ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

コルトローマン

こるとろーまん

コルトローマンとは、1960年代にアメリカのコルト社が開発した回転式拳銃(リボルバー)。
目次 [非表示]

概要

1969年にアメリカのコルト・ファイヤーアームズ社がマークIIIシリーズの1機種として開発した。名前のローマン(Lawman)は法執行人を意味し、警察等の法執行機関向けに発売されていた。比較的小型ながら、強力な.357マグナム弾を発射でき、銃身の肉厚も従来のコルトリボルバーよりも増している。同社のパイソンとは違い低価格であるが、内部にセーフティコネクタと呼ばれる新型の安全装置を備えており安全性は高め。また、マークIIIシリーズ(ローマン、トルーパー、オフィシャルポリス)は、従来のコルトリボルバーのリメイク版と言った立ち位置の製品群であり、トルーパーとオフィシャルポリスにはマークIII以前のベースになったモデルが存在するが、ローマンだけにはそれがなく、マークIIIオリジナルモデルの模様。


MGC ローマン

どういう訳か本国アメリカでの知名度は著しく低いようだが、日本においてはモデルガンメーカーであるMGCが1975年に発売した強化プラスチック(ABS樹脂)製モデルガンが、「太陽にほえろ!」で"スコッチ"こと滝隆一を演じた沖雅也が使用したのを皮切りに1970〜80年代の刑事ドラマなどで頻繁に使用されていたために、ある程度知名度は高い。


このMGCローマンがメディアで多用されたのは、当時主に用いられていた同社製のM27ハイウェイパトロールマンより小型でシンプルな外観だったことや、当時の同社の製品の中でもピカイチな発火性能を有していたためであり、事実ドラマ「あぶない刑事」の第二シーズン、「もっとあぶない刑事」にて大下勇次を演じる柴田恭兵は同社のコルトパイソン(2.5インチモデル)を使用していたが、発砲シーンだけはローマンと基本設計が共通の兄弟モデルであるトルーパーのフレームにパイソンの銃身を組み込んだカスタムガン(通称トルパイ、トルーソン)を使っていた。


しかし、このような実績を持つMGCのコルトローマンであるが、外観に関しては少々リアリティに欠ける製品である。実銃との形状の相違点は主に以下の通り。

・グリップフレーム(銃身の長さによって異なる形状をグリップ本体で区別化していた。)

・サイドプレートの分割ライン

・マズルフェイス(銃口。これに関しては異なるのは後期型のみ。)


まあ、当時はインターネットなどもなく実銃の姿を日本人が見ることなど専門誌などを除けば皆無に等しかっただろうし、我々にとってはMGCのものこそ「本物のコルト・ローマン」であると言えるのかもしれない。


また、ローマンのモデルガンはMGC以外にも国際産業(コクサイ)やハドソン産業からも(コクサイは強化プラスチック(ABS樹脂)製と金属(亜鉛合金)製の2種、ハドソン製は金属(亜鉛合金)製)モデル化されていて、現在はMGCから金型を引き継いだクラフトアップル(CAW)~マイズファクトリーからリバイバル発売されている。


関連タグ

コルト・ファイヤーアームズ

コルトパイソン

関連記事

親記事

コルト・ファイヤーアームズ こるとふぁいやーあーむず

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 1913

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました