概要
CV:高坂真琴
主人公・冴羽獠がアメリカにいた時のアシスタントだった女性スイーパー。「ブラッディ・マリィー」は裏社会で知られている通称で、「マリィー」が本名である模様。
スイーパーを引退し、現在では「ローズマリィー・ムーン」という名前で、ニューヨークのトップモデルとなっている。ロングヘア(アニメでは金髪)で、モデルをしているだけあってスタイルの良い美女。
物語中盤で来日し、獠の前に現れる。その際には彼の変化に驚いていた。「獠のことなら全て知っている」と語り、獠の意向は無視して香にその過去について話す。それは香を裏の世界から身を引かせるためでもあり、彼女はその際に落ち込むが、海坊主の助言と補足を受けて再起し、獠の過去を受け入れている。
実は来日したのは、獠を暗殺するため。モデルとしての成功の切っ掛けを与えてくれたマネージャーで婚約者・エリック(CV:若本規夫)が嘗て壊滅させた地獄のテロリストことデビット・クライブ一派に人質にされ、脅迫されたからだった。獠を再三殺すことは出来ず自害寸前に海坊主に制止され、事情を知った獠や香の協力でエリックを救出し、テロリストも逮捕された。
その後はエリックを危険に巻き込みたくないと黙ってアメリカに帰ろうとする。しかし自分の正体を知ってもなお追いかけてきたエリックの言葉を聞き、獠が冴子に頼んでローズ・マリィー・ムーンは死んだと手を回したこともあり、エリックと共に生きる決意をしてアメリカに帰っていった。
終盤でも登場し、海坊主と美樹に獠と海原の関係について話し、ユニオンテオーペとの戦いに協力する。海原の乗る船に単身で潜入し、海原を暗殺しようとする。船内に混乱をもたらすことには成功したが、ミックがいたことで敗北。彼女の行動を見た獠は、その混乱に乗じて海原の元に行くことを決断する。
獠と香達が乗り込んだ際には、美樹と共に駆けつけ、サポートをした。
(但し原作のストーリーを元に現代設定へ再構築した2023年9月8日公開の劇場版『シティーハンター』でブラッディ・マリィーもしくは相当するキャラは登場しない。)
余談
- モデルをしていた時は24歳という年齢で活動していたが、獠によると実年齢はもっと上らしい。
- 獠の過去は彼女から語られる形で分かるため、読者にとっては獠の過去を知る上での重要なキャラクターでもある。なお、彼女が獠の過去を知っているのは、彼女の父が獠のゲリラ時代の親代わりで、最初のパートナーだったため。
- スイーパーをしていた時に、ミックに口説かれたことがあるらしい(彼女の潜入でミックがユニオンに捕らわれていることが発覚した)。