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潮渡渚

しおわたりなぎさ

『うる星やつら』の登場人物。 藤波竜之介の婚約者 (登場時期は物語終盤)
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プロフィール編集

氏名潮渡 渚(しおわたり なぎさ)
CV昭和版OVA:弥生みつき
令和版:村瀬歩
一人称あたし
登場回昭和版:OVA『渚のフィアンセ』
      令和版:2期EP16,17
家族

概要編集

人物像編集

藤波竜之介の許嫁。

見た目や性格などは、淑やかで可愛らしく、そんじょそこらの女性では敵わない程女らしい、まさに美少女。

しかし、その見た目に反して実は男の子であり、

性別は女でありながらも見た目や言動が男らしい竜之介とちょうど正反対で対になるような存在である。

また、竜之介の自意識が女であるようにまた、渚も言動や見た目はかわいらしい美少女のようであるが恋愛対象が女である竜之介だったりと男子としての自覚を持っている。

※なお、この時の渚の服の色はアニメ旧版では黄色のワンピース、令和版ではピンクのワンピースになっている。

許婚


渚がこんな風に育ったのはどうしても女の子が欲しかった父親(声:肝付兼太(昭和版)/坂口候一(令和版))の育て方のせいであり、おかげでこうなってしまった。


今で言うまさに男の娘である。

だが、当時はそんな言葉は存在しなかったためか昭和版と原作ではオカマ呼ばわりされているが、令和版ではその表現はなくなっている他、令和版前では主に渚の父や竜之介の父から『娘』『女性』という言葉が出ていたが、令和版では『哀れな子』『こんなに美しい人』と性別を固定する言い方がなくなっている。


その女らしさは、作中における女好きの双璧諸星あたる面堂終太郎もだまされかけ、渚自ら男であると明かすまで完全にはわからなかった程(ただし双方とも本能的には女性でない事は分かっており、作中では男と分かるまで一切手出ししていなかった)。

※原作、昭和版では自ら竜之介に明かしているが、令和版ではどさくさに紛れて渚の胸を触ってしまった竜之介がその感覚があまりにもなくつるぺただったため不思議に思い、渚の服を捲ったことで気付いた。


登場した際には既に故人(幽霊)だったのだが、成仏するために許嫁である藤波竜之介キスしたいと言い出すし、「俺は女だ!」と逃げ回る竜之介を捕まえ、気絶している隙にと思ったが、幽霊のままでは不可能だった。(※アニメ版では二人の父親が竜之介を説得しようと試み、渚のいままでの人生に同情した竜之介が考えを改め掛けたところで竜之介の父が竜之介を気絶させ、『快く説得に応じてくれた』と偽って渚の前に竜之介を放り出してしまう。)

そしてこの直後、ある方法により生身を取り戻す。

その後、幽霊ではなくなってしまったため前のように父と共に海に帰ることができなくなり竜之介父子のもとに身を寄せる。

その華奢で美少女然とした見た目に反して、年頃の男の子らしく非常な大食いであり、かわいらしい柄ながら大きな丼で朝からごはんを平らげるなどしていてただでさえ破綻している藤波家の財政をさらに困窮させてしまう


見た目は女の子そのものだがそれに反して凄まじい怪力の持ち主で、さらに相手との間合の取り方も非常にうまい。

その強さは竜之介でさえ手も足も出ない程(と言うよりゴリ押しタイプの竜之介と、相手の動きを見切って交わしていくタイプの渚の戦術とでは相性が悪い)。


ちなみに竜之介はケンカ慣れしてそんじょそこらの男では何人いても相手にならない強さで、実際に友引高校の男子全員を平気で倒したこともあり、作中屈指の強さである。しかもそれでさえ渚自身は全く本気を出そうとしていなかったので腕力に関しては最強候補の一角となる。


実はその強さは相撲で鍛えたもので、生前には相撲大会があれば必ず参加して必ず優勝し横綱になっていた程の腕前。

ただし、戦法は(まともに戦法を見せたのは竜之介の時くらいだが)土俵の経験を活かした円の動きでとにかく回避に徹して相手が攻め疲れた相手をその腕力で抑え込むもので、他のうる星キャラの様に自分から攻める手段を持っていない。


一方で、生身を得たとは言っても、生き返ったわけではないようで、幽霊よけの護符には弱く、あまり使われると消えてしまう恐れがある。


ちなみに死因は、父が経営する店独自の名物(特産のウニを使ったかき氷の新メニュー)を作ろうとして試作品を食べ続けた結果、食べ過ぎで中毒を起こしたことによるもの。

まず父が倒れ、その後父の目標を代わりに果たそうとした渚も倒れてしまった。

こうして看板メニュー構想が未完成に終わった心残りから、父とともに幽霊になったが、その翌年に店を訪ねた竜之介に一目惚れして、今に至る。


他の人物との関係編集

前述通り、あたるや終太郎でさえ男性とは気付けなかった。

ただし薄々は感付いていたようであり、ちょっかいは出しておらず、性別に気付いた後には平気で大トンカチで殴ったりしているが原作と昭和版に比べて令和版では暴言の方はあまりなくなっている。

ちなみにあたるは女には、何が何でも暴力を振るわないことが女子全員から絶対の信頼を受けるまでに知れ渡り、女殴るくらいなら自分を殴るほうがマシであることが作中にて明記されている。

!


上記の通り、完全な逆キャラである竜之介とは親が決めた許婚である。

渚自身は竜之介に惚れているが、竜之介は戸惑いや同じ気持ちにはまだなれていないことから力で避けようとしていたが、結局は圧倒的な力量差にねじ伏せられている。

女性らしさに憧れつつ腕力に自信とアイデンティティを持っている竜之介は渚に敗北し、しかも傷付けない形で手加減されたとあいまって完全に不貞腐れたが、渚から男性が女性を殴る(しかも好意のある相手を殴れないことも付け加えられた)ことはどうなのかと問われ、竜之介も渚との関係を見直す事を受け入れた。

ちなみにこの関係は両者の父が学生時代からの親友同士であるがゆえに決まったものだが、わざわざ性別を逆にした意味はよくわかっていない。

もっともこんな育て方をするうえに親友同士になる程だろう。渚の父は竜之介の父と同類であり、あくまで渚は女の子(うちの看板娘)だと言っている。


もし当時から男の娘という言い方があれば、間違い無く使われていたキャラであることは、前述の通り。

ただ渚の場合、女の子として育てられてしまったがゆえにこうなったのであり、男性の自覚がありながらキャラを作ったりしているという所の全く無い完全に素で男の娘である。

竜之介は、女としての自覚を持ち、女物を着て女らしく振舞うことを目標にしているが、渚の場合はそういう描写が見られず、男らしくという意思がありそうには見えない。


ちなみに、「オカマ」と言われると「失礼ね。男よ。」と言い返すので、彼の中の男女観は気になるところ。


昭和版ではCVは女性声優であったが、

令和版では男性声優でありながら中性的なキャラや男の娘も数多く演じてきた村瀬歩が声を担当している。


関連イラスト編集

竜之介さま~♡

竜ちゃんと渚

許婚

あ~ん竜之介さま~


関連タグ編集

うる星やつら

男の娘 女装男子 だが男だ こんな可愛い子が女の子のはずがない

渚竜 渚&竜之介




名前繋がり

潮田渚…名前や境遇がよく似ている。こちらもれっきとした男子であるが、女子のような髪型や体型で中性的な容姿をしており、周りからよく女子に間違えられている。また皮肉にも女装した際に言い寄ったキャラが令和版キャスト繋がりである。

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