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カクレオン(ポケダン)

みんなのとらうまのさいきょうてんしゅ

『ポケモン不思議のダンジョン』シリーズに登場するカクレオン…もとい「みんなのトラウマ」。
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概要編集

ポケモン不思議のダンジョン』シリーズのカクレオン。原作ゲームとは全くの別物扱いをされた種族である。


NPC編集

NPCキャラクターとしては、町や村の商店でアイテムを売買してくれる店員の個体がいる。

ポケモン広場、トレジャータウンにある『カクレオン商店』と『カクレオン専門店』で道具とわざマシンを売る2匹のカクレオンは兄弟で、通常色のカクレオンが兄で、紫のカクレオンが弟である(弟のカラーリングはアニポケ金銀編に先行登場した個体に似ているが、本作の個体は顔のラインが黄色ではなく、緑になっている)。

兄の方はやや涙脆い一面があり、ラティ兄妹の再会に涙を流した事も。客である主人公の冒険の手助けもしてくれる。


野生編集

ダンジョンに出現する野生のカクレオンは、全シリーズ共通でダンジョン上に店開きをしている。

普段は気前よく客を迎え入れてくれるが、ポケ(ポケダン世界の通貨)を支払わず道具をタダで持ちながら店の外へ一歩でも出ると突然ワープし、目の前に現れ「お客さんがお買い上げの道具は○○(金額)になります。よろしいですか~?」と半ば「払え」と言いたげに迫ってくる。


そのじょうたいで「いいえ」を選択すると……






「だいじなしなものがぁ~! はやくつかまえてぇ~!」


狼狽し、主人公達を攻撃してくる。おまけに一定ターンごとに数は増えてゆき、仕舞いにはダンジョン全体をカクレオンで埋め尽くされる光景が出来上がる

ちなみに泥棒中は他の野生ポケモンは一切新規出現しなくなる上、出現数の上限が緩和される。そのため、これを避けることは不可能。

さらに言うとお金を請求する際のカクレオンのアイコンは普通のアイコンなのだが真顔とも読み取れないこともあり不思議な威圧感を感じる。以上の様々な点からトラウマになった人も多いに違いない。


作品によって差はあるもののどれも本家での地味さが嘘の様な異常じみた強さで、その実力はいずれの作品のラスボス・隠しボスをも軽く凌駕する。救助隊・探検隊・冒険団では厳しい一定の条件を満たしている時、0.1%という低確率で勧誘する事が可能。マグナゲートでは改善点としてNPC専用キャラとなっている。


他ローグライクゲームで恒例となった所謂店主キャラである。

その分行動パターンが完全に店主キャラ特有の物になった影響で、原作では種族の生態的特徴であり、特殊シンボルエンカウントまで作られた最大の個性透明化能力を失っている。NPCのカクレオンにもこの特徴はない。

ローグライクでの透明は定番の特殊能力(ポケダンシリーズにも「とうめいのたま」等がある)なので再現可能だろうが、あの性能に透明能力まであったらトラウマなんてレベルじゃなくなる。


セリフは

  • ポケダン赤青の場合「ドロボーだ! ドロボーだ! みんな つかまえてくれ~!」
  • ポケダン時闇の場合「ドロボーだぁ! ドロボーだぁ! みんな つかまえてぇ~!」
  • ポケダン空・冒険団・マグナゲートの場合「大事な売り物がぁ~!みんな つかまえてぇ~!」(語句改善点として)
  • ポケダン超・救助隊DXの場合「大事な売り物がぁ~! みんな つかまえて~!」

となる。


なお、彼らに敗れると手持ちのアイテムを全てただのタネにすり替えられてしまう。救助隊DXでは全ロスするようになった。このことからドロボーを糾弾している割に自らも盗品で私腹を肥やしている一面があるのではないか?という疑問があったりなかったりする(事実、どろぼうを使ってくる)。

しかし、支払い前に商品を食べてしまってもお金さえ払ってくれれば見逃してくれる為、むしろ尊敬が出来、器用な店主。


救助隊編集

店主として初登場の作品。この作品でのカクレオンは比較的大人しめ。

常時2倍速で移動し、5ターン毎に新規出現する。また、泥棒状態になると敵ポケモンの湧き上限が10→16になる。

レベルが90と恐ろしく高いが能力自体は平均下レベルであるため、レベル100にすれば比較的あしらうのは容易。不思議のダンジョンの店主定番の倍速行動も、ポケダンの仕様上加速技を重ね掛けするだけで常時4倍速とか普通に行くので、ちゃんと準備すれば正面からでもわりと何とかなる。


そのレベルの高さから通常ダンジョンでは即戦力になりえ、レベル1ダンジョンでも速い成長スピードと優れた成長率で活躍出来る優秀なポケモンである。仲間にするとなぜか関西弁になる。

泥棒BGM(青)



探検隊・冒険団編集

今作ではレベルが40台後半~50台前半と大幅に格下げされた。しかし能力が著しく強化され、なんと全ステータスがALL255(最大)、そしてHPは300前後とボスすらも更に凌駕する強さを誇る化け物に。(この数値は風来のシレンに登場する大店長とタメを張れる程えげつない強さ。)

ちなみにこれは何かの補正がかかっているわけではなく、カクレオンの素の能力値である。


カクレオン以外のポケモン伝説含めレベル100にしても、ドーピング等を行わない場合は能力が100~120程度にしかならないため、前作と同じノリで泥棒すると非常に痛い目に遭う。


当然発生スピードの速さも健在であり、数歩歩くだけで倍速のカクレオンが3〜5匹ほど発生するため、基礎能力強化アイテムを大量投入したポケモンで挑まない限り、瞬く間にリンチにされる。とはいえ相変わらず倍速止まりなので、加速技とつうかスカーフを併用すれば逃げるだけならそう難しくはない。

また、湧き上限の緩和も15→16であるため、予め野生ポケモンで枠を埋めておくことでカクレオンの出現数を2体まで減らすことができる。


今作もレベル1ダンジョンでは優秀…と思いきやそうでは無かった。何と初期能力が「HPを含め」全能力ALL1という凄まじい能力になってしまっている。技は愚か通常攻撃でも即死。一応レベル30以降は全能力+25という驚異的な成長期を迎え、最終的には上記の様な反則的な能力になるがそれまでに必要な経験値は何と40万以上(最も経験値が多い敵でも259)であり、成長期まで稼ぐ事はほぼ不可能。そのため、終始ごく僅かなHPで戦闘を行わず、99Fまで逃げ続けるというとんでもないプレイを強いられる事になる。彼でのレベル1ダンジョンの挑戦は本家不思議のダンジョンシリーズの数倍以上の難易度を誇ると専らの噂。

一応本家プレイヤーによるプレイ動画がある。

どれだけとち狂ったキャラなのか自らの目で確かめるといいだろう。


…が、近年になってカクレオンで突破してしまったユーザーが何名か現れてしまい、それどころか「うんめいのとう」の攻略にあたって最難関とされるポケモンはカクレオンではなくコイツらという意見すらでるようになってしまった。


また、全てのポケダンシリーズの括りで見た場合、持ち込み不可かつソロで臨むレベルリセットダンジョン最高難易度となるのはマグナゲートの「究極の荒野」における、特性ぶきよう持ちのコロモリとの声もある。


ただ、あまり知られていないのだが闇の探検隊における「ゼロのしま なんぶ」となると事情が変わり、闇の探検隊においては生命線と言える「ワープスカーフ」も「あしらいスカーフ」も登場しないばかりか、「うんめいのとう」では運が良ければ店売りされていることもある技マシン「みがわり」「いばる」が登場しないなど向かい風が重なっており、上述したコロモリにも引けを取らない難易度とされている。


ちなみに、滅多な事では起こり得ないケースだが、罠の爆風に店を構えているカクレオンを巻き込んでしまった場合も容赦無く攻撃対象にされてしまう。しかし、こちらでは仕様が特殊である為、泥棒扱いとはならない為、リンチは行われず、持ち物をただのタネにすり替えられる事もない(要は通常の攻略失敗時と全く同じ結果になる)。

こちらでは成長スピードは平均よりやや遅いレベルにまで改善されたが、素の能力が完全に死んでるので、稼ぐ事は現実味を欠く。


ポケモンゲームスペシャルアニメでの声優は古島清孝

広場などダンジョン外の施設では、金銀の頃に先行登場した体がバラ色のカクレオンも登場する。(主に技マシン等高額商品の販売を担っている)


マグナゲート編集

今作から笑顔のアイコンが付き接客に磨きがかかったが、それと共に凶悪さにもますます磨きがかかる事になった。前作はALL255だった能力が、今作ではALL302とうとう通常の限界値を超えてしまった。おかしいとかいうレベルじゃ無い。レベルも救助隊の頃に戻り90に。こちらはあまり戦闘には関係ないが…


最近では防犯対策も施し始めた様で、前作ではフロア中の道具を手元に引き寄せる「ひきよせのたま」、食べれば階段前にワープ出来る「せいなるタネ」を使用すればカクレオンと戦わなくても比較的容易に盗みを行う事が出来たが、今作でひきよせのたまを使っても店の道具だけは効果の対象外となり、盗む事が出来ない。

そして今作で泥棒をすると出現中の敵がすべて消えるようになった代わりにカクレオンのSOSコールと共に階段前に同業者のカクレオンが3体配置されるようになっている。

従って階段前にワープするせいなるタネを使用した場合、能力ALL302カクレオンを3体同時に相手しなければならなくなるという悪夢の様な展開が待ち受けている。そのため盗みを行う事自体が難しくなった。


なお冒険団までは壁の中にいるポケモンに対しては攻撃する手段を持っていなかったが、今作以降は周囲8マス範囲の「シンクロノイズ」を会得し、壁に入っていても100%安全とは言い切れなくなった。「シンクロノイズ」の特性上攻撃を受ける機会はそうそう無いが、ノーマルタイプで壁抜けする場合には「シンクロノイズ」の存在を前提に動くべき。他のタイプであっても、調子に乗って自分と同じタイプに変色させて返り討ち…とならないように注意したい。


その他「フェイント」が他の先制技同様2マス範囲に強化されているため、(元々「かげうち」や「ふいうち」があるとはいえ)遠距離からの攻撃手段も増えている。


超不思議のダンジョン編集

更なる改善点として全種族のポケモンと繋がっているとカクレオンとも繋がることが出来る。


レベル50ではいきなり次のレベルまで1,000,000という数値を突きつけられてしまう。ちなみに本編ではタマゴから孵ったタイミングから起算してレベル98まで行けるぐらい…。


なお泥棒時のカクレオンの湧き方はマグナゲートと同様だが、今作ではシレンシリーズの杖と同様複数回使用可能な「枝」の登場により飛びつきや場所替えをしやすくなり、泥棒の難易度は下がっている。ただし、ダンジョン内のカクレオンはマグナゲート同様勧誘不可能。


また、ある程度距離があれば「ほごしょく」を使って立ち止まる場合もあるためその点も温情と言えるか。とはいえ先述した「シンクロノイズ」との組み合わせには要注意。


救助隊DX編集

泥棒で起こる現象はマグナゲートや超と変わらない。レベルは66と上限の2/3ではあるがやや中途半端になった。店主としてはマグナゲート・超より少し弱体化し、強さは今作で追加されたダンジョン内の強敵ポケモン(特定のダンジョン内で稀に色違いとして出現することがある、ユニークモンスター的な立ち位置)程度に落ち着いている。


弱体化したとはいえ、リメイク前と違ってこちらも強くなければワンパンされる強さなのは前作の超から変わらないので、勧誘するにはやはり相応のステータスが必要。


タイプ特性が増えたせいで特性によってタイプがよく変わるコイツを一時的に足止め出来なくなる可能性も増えているので注意しておきたい。(例としてでんきタイプになると麻痺出来なくなり、ゴーストタイプになると移動不能状態にならない)


一方で役に立つアイテムが多いおかげで泥棒自体はリメイク前とあまり変わらない程度には成功しやすくなった。また、勧誘の方も対象範囲が2マス先に伸びているため隣接攻撃でなくても勧誘出来るようになったほか、勧誘に成功する確率を上げる手段も豊富になっている。


道具は続投した「ともだちリボン」の他に勧誘率を上げるふしぎだまの「かんゆうだま」があり、かしこさに代わるすごわざには「Gしたしみやすい」と「Gわきあいあい」が、技も「みねうち」で倒すとポケモンが仲間になりやすくなっており、勧誘に関してはてこ入れされている。また、ヌケニンみずびたしみずタイプにすると、カクレオンはみずタイプのヌケニンに技でダメージを与えることができず、簡単に詰ませることが出来る。ヌケニン自身も勧誘技のみねうちを覚えるため、みずびたしを使えるポケモンと冒険すると、勧誘が捗るだろう。


勧誘に成功したカクレオンは店主ほどの強さこそ流石にないものの、他の敵を圧倒する強さなのは変わらないため、多くの敵が彼の前に倒れ逝く。セリフもリメイク前から変更されており、ほとんどが探検隊からの流用だった中、特別なポケモンを除けば唯一ポケモン広場にいる個体に似た性格の専用のものになっている。


そして今作ではレベルリセットダンジョン「幸せの塔」の上層階で野生の個体も登場している。ポケダンで野生個体のカクレオンは初登場なのだが、こちらは上層階の敵としてはステータスが場違いに低く、これといった特別な能力も持たないため簡単に倒せてしまう。どうやら異常に強いのは店主個体が特別なだけで、カクレオンも野生個体は1匹のポケモンに過ぎないようだ。


こちらの野生個体も勧誘は可能だが出現率が低い、勧誘出来てもステータスが低いために弱い、リメイク前と違って道具を持ち込めないので脱出アイテムも持ち込めない、と三重苦の運ゲーになるため、こだわらなければ素直に店主個体を勧誘する方が楽になりやすい(賭け事に自信が無ければ勧誘を果たして突破も考えて良い、また突破成功以降連れ込んだ際に主人公自らで強い野生ポケモンを倒して経験値爆上げに使うのも有効手段)。


なお、泥棒BGMは今作ではマクノシタのホンキの訓練でも流れる。こちらは公式サイトのジュークボックスからも聴ける。(タイトルは「みんな つかまえて~!」)


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カクレオン ポケダン ポケモン不思議のダンジョン

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