概要
東京都江東区越中島にあるJR東日本・京葉線(武蔵野線列車も乗り入れ)の駅。
地上からは形の出口が3つ(一つだけ方向が違う)と四角いエレベータールームが一つあるだけという非常にシンプルな駅。特に階段出口はいずれも同じ形をしているので非常に紛らわしい。
三箇所の出口全て出口手前で余分に高い段差があるが、これは海が近いため洪水対策で設けられたもの。
東京海洋大学海洋工学部越中島キャンパスの最寄り駅。というか大学をまたぐ道路の真下にホームがあり、2番出口からすぐのところに正門がある。東京商船大学時代は(東京商船大学前)という副駅名が付いていた。
駅周辺は大学以外は大した施設もないため学生が乗り降りする時間帯以外は閑散としており、快速はおろか、2013年のダイヤ改正までは直通する武蔵野線も止まらなかった。
さらにちょっと先には東京メトロ東西線と都営大江戸線の門前仲町駅や有楽町線の月島駅があるためそちらに周辺住民の利用が流れてしまっている。
実は駅の少し先で大江戸線が交差しているため駅を作る計画もあったのだが、すぐ近くを流れる豊洲運河と隅田川の勾配が近い関係でスペースを確保できず断念したらしい。
このような事情により、後述の通り乗客が非常に少ないため、発車メロディ(Verde_RayoV2)がフルコーラスで流れることは滅多になく、越中島は「即切りの聖地」としても知られている。
駅構図
駅のホームは島式ホーム1面2線。
利用状況
- 2019年(令和元年)度の1日平均乗車人員は5,910人である。
- 上記の事情から乗降数ではあの尾久駅や上中里駅はもとより、東京23区内のJR駅では利用者ワーストを誇る。
- 23区外としても京葉線内の駅でも武蔵野線にスルーされる二俣新町駅に次いで少ない。
利用状況比較表
年度 | 乗車人員 | 乗降人員 |
---|---|---|
2008年(平成20年)度 | 3,930人 | 7,860人 |
2009年(平成21年)度 | 3,874人 | 7,748人 |
2010年(平成22年)度 | 4,011人 | 8,022人 |
2011年(平成23年)度 | 4,137人 | 8,274人 |
2012年(平成24年)度 | 4,230人 | 8,460人 |
2013年(平成25年)度 | 4,569人 | 9,138人 |
2014年(平成26年)度 | 4,725人 | 9,450人 |
2015年(平成27年)度 | 5,028人 | 10,056人 |
2016年(平成28年)度 | 5,229人 | 10,458人 |
2017年(平成29年)度 | 5,502人 | 11,004人 |
2018年(平成30年)度 | 5,735人 | 11,470人 |
2019年(令和元年)度 | 5,910人 | 11,820人 |