。
特急ロマンスカーの停車駅であり、1時間に上下1本程度停車する。
駅周辺は北口は古い商店街が多く、少し北へ向かうとイオンが存在する。
かつてはこの敷地に専売公社秦野工場がありたばこを生産出荷していた(農地適性により葉タバコ農家も多かった(工場生産以上に多く、葉タバコのまま平塚工場へも運ばれた))。
足柄駅と違い、生産されたたばこ、葉タバコは小田急線より前から軽便鉄道により二宮駅に運ばれていた。このため軽便鉄道が「秦野駅」を名乗り(イオンへの取り付け道路脇に碑が残る)、小田急線は長い間「大秦野駅」をとっていた。
小田急の利便性向上に伴い軽便鉄道は利用されなくなり1937年に廃止されてしまった。
一方、南口は住宅街の影響が強いが、少し南へ行けば中井町や東名高速道路の秦野中井ICにたどり着く。
駅北東側にあったイトーヨーカ堂こそ閉店したものの、駅ナカに2017年9月1日にOdakyuOXが開店した事でスーパー事情は寧ろ改善している。(寧ろ、北口にあるイオンと棲み分けが可能に。)
駅構造
島式2面4線の地上駅。
利用状況
近況
- 2023年(令和5年)度の1日平均乗降人員は、35,964人である。
- 特急ロマンスカーが停車するものの、前述の通り少数停車の伊勢原駅や通過駅である愛甲石田駅、急行すら通過する小田急相模原駅、千歳船橋駅、祖師ヶ谷大蔵駅に比べてもさらに少ない。
年度別
年度 | 乗降人員 |
---|---|
2008年(平成20年)度 | 42,324人 |
2009年(平成21年)度 | 42,021人 |
2010年(平成22年)度 | 41,918人 |
2011年(平成23年)度 | 41,797人 |
2012年(平成24年)度 | 42,335人 |
2013年(平成25年)度 | 43,709人 |
2014年(平成26年)度 | 42,754人 |
2015年(平成27年)度 | 43,055人 |
2016年(平成28年)度 | 43,026人 |
2017年(平成29年)度 | 43,329人 |
2018年(平成30年)度 | 42,986人 |
2019年(令和元年)度 | 42,011人 |
2020年(令和2年)度 | 29,678人 |
2021年(令和3年)度 | 31,787人 |
2022年(令和4年)度 | 35,053人 |
2023年(令和5年)度 | 35,964人 |
隣の駅
※特急ロマンスカーについては「ロマンスカー」を参照。