概要
神奈川県川崎市麻生区百合丘1丁目にある小田急小田原線の駅(OH22)。
元々、多摩線は当駅から分岐する予定で、当初は2面4線に拡幅可能な構造になっていたが、敷地の関係で新百合ヶ丘駅を開業する結果になった。
ただ当駅から新百合ヶ丘駅までは踏切が一切なく、登戸駅~新百合ヶ丘駅まで複々線化する際、当駅~登戸駅間のみ高架化している為、当駅~新百合ヶ丘駅までは今の設備を複々線に対応するだけで可能な設備は整っている。
「百合丘」とは、かつてこの周辺が神奈川県の県花であるヤマユリの群生地だったことと、この近辺の開墾に当たって128人(または100人という説もある)の地主が協力し、「百人が力を合わせた」ということを引っ掛けた瑞祥地名で、当駅の南方には百合丘団地が広がる。
以前は高石という大字で、これも当駅北側の地名として残されている。
駅南側には百合ヶ丘駅バス停が置かれ、小田急バスにより、聖マリアンナ医科大学へのバス路線【百01】(「ゆりがおか いち」系統と読む)が運行されている。
駅構造
相対式2面2線の地上駅で線路は掘割部にある。
橋上駅舎を有しており、南口側は駅舎と駅前広場が直接繋がっている。前述の通り、建設当初は待避線スペースも確保され島式ホーム2面4線も可能なようにされていた。
利用状況
- 2019年(令和元年)度の1日平均乗降人員は21,681人である。小田急の駅では49位。
- ここ数年は商業施設や路線バスが隣の新百合ヶ丘駅に移行している事から、当駅の乗降人員は新百合ヶ丘駅に奪われる形で減少している。
利用状況比較表
年度 | 乗降人員 | 順位 |
---|---|---|
2008年(平成20年)度 | 21,674人 | 47位 |
2009年(平成21年)度 | 21,407人 | 47位 |
2010年(平成22年)度 | 21,177人 | 49位 |
2011年(平成23年)度 | 20,736人 | 49位 |
2012年(平成24年)度 | 20,814人 | 50位 |
2013年(平成25年)度 | 21,211人 | 50位 |
2014年(平成26年)度 | 21,125人 | 49位 |
2015年(平成27年)度 | 21,522人 | 48位 |
2016年(平成28年)度 | 21,293人 | 50位 |
2017年(平成29年)度 | 21,404人 | 49位 |
2018年(平成30年)度 | 21,650人 | 48位 |
2019年(令和元年)度 | 21,681人 | 48位 |