※昭和版OVAのキャストはノンクレジット
概要
「諸星こける」とは、『うる星やつら』のキャラクター、諸星あたると三宅しのぶとの間に“未来”で生まれる子どもである…?
あり得たかもしれない“未来”
初期の短期連載期の話(第13話「系図」)に、10年後にあたるとしのぶが結婚し、二人の子どもである諸星こけるが存在している“未来”が描かれている。
10年後にタイムスリップした諸星あたるとラムは幼い諸星こけるに出会う。
こけるにはツノが無く、ラムは「うちの子じゃない」とショックを受け泣き出してしまう。
あたるはこけるの母を一目見ようとするが、追いかけたこけるが「ママ」と呼んだ女性があまりにも不美人だったためあたるはショックを受けて倒れる。
しかし、こけるはまだ幼く誰彼かまわず「ママ」と呼んでしまっていただけであり、こけるの本当の母は三宅しのぶだったのだ…。
後に、「運命製造管理局員・因幡」初登場の連作エピソードにより、この“未来”は「複数ある未来のうちのひとつだった」と定義づけられ(「少年サンデーグラフィック・うる星やつら完結編」における高橋留美子の談)、因幡登場連作の最終話「明日をもういっちょ!」において、因幡の上司にあたる管理局員たちの手により、ドアの向こうに展開される“運命”は全て一度リセットされてしまった。
令和アニメ版は概ね原作に忠実だが、オチの後で因幡が登場し、「扉を開けて 前編」へと繋がる演出が為された。