CV:菅谷政子(1981年版アニメ)、釘宮理恵(2022年アニメ版)
概要
漫画『うる星やつら』に登場するキャラクター。
人に化ける事が出来るキツネ。三宅しのぶに助けられた事から、しのぶに好意を抱く。人に化ける事は出来るが、耳としっぽがそのままになっているなど、傍から見るとバレバレである。そもそも誰に化けても二頭身になるし。
しのぶは終盤までまともな男運がなく、妖怪(もしくはそれに類する人間)に惚れられては迷惑がってはいたが、このキツネに関しては例外扱いだった。
原作で最後に登場したのは33巻の最後の話。なお、34巻は1巻分丸々最終話となっているので最終話以外で最後に主役回となったキャラクターでもある。同回では、彼以外に「ヒトを化かして揶揄うことに生きがいを覚えている老いぼれ化け狐(おそらく性別はメス)」が登場したが、しのぶがターゲットに含まれていたこともあり、化け狐らしく人間を揶揄うことには難癖を示していた。
余談
唯一騙し切れてる相手
住処である山の麓に暮らしている老婆のところへ、人間の少年に化けて遊びに行くことがあり、その際に老婆からは「どこの子なのか、そろそろ教えてくれ」とキツネと気づかれていない様が描かれている。
逸話を再現する力
先述の通り変身能力は御粗末な彼であるが、キツネ仲間に伝わる「好きな女子にまじないをかけたつくしを朧月夜の晩に食べさせたら、一晩だけ狐に変身させられる」という言い伝えを実行したところ、実際にしのぶをキツネに変えることに成功させている(巻き添えであたる・ラム・錯乱坊・コタツネコも変身してた)ので神通力自体は本当に持ってると思われる。
(尤も、リアルなキツネではなく、純情きつねのようなデフォルメ調なキツネであったが、魔除けや除霊においてかなりの実力を持つチェリーや妖怪であるこたつ猫まで変身させたのは控えめに言ってヤバいと言えよう)
また別回では「嫁を想う気持ちは本物だが土星貧乏のため花嫁衣装の一つも買ってやれない不憫な男が付いた溜め息で飛ばされたたんぽぽの綿毛が立派な白装束になった」という言い伝えにより、校長を花嫁衣装にしたことも。
ラスボス?
先述の通り、最終回前にメインを務めた最後のキャラである彼だが、令和版でCVを務めた釘宮はノイタミナの直前のアニメにてラスボスを演じていたこともあり「ラスボスからマスコットまで演じられるのか」とTwitterにて話題となっていた。
関連タグ
メタモン:「へんしん」能力を持つポケモン。公式アニメなどでは「変身はできても顔はそのまま」だったり「顔も再現できててもサイズは元のまま」など、純情きつね並みに欠陥ある変身能力が描かれることある。