日本人形の一種。
別名「東人形」「京人形」とも呼ばれ、地方によっては「いちまさん」という愛称も存在する。
白い肌とおかっぱ髪が特徴の和服少女を象られて創られており、江戸時代当時の少女向けの玩具として流通した。呼称の由来は諸説あり、前述の歌舞伎役者に顔立ちが似ていたためとも、市松模様の衣装で売られていたためとも言われている。
元々壊れやすいという点もあり、現在は観賞用として作られることが多い。
西欧の人形でも同じことを言えるが、現在の感覚ではその精巧に作られた顔立ちを不気味と感じる人も少なくない。幼少期、おじいちゃんおばあちゃんの家に遊びに行くと市松人形が飾られていて、
トラウマになった人も多いはず。
また、頭髪に本物の人毛を使用し、日に日に髪が伸びるという怪奇現象の噂が流行したことも。
そのためか、昨今では和風ホラー作品の題材となることが多い。元々の用途を考えると「どうしてこうなった」と言えなくもない。
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