概要
ザキ系の最上位呪文であり敵全体を一撃で死に追い込む事があるという非常に強力な呪文である。『ドラゴンクエストⅥ』以降のナンバリングタイトルとリメイク版の『ドラゴンクエストⅣ』で登場。また、リメイク版の『ドラゴンクエストⅤ』では名前だけ登場する(理由は後述)。
ドラゴンクエストモンスターズシリーズやドラゴンクエストヒーローズシリーズ、『ドラゴンクエストモンスター バトルロード』、『ドラゴンクエスト・キャラクターズ トルネコの大冒険2 不思議のダンジョン』といった外伝作品にも登場。
成功率は「ザラキ」と同程度である場合が多く、これが使える頃になると完全耐性持ちも多くなるので使い勝手が良い呪文ではない。とはいえ一度に大量に現れるような敵には割と効くので、要所要所では役に立つ。
敵に使われる場合は味方はグループと扱われる為、事実上「ザラキ」と同じ。成功率に特に補正がかかっているわけではないが、最上位の呪文ということで使われると妙な威圧感が漂ってくる。
うわー!うんちうんち!
各作品での効果
『ドラゴンクエストⅨ』では他の作品と比べて成功率が高い上、かいふく魔力を上げることで成功率が上がる。耐性が無い敵ならば高い確率で倒せることから他の作品より使い勝手は良い……が、ザキ系全てに当てはまるが倒したいと思う敵に限って効かない事が多い為、やはりあまり使う場面は多くない。
『ドラゴンクエストⅪ』では機種によって仕様が異なる。
Nintendo 3DS版では成功率が非常に高く、無耐性の敵には9割程度、多少の耐性持ちでも7割程度で効果がある。一方でPlayStation 4版ではこうげき魔力に応じて成功率が上がるようになっており、こうげき魔力100でNintendo 3DS版と同性能になる。このこうげき魔力参照というのがネックで、これを習得するセーニャはこうげき魔力が成長しない(目覚めしセーニャなら成長するが、習得レベルが高いので普通にプレイするとこれを覚える前にクリアしてしまう)。このためこの呪文を有効活用するにはこうげき魔力を補正する装備を付けるか、まりょくのたねによるドーピングが不可欠となっている。その分本作では使い勝手が良く、終盤のモンスターにも結構効く敵が多いので積極的に活用できる。
一方で敵に使われた場合もこれまでよりも危険な呪文と化している。上述通り非常に高い成功率を持つため、即死耐性が無いと戦闘不能者が続出する。
ちなみにリメイクの『ドラゴンクエストⅣ』でも上述のように登場するのだが、死の神官・ザラキ厨ことクリフトは覚えず、隠しキャラクターのピサロが覚える。
他にも、『ドラゴンクエストⅦ』で初登場したモンスターであるプチマージが使ってくるがMPが足りないという理由で効果が発揮される事は無い。これは、事前のターンで他の呪文を使ってしまい、MP不足になってしまうのが原因。
ただし、行動をパスさせる特技などで事前のターンに呪文を使わせなかった場合は、MPが足りるためにザラキーマが発動してしまう。リメイク版『ドラゴンクエストⅤ』ではMPが足りていても失敗するようになったので、このような事故は発生せず、事実上ザラキーマは存在しない(名前のみの登場となっているのはこのため)。また3DS版『ドラゴンクエストⅦ』でも必ず失敗するようになった
また『ドラゴンクエストモンスター バトルロード』ではとどめの一撃でクリフトをスキャンすると原作では使えないにもかかわらず使ってくれる。しかしながらその演出も「ザラキ」を使いまくったが効かなかったので「〜しかし、きかなかった!」のメッセージウインドウを踏みつぶしてヤケクソで「ザラキーマ」を使う、という何ともシュールなものになっている。
『ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城』でもクリフトの必殺技として登場。『バトルロード』と同様の演出で、今回はメッセージウインドウを踏み壊している。流石に即死効果ではない。
続編の『ドラゴンクエストヒーローズⅡ 双子の王と予言の終わり』では、クリフトによるザラキーマを使用する音声が追加されている。
『ドラゴンクエスト・キャラクターズ トルネコの大冒険2 不思議のダンジョン』では部屋のモンスターを全滅させる呪文として登場。消費HPは膨大なものの、全ての敵を確実に倒せるその効果は強力。