概要
駅番号は総武快速線が「JO23」、中央・総武線各駅停車が「JB25」。
南口前はロータリーが広がる一方北口は狭く、約200mにも及ぶスカイデッキたつみを抜けた先にロータリーが造られている。
歴史
1926年2月14日、国有鉄道の新小岩信号所が開業する。7月には新小岩操車場となる。
1928年7月10日、駅に昇格、新小岩駅となる。当初は南口のみで、北口は1944年に設置。
1945年6月10日に空襲被害、1956年2月3日に北口付近に米軍機が墜落しする事故が起きる。
1972年7月15日、総武線が複々線化され、快速線の運用を開始。
2011年3月5日、東北広場および北口連絡通路「スカイデッキたつみ」の使用を開始。3月28日には新小岩駅東北広場バス停留所が開設。
2018年6月24日、北口と南口の改札が統合し、南北自由通路の使用を開始。12月8日に快速線ホームでホームドアの使用を開始。
事件や問題など
ホームドア関連
2011年7月12日、当駅快速線を通過中の特急成田エクスプレスに女性が飛び込み、ホーム上の売店にまではね飛ばされ、他の利用客が巻き込まれる事故が発生した。
翌日にも同駅で人身事故が再び発生し、大きく報道された。
この事を皮切りに人身事故が増加するようになり、上記事故から1年足らずで11件もの事故が発生した。
このため、新小岩駅=人身事故のイメージがついてしまい、事故が発生する度にTwitterにトレンド入りしたり、怪しい噂話まで出るようになってしまった。
JRや地元も問題視しており、自殺予防のチラシやポスターがあちこちに貼られたりホームやコンコースにヒーリング映像や音楽などを流したりと異例の対策が取られている。
また、昼夜を問わずホームに複数人の警備員が配置されていることも多いが、それでも事故は減らなかった。
このため快速線ホームにホームドアが設置されることになり、2018年12月8日に正式稼働が開始された。
千葉支社管内で初、普通グリーン車連結路線で初のホームドア設置例である。
都心の駅でもホームドアの設置が完全ではない状況下で、都心から外れた当駅に優先的に設置したことから、問題の深刻さが窺える。
ゼロメートル地帯
駅周辺は海抜ゼロメートル地帯に位置するため水害に非常に弱いという問題点も抱えている。
これは駅の構造にも原因があり、高架駅と言えどそこまで高い位置にあるわけではないため、ただでさえ海抜が低いのに南北自由通路及び改札が入り口から下り階段で繋がれたアンダーパス構造になっている。
なおかつ越中島駅のような漏水防止の盛り(上り階段)を設けていないため、些細な水害でも水没しやすい。
実際2014年9月10日の大雨では、高架下のトンネルは水が溜まり水位も割と迫っていたという状態であった。
このような場所に駅が位置しているため駅周辺に大規模な商業施設ははなく、南口ルミエール商店街の他はパチンコ屋と飲食チェーン、小売りスーパーが林立している。また、駅周辺のトイレ関連の不便さは江戸川区内でも屈指のものとなっている。
また、2023年冬には南口に駅直結商業施設が開業予定となっている。
駅構造
利用状況
利用状況比較表
年度 | 乗車人員 | 乗降人員 |
---|---|---|
2008年(平成20年)度 | 72,066人 | 144,132人 |
2009年(平成21年)度 | 71,185人 | 142,370人 |
2010年(平成22年)度 | 71,121人 | 142,242人 |
2011年(平成23年)度 | 70,435人 | 140,870人 |
2012年(平成24年)度 | 70,880人 | 141,760人 |
2013年(平成25年)度 | 72,306人 | 144,612人 |
2014年(平成26年)度 | 72,148人 | 144,296人 |
2015年(平成27年)度 | 74,135人 | 148,270人 |
2016年(平成28年)度 | 75,389人 | 150,778人 |
2017年(平成29年)度 | 76,565人 | 153,130人 |
2018年(平成30年)度 | 77,204人 | 154,408人 |
2019年(平成30年)度 | 77,006人 | 154,012人 |