概要
高橋留美子のマンガ・アニメ『うる星やつら』に登場するロボット教師。
黒板消しのような姿で、悪さをする子供は背中側の黒板消しで下敷きにし、チョークの粉塗れにするというお仕置きをする。ボディも非常に頑丈で、生半可な攻撃では傷一つつかない。
惑星小学校時代のラム・弁天・ラン・おユキの担任で、特にこの悪ガキ4人組にとっては天敵だった。
悪さをしてはCAO-2に怒られたりお仕置きを食らう4人は、あの手この手で何とか彼に仕返ししようとするも、その頑丈なボディの前には歯が立たず連戦連敗。
(ちなみに率先して何かやらかすラムと弁天、無理矢理付き合わされて巻き添えで貧乏くじを引かされるラン、止めもせずに傍観し、危なくなると自分だけ隠れて難を逃れるおユキという構図はこの頃からのもの)
小型ミサイルすら通じず、逆に本格的に怒らせたCAO-2に追いかけられる4人はエアバイクで宇宙空間に逃げ出すが、CAO-2はなおも執拗に追ってくる。4人はカルシウムのトゲだらけのウニ星へ誘い込み、ボディ前部の黒板消しバンドがトゲの1本にすっぽり刺さってしまってCAO-2が動けなくなったのを見届けたところで、そのまま彼を見捨てて帰還したのだった。
ところが無人の辺境惑星だったはずのウニ星に地下資源が発見され開拓が始まったとのニュースをおユキが持ってきた事で、ラム・弁天・ランは戦々恐々。「きっと仕返しにくるはず」「昔の事だし忘れているのでは」などとあれこれ声が出る中、喫茶店の窓から何かを見つけたおユキはそそくさと物陰に隠れ、次の瞬間窓をブチ破ってCAO-2が飛来する。
ラム・弁天・ラン、同席していたあたるや面堂をも巻き込んでボディプレスの餌食にして、高笑いしながら飛び去って行った。チョークの粉塗れでむせ返る一同の中、相変わらずおユキだけは「先生、お変わりなかったわねぇ」と他人事のように微笑むのだった。