概要
1952年6月12日生まれ。本名は日景 城児(ひかげ じょうじ)。
1968年に俳優としてデビュー後、数々の映画やテレビドラマで活躍。
『必殺仕置屋稼業』の市松や『太陽にほえろ!』の滝隆一(スコッチ刑事)などに代表されるようなクールな役柄を演じる事が多かった。
またこれら以外にも『大追跡』(矢吹史朗)や『俺たちは天使だ!』(麻生雅人)等が代表作として挙げられる。
数々の作品への出演で人気を博すものの、多忙から来るノイローゼや病気に悩まされる事も多く、『太陽~』でもそれが原因による休演が度重なった末、1982年1月に病死という形で降板。
『太陽~』降板後も芸能活動を続けていたが、31歳の誕生日を迎えてからわずか半月後の1983年6月28日早朝、新宿の京王プラザホテル屋上より投身自殺。
命日には大阪での舞台公演を控え、大河ドラマへの出演も決まっていた矢先の自殺は、世間のみならず共演者にも多大な衝撃を与えた。
この時義父に宛てた遺書の「おやじ 涅槃で まってる」の一文は現在でも有名である。
意外な趣味に盆栽があり、国風盆栽展という盆栽の代表的な品評会に出展し二位を受賞したことがある。
エピソード
1976年にとあるワイドショーに番宣で出演した際、番組内の手相占いコーナーで「運命線が30で途切れている」という衝撃的な結果が出てしまったことがある。
それに対し沖は「それじゃあ30で死ななきゃしょうがないですね」とまるで自身の将来を予見したかのような返しをしている。
関連イラスト
関連タグ
必殺シリーズ:上記の市松の以前に『必殺仕置人』棺桶の錠役で出演。