概要
初登場は『ドラゴンクエストⅡ』。魔王軍の尖兵として活躍している鳥人のような姿をしたモンスター。石像に化けて侵入者を監視をするほか、人間たちの様子を偵察したり敵地へ潜入することもある。
狡賢く剣術にも秀でており、手に持っている剣で攻撃するほかに、『ドラゴンクエストⅡ』では「マホトーン」を唱え、『ドラゴンクエストⅤ』では「ラリホー」を唱えたり身を守りながら同種の仲間を呼ぶ。『ドラゴンクエストⅧ』では「しんくう斬り」や「急降下攻撃」も使ってくる。
『ドラゴンクエストⅩ』では『ドラゴンクエストⅡ』や『ドラゴンクエストⅤ』でも使ってきた「マホトーン」と「ラリホー」を使うほか、「とびかかる」という強化攻撃も使ってくる。
ドラゴンクエストモンスターズシリーズでは『ドラゴンクエストモンスターズ キャラバンハート』から常に出演している。
このモンスターを語る上で外せないのが、トルネコの大冒険シリーズ。ダンジョンの中で店を営んでいる。危害を加えたり泥棒すると、2倍速2回攻撃で襲ってくる。また、このモンスターは宝物庫の中にも潜んでいる。
泥棒すると「泥棒状態」になり、フロア中にガーゴイルが大量発生して猛スピードでトルネコを追いかける。さらにリレミトの巻物で脱出もできなくなるため、泥棒状態を解除するにはフロアを移動するしかない。しかもステータスはどれをとってもトップクラスであるため、まともにやりあえば間違いなく瞬殺されるだろう。しかしこれだけの強敵でありながら、倒せたとしても経験値はたったの1。なんとスライムよりも低い。
『トルネコの大冒険3』では剣属性・固定50ダメージの技が追加された。仲間にすることもできるのだが、「クロウアンドレア」を装備してLv73以上でないと仲間にならないうえに仲間になる確率が低い。
『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』では魔王軍の魔物として登場。デルムリン島の偵察中にダイ、ポップと交戦。2匹のガーゴイルのうちBの方はポップの「メラゾーマ」であっさり倒された。一方Aの方は「マホトーン」で呪文を封じ込め、ダイのナイフを弾き跳ばすなど苦戦させたが、アバンから受け取った由緒正しき伝説の名剣(実際は10ゴールドの安物)をダイに使われてからは逆に追い込まれ、最後は海ごと真っ二つにされた。
この戦闘をきっかけにアバンはダイを凄い逸材と見なし、期待を強めることになる。
それ以外には魔軍司令ハドラーの雑用をこなすガーゴイルも存在する。
最近の悩みは、右手の剣が重いので右ウデの筋肉だけが発達してしまったこと。
ガーゴイル系のモンスター
通常モンスター
- ホークマン
CV:石井テルユキ(映画『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』)
タカのような翼の生えた空飛ぶ怪人で「空のハンター」という異名を持つ。
『ドラゴンクエストⅡ』では、75という高い攻撃力を誇る上「ホイミ」と「マホトーン」を唱えるが、たまに逃げることもある。
『ドラゴンクエストⅤ』では「バギ」を唱えてくるが、使用する呪文よりもやけに高い回避率のほうが厄介である。リメイク版では仲間にすることができる。
『ドラゴンクエストⅧ』では、「バギマ」や守備力無視の「急降下攻撃」を使ってくる。スカウトモンスターも登場し、仲間にすることが可能。
『ドラゴンクエストⅩ』では、「マホトーン」や「ラリホー」、「バギマ」を唱えたり、「とびかかり」を繰り出してくる。決して自分の主張を曲げない頑固者で、意見を通すためなら暴力もいとわない典型的なタカ派である。
ちなみに、『ドラゴンクエストⅡ』では剣を持っておらず、剣を持つようになったのは『ドラゴンクエストⅤ』からである。
- ソードフライヤー
『ドラゴンクエストⅩ』(Ver.2.1)に登場。
空を自由に飛びまわる魔界の尖兵で、風のように現れては、上空から嵐のように鋭い剣技を繰り出し、飛び去っていく様はまるで嵐である。攻撃系の「バギクロス」を唱えてくることがあるが、それよりも補助系の「バイキルト」や「メダパニーマ」が厄介である。
「ソードフライヤーの正体は、汚れたガーゴイル」という説があるが、ソードフライヤー本人は頑なに否定している。
- イーグルデビル
『ドラゴンクエストⅩ』(Ver.3.0)に登場。
ガーゴイルたちを従える黒き翼の高貴なる悪魔。しかし実は正体は長生きしたホークマンで、富と名声を手に入れた今いっそうワガママな性格になっている。「バイキルト」や「とびかかり」を使ってくる。
- 死のカラステング
『ドラゴンクエストⅩ』Ver.2.4で追加されたホークマンの転生モンスター。
「ドラゴンクエストⅩ イラストコンテスト」で齊藤陽介賞を受賞したものが実装されたモンスターである。葉っぱの団扇に鴉天狗のような和風の衣装を身に纏っている。周囲に闇属性の範囲攻撃を行う「闇のたつまき」や相手全体を即死させてくることがある「ザラキーマ」といった危険な攻撃を使ってくる。それよりも、早く倒さないと逃げられてしまうので注意。そのせいか、転生モンスターとしては比較的出やすい方である。倒すと「死翼鳥人ハンター」という称号が手に入る。
深い深い山奥で修行していたが、いろいろと理由はつけて(結局のところ修行が嫌になって山を下りたようだ)人里に舞い降りたようだが、そのくせ妖術自慢でかなりテングになっている。
- ブラックゴイル
『ドラゴンクエストソード 仮面の女王と鏡の塔』に登場。
己の心を持たずに全てを仕える主に委ねた悲しき忠義の守護者。黒いオーラを纏ったことで紫を基調とした暗い感じの色になっており、サーベルを持っている。溶岩の海に登場し、ジグザグに飛びまわってきたり、たまに攻撃をガードする。主な攻撃は剣による攻撃と「バギクロス」で、急所は羽の部分である。
のちに、『ドラゴンクエストモンスターパレード』にも登場。
関連タグ
カクレオン・トニオ・トラサルディー:不思議のダンジョンの最強店主繋がり、ただし後者は二次創作。