概要
新宿アルタ(新宿ALTA) とは 東京都新宿区新宿三丁目にあるビル である。
向かいは新宿駅東口やイベントがよく開かれる新宿ステーションスクエアが臨んでいる。また目の前を東京メトロ丸ノ内線が走行しているため、新宿駅B13出口とは地下道で直結しており、アクセスに横断歩道を渡る必要がない。
建物壁面には街頭ビジョンが設置されており、「アルタビジョン」という名称がある。
歴史は非常に古く、1925年に三越新宿分店として開店した店舗が数度に渡る業態転換を繰り返し1980年のリニューアルでアルタに至る。
スタジオアルタ
同ビル7階に置かれているテレビスタジオ(メイン画像)。ビル内全体が生中継に対応している。
2014年3月まで約30年にわたり『笑っていいとも!』の収録が行われていた事でも有名。
ちなみにスタジオは『笑っていいとも!』の次の時間(13:00)に放送されていた『ライオンのごきげんよう』の前身番組『ライオンのいただきます(Ⅱ)』は同じスタジオだった為、入れ替わりで行われた。その為、スタジオの背景セットの一部は実は同じだった。
『いいとも』終了後~閉店
『笑っていいとも!』終了後スタジオアルタはイベントスペースとして時々使用される程度でほとんど持て余してるも同然の状態が続きテナント料が大幅に減収、赤字続きであった残酷すぎる現状が報道されていた。ただし、この状況を良しとしなかった株式会社スタジオアルタは元西武の敏腕経営者を社長に任命し、コンサルタント契約の解約など徹底した再建を試み、2018年に一度黒字回復している。しかし二年後に襲来したCOVID-19に対してはどうする事も出来ず再び赤字に転落してしまったのが実際である。
そして『笑っていいとも!』終了から丸10年が経過した2024年3月、開業から100年目の2025年3月をもってアルタを閉店することが明かされた。
新宿アルタの閉店は一概にいいとも終了が原因という訳ではなく、つぶれない程度には継続出来ていたが新型コロナがとどめをさしてしまったというのが正しい。これもまた新型コロナの犠牲者とも言っても良いだろう。