紫京院ひびき
しきょういんひびき
「この世は舞台。人は皆役者。ならば僕はこの舞台で、最高のダンスを踊ってみせよう」
パプリカ財閥の御曹司で会長の孫。執事の安藤玲を筆頭とした多数の部下、馬のマキシを従えている。
緑風ふわりをパプリカ学園に転入させ、自身もパプリカ学園高等部1年編入および学園長代理に就任する。
7歳で男児モデルとしてデビューし、天才子役として有名になる。その後モデルや役者、歌手として活躍。「ミスターイケメンユニバースオブザイヤー」を受賞し、プルト三国女王からは「最高のプリンス」の称号を授与された。
マルチな才能で世界的なムービースターとして活躍する一方、経歴には不明な点も多い。
容姿端麗、頭脳明晰、スポーツ万能、表向きは気さくで温和な性格で紳士的。人間離れした完璧超人であり、第72話までは劇中でも「理想的な男性」として扱われていった。
なぜか過剰なキャラ付けが苦手であり、極端な語尾を聞くと気分が悪くなってしまう(本人曰く「安易で過剰なキャラ付けは要らない」とのこと)。
あじみは、ひびきの顔を何処かで見た事があると意味深な発言をしている(第75話より)。
「怖いよ、怖いよぉ…ううっひいぃ!」
そして話が進むにつれ、徐々に裏の側面を現していく。
ひびきの目標とは、プリパラの「黄金時代の復活」、つまり誰もが高みを目指していたセインツ時代の天才が輝く最高の舞台への改造である。セインツを理想とし、その思想はプリティーリズム世代の悪役に近い。「み~んなトモダチ」というランクより友達を優先するらぁらに対し、「み~んなライバル」という思想を持つ存在であり、第50話の初登場以降未登場やセリフ無しの回はあるものの、その強烈なキャラクター性で、物語を動かすキーパーソンとしてひびきを軸にストーリーが進められた。
理想の達成のためにプリパラに革命を起こす事を企み、自分に反する相手に対しては容赦なく切り捨て現在のプリパラを体現したような存在である真中らぁらを敵視する。
ふわりを利用するため言葉巧みに誘い出したり、目をつけたそふぃ、シオン、ファルルを手駒にするためにあらゆる手段を用いたり、怪盗ジーニアスを名乗りドレッシングフラワーとコズミックオムライスダ/ヴィンチのドリチケを強奪したり、友情を認める努力チーム達への敵対を宣言したりと悪のカリスマに近い行動を見せている。
また、頭脳派のみれぃやシオンが秘密のゲートを解くことを計算に入れみかんやドロシーを出し抜いたりめが兄ぃの「常にアイドルの味方である」特性を利用し自分に刃向かえない状態に陥れたりと先を読むことにも長けている。セレパラメンバーに欠員が出たときは代理でめが姉ぇにライブさせるなど発想も柔軟。前述した頭脳派2人を上回る作中トップクラスの頭脳を持つ。
頭の回転が速く、正論と詭弁を駆使して相手を説き伏せることに長けておりらぁら達との舌戦で言い負けることはほとんどない。
怪盗ジーニアス時には「プリパラを守る魔法使い」と名乗り、「魔法」と称して完璧であるはずのプリパラシステムをハッキングするなどプリパラシステムの技術的な分野にも精通している。
「泥水をすする練習は必要ない」と言い、一度見たことは完全にコピーできる等人間離れしたスペックの持ち主。演技、スポーツ、料理など、あらゆることを練習もなく器用にこなせたのもこの頭脳があってこそと言えるかもしれない。
アイドルを選ぶ際はドリームシアターの模型に気に行ったアイドルの人形を乗せ、自らが不合格とみなしたアイドルの人形はその理由ごとに分類した専用の箱へ捨てている。
ひびきがそこまでしてプリパラを作り変えようとしているのは「自分のプリパラへの愛に比べらぁら達のプリパラへの愛は空疎に感じられる」ためであり、「自ら選んだドリームチームをアイドルグランプリで優勝させる」事で目標を達成させる為の行動であった。ドリチケを盗んでいたのも、冬のグランプリで革命を起こすためである。
結果的にひびきはプリパラの運営権を奪い取りセレパラへと改造したのだが、これによりトップクラスのアイドル以外はライブが出来なくなったため神アイドルに向かって頑張るアイドルが激減した。そのため最高の舞台への改善どころかむしろ逆効果だと思っている視聴者も多いだろう。一方でプリパラには自分がアイドルにならなくてもアイドルを応援するだけで楽しめている少女たちも一定数おり、その子たちにとってはセレパラは居心地の良い空間だったとひびきに加担しているスタッフは解説している。
だが、セレパラの創設もひびきにとってはただの通過点にすぎない。
ひびきはある恐ろしい目的のために着々と計画を進めていく。
性別
第73話「彼女がデビューする日」でのプリパラデビューを機に…
と衝撃の告白。
この真実に大神田校長やふわり、更には元から彼もとい彼女のファンだった観客もショックを受けた(ふわり以外はすぐ立ち直った)。性別公開後もファン離れが起きなかった辺り流石のカリスマ性である。
60話でドロシーが言った「怪盗ジーニアスが実は女」は嘘から出たまこととなった訳である。この発言をした当時、ドロシーは女子で身長が高い事を理由に栃乙女愛を疑っていたが、ひびきも彼女やめが姉ぇ、大神田校長ほどではないが身長は高い方である。
ちなみに、ライブシーンでの3Dの彼女の胸は今までばれなかったのが嘘のように大きい。
アニメ作画でも腰がくびれており、薄着のときには胸が大きく描かれスレンダー体型の多いプリパラキャラでは珍しくメリハリある女性らしい体型をしている。
作中では一切疑惑を持たれなかったひびきだが、視聴者の間ではまつ毛が描かれている事・胸があるように見える・プリチケを所持している等の理由から、逆パターンの前例がいた事もあり以前から女性疑惑は浮上していた。3DS版では既にデータが入っているので、これを見てひびきが女であることを確信した者も少なくない。
男性として生きてきたそもそもの切っ掛けは、髪を切ったところを男児と勘違いされスカウトされた事。愉快犯的に男装を続けていたらしく、劇中ではもっぱら男物を着用している(スプリングドリームアイドルグランプリでは、彼女のみ専用のパレードコーデを着用していた)。場合によっては女性用ドレスを着る事もあるが、機会はごく稀である。
7歳で男児モデルとしてデビューして以来、男性として生きてきた彼女は「僕にとって演じる事は日常」と言い切る。
彼女は劇中劇の稽古で「どうして女性が男性の格好を?」と自身の女装を「あるがまま」と捉えるレオナから問われ、台本を投げ捨て本来と違う台詞を言い放つ。
「なぜかって?所詮この世は嘘とまやかし。どこに問題がある?」
一方で…?
実際、上記の目的こそあれど自然と長く暮らしていたふわりを学園に呼び寄せた事でふわりがらぁら達と友達になれたり、悩んでいる栃乙女愛に決心を付けるきっかけを作ったり、ドレッシングパフェのままでは進歩が無いと原点回帰としてシオンを焚き付けプリパラ内で「有名アイドル」にランクアップさせ結果的に成長に貢献したりしている(ただしこれらに関しては本人も自分のおかげだと鼻にかけている)。また、第63話では24.5時間テレビで視聴者が1人だけ(それも全世界の中で)になっても文句を言いつつ見続けてくれる。
ファルルには弱いらしく、ファルルのことを「プリンセスファルル」と呼び、「チケットを返してあげて」と真摯に請われた際は素直にそれに従っている。ファルルからの呼び名は「まほちゃん」(初対面時に正体を伏せ魔法使いだと名乗った事から)。後にドロシーも語尾いじり目的でこの呼び名を多用する。
プリパラから出る事のできないファルルのために、システムをハッキングして星空を見せている(72話)。
セレパラ歌劇団としての楽曲・「ホワット・ア・ワンダプリ・ワールド」では、「君の歌声が飛んでいく音楽はなんて素晴らしい」「君の歌ならすべて叶うさ」「みんなきっとトクベツになれるよ」と相手の可能性を否定せずに認めている。
また、セレパラからは追い出したものの、自分のチームへの絶対的な自信からか地下パラでらぁら達がライブをすることについては勝手にやらせている。
ライブ対決で負けたみれぃがひびきに尚も食い下がってきた時には却下したが、立ち直ったみれぃには「君は面白いね」と評価しており、素が語尾ではないみれぃ個人には悪意もないようである。みれぃの語尾ソングにはバリケードを築き真っ青になりながらもちゃんと聞いていたりする。
セレパラを見に来た少女たちには観客としてできる限りの歓待をしている。バレンタインの際はセレパラ歌劇団のメンバーや安藤に対してひとりひとり相手にちなんだ形のチョコレート、セレパラを見にきた全員にもチョコレートを用意しているがみかん達にセレパラ用の大量のバレンタインチョコレートを勝手に食べられてしまい、ファンの怒りを買う結果となった。
このように、思想は超実力主義的であり、実力さえあれば他人の努力も認める。自身が敗北すれば罰も受け入れる。彼女には彼女なりの哲学があり、これらのことから今まで「み~んなトモダチ」をモットーにしていたらぁら達やファンに良くも悪くも色々な影響を与えた。
衝撃の過去
第81話では、あじみはひびきの別荘に赴き、彼女の過去に関する手掛かりを掴む。
過去の彼女の姿、くるくるちゃんである。
昔の見た目は巻き毛のロングヘアにワンピースを着用。ただし性格は、泥だらけで裸足で走り回ったり、電車のおもちゃを持っていたり等、やんちゃだった模様。
別荘に出没する果物泥棒だった若き日のあじみに、ひびきは大いに恐怖しており、あじみからの呼び名は見た目の巻き毛から「くるくるちゃん」であった。現在まで受け継がれる怯え顔も健在である。この頃あじみが見せた手の平で輪を作るような決めポーズは、どういう訳かふわりがよくするポーズと同じである。
庭師曰く「もう10年も別荘に来ていない」との事である。
第82話ではひびきとくるくるちゃんが同一人物と知ったあじみは電話で本人とやり取りするが、この時果物泥棒の少女=あじみと知ったひびきはどうしようもない程動揺している。
彼女の家は裕福で何不自由ない生活を送り、幼少期から様々な才能に恵まれ、たくさんの友人がいた。
幼少期のひびきは友人へのプレゼントカードに、「ひびき」という名前の横に花のマークを描いている。成長した彼女のライブの中でもこの花のマークを模した花火が使われており、これは人を信じていた頃の「人を喜ばせたい」という気持ちが成長したひびきの心にも残っている証と言えるだろう。
だが、両親の客船が雷雨の中難破し一時的に生死不明になる。それを知った使用人達は退職金代わりに紫京院家の財産を盗み、友達も「お金持ちじゃない子は友達じゃない」と言いひびきと縁を切る。
その後両親の生存が判明すると、使用人や友達は再び手のひらを返したように関係を修復しようとしひびきに媚びた笑顔を向けた。
一緒にセインツの話で盛り上がり、トモチケごっこをした友達たちにすら裏切られたひびきは極度の人間不信に陥り、まるで別人のような厭世的な人格に生まれ変わる。
だが、彼女の中で唯一プリパラへの愛は変わらなかった。
本当の目的
ひびきは自身の才能だけをよすがにして、役者としての人生を選ぶ。偽りだらけの芸能界で、彼女が更に人間の汚い面を目の当たりにしていった事は想像に難くない。
彼女は1年前ファルルの事件を知った事を転機に、今回の計画を実行に移した。
83話にて、あじみから電話を受けたことでひびきは過去のトラウマが再発。恐慌状態に陥り、セレパラに戒厳令を敷き閉じこもってしまう。
唯一心を許せる相手として部屋に招いたファルルに対し、自らの最終目的を語る。それは…
「僕の目的は、ファルル、あなたのようなボーカルドールになることです。プリパラの世界こそ僕の真実なのです(83話)」
人間をやめてボーカルドールになれば、誰にも心を乱されることはなくなる。ボーカルドールは現実世界へ出られないため、必然的にプリパラの中で永遠に過ごすことができる。
ひびきの華やかな人生とはつまり緩やかな自殺であり、彼女を突き動かしていたプリパラの革命も、全ては人間としての終わりに相応しい舞台を作り、自身の本当の願いを叶えるためのものでしかなかったのだ。
1期ラスボスが希望から人間になりたがるボーカルドールであったのに対し、2期ラスボスは絶望からボーカルドールになりたがる人間ということなる。
この目的は「純・アモーレ・愛」にて伏線として示されている。メイキングドラマ「サファイア革命純真乱舞」にて苦しみながら青いハートを取り出し、それを貫き砕いたひびきはステンドグラスの向こう側へ行く。この際発する「革命の犠牲」という言葉はひびき自身の事だったのである。
だが、ひびきの願いが叶うこととは、これまでその肉体にあったひびきの意識が消失すること、つまり人間としてのひびきの死を意味する。現実を捨て、自身の死すら眼前に見すえた紫京院ひびきというラスボスに、らぁら達は本格的に立ち向かっていく事になる。
幼い頃からひびきに仕え、彼女が信頼していた安藤は、彼女の幸せのためにらぁら達にひびきの目的を伝えた。これについて彼女は「安藤…僕を裏切ったな?」と激怒し彼を解雇する。
唯一心を開いていたファルルさえも、ふわりの説得によりひびきから離反し、涙ながらに「ボーカルドールにならないで」と懇願する。
安藤とファルルの反旗、天才チームとらぁらの協力を前に、ひびきはひとり苦境に立たされることになる。スプドリはファイナルエアリーを出したらぁらが辛くも勝利し、ひびきは夢を実現する道を絶たれてしまう。
スプドリの決着がつくと同時にプリパラのシステムが暴走し、セレパラは砂のように崩れ去ってしまった。ひびきは最も愛していたプリパラからシステムバグと認識され、存在を消去されかかる。友達という概念のなくなったイガイガ虫の電子空間を、らぁら達の手によって脱したひびきは、自らの敗北が愛するプリパラの未来の礎になることを願った。
一時的に語尾が消えたあじみとも向き合い、赤の他人から友情となるよう努力すると約束し、ふわりに対しても自分がプリンセスではなく友情を求めていたとも認めた(とはいえファンブックでもひびき→ふわりは友情だと明言されたが、ふわりはひびきに対して淡い恋愛感情があったかもしれないとも匂わせている)。
なお、Switchのゲーム版では、自身のやってきたことが罪だったと反省している点がアニメ版よりも強調されている。
ひびきとファルルとふわりのプリパリ帰国の送別会と、ひびきの誕生日会を兼ねたパーティの中でひびきは女装姿を披露(プロジェクションと思われる写真のみで実際に着用はしていない)。このとき着ていたのはドリームシアター3月のエンジェリックローゼンであり、1期でファルルが着ていたエンジェリックファンシーの色違いである。その姿は作中で「女性のお姿も男装も美しい」と言わしめた。
プリパラ出立の日、ひびきはらぁらの人形を「プリパラ」の箱に、自分の人形を「BAKA」の箱に放り込み、振り返りもせずに部屋を出て行く。
2期ラストのひびきの表情は、部屋を去る時もヘリコプターに乗る時も徹底的に隠されている。最後の瞬間にひびきが何を思ったのか。その真実は彼女しか知りえない謎である。
その後…
アニメージュのインタビューによるとひびきはプリパリの近くに住んでいるとのこと。プリパリでアイドルを続ける中、引き続き役者の活動もしているらしい。
本編ではしばらく顔見せ程度の登場だったが、第102話で久しぶりに本筋へ絡む。神グランプリで優勝したらぁら達にあるイタズラを仕掛けた。
さらに第108話ではファルル・ふわりとチーム結成の儀式をするためにパラ宿に帰国。
しかし儀式でどうしても「友情を信じて」を言う事ができず、チーム結成は延期となってしまった。とりあえずと神アイドルグランプリ出場に必要なスーパーサイリウムコーデをゲットしようとふわりとライブを行うも、そのコーデもふわりしかゲットできず苛立ち「こんな不公平なシステムがあるはずない」と融通の利かないシステムに嘆き、再びセレパラを復活させようともした。
ちなみにジュルルの正体が女神ジュリィと既に知っていたようだが、偵察して知ったのかある理由で一時パラ宿に行ったファルルから聞いたのかは不明なところ。
111話ではプリパリで人気だというライブをファルルと共に行ったが、その内容は覚醒前の姿となったファルルと目のハイライトを消したひびきが0-week-oldを踊るというものだった。
この時ひびきは以前のファルルと同じ機械的な歌い方をしており、目の仕様も含め「もしひびきがボーカルドールになっていたら」という想像図にもなっている(参考ツイート)。
メイキングドラマは「届けたい!チックタックフラワー」ではなく、覚醒前のファルルが使っていた「フローズンキャッスルミラージュ」。どんな真意でこのメイキングドラマを使ったかは、視聴者の想像に任されている。
スーパーサイリウムコーデ入手のため、ジュルルを手なづけようとしたり実力を見せつけるためのライブを行うも合計三度失敗しており(しかもそのうち2回は見事に彼女だけハブられた)、以前下心があった事で一度ハブられたドロシー以上の辛酸を舐めていた。しかもジュルルを「ポンコツ女神」と称す有様である(ちなみにこの発言、130話にてジュリィ本人からしっかりと根に持たれていた事が発覚している)。
しかし114話、互いを思いやった上でチームの為に行動するふわりとファルルを見た事から「プロミス、ふわりとファルルの友情を信じて」と発言し無事チームを結成(勿論本来の誓いの言葉とは異なるが、言葉に嘘偽りが無かった事でシステムから無事認証された)。
その後のトリコロールお披露目ライブで遂にスーパーサイリウムコーデをゲット。これだけ手こずっておいて、神チャレンジライブではごく自然にジュリィに「ごくろうさま」と発していた。流石である。
ひびきは誓いの言葉の前に「まだみんなが友達とは言えないけど、ふわりとファルルは友達だ」と発言した。友情を否定する気持ちこそ完全には変わっていないが、ここでようやくふわりとファルルの友情を信じる一歩を踏み出せたといったところだろう。
その後もトリコロール単位でしばしばパラ宿へ訪れており、133話、対戦相手のライブは鑑賞せねばならないという流儀を持つひびきは、「ライブを見た後どうなっているかわからない」と自身の大ダメージを見越しクジで先行を取るための特訓を密かに重ねていた。しかし事もあろうかクジはファルルが引いてしまい(勿論本人に悪気はない)、うっちゃりビッグバンズのライブを先に聴く事になる。
直前まで付けていた新たな語尾カットホンを外しライブを鑑賞するひびきだったが、用意していた語尾シールドを全て破壊され死にかけ状態に陥ってしまう。一時は棄権も考える程の状況だったが、因縁の相手・あじみが語尾を使わないと宣言した事で復活し、僅差で勝利。
そしてトリコロールの神アイドルグランプリは、地の利とこれまでの道筋を武器にしたソラミスマイルに凄まじい僅差で敗北する形により終わりを告げる事になる。
ひびきは試合の敗北を受け入れ、「今回はポピュリズム(大衆迎合主義)が勝った形だね」と、完全なる負けは認めない形でらぁらに賞賛の言葉を贈った。
2ndシーズンで過去を知ったらぁら達から許してもらえたと思われたが、回によって彼女をディスるカットがあったり(そふぃやレオナは可哀想と思って言わなかったが)、劇場版では安藤が無条件で優勝したことでドロシーから「卑怯院」とあだ名を付けられるなど、やはり多少だがまだ根に持たれている描写がある。
続編『アイドルタイムプリパラ』でも引き続きプリパリを拠点にし、作中で度々登場している。
プリパリめが兄ぃを押しのけプリパラのシステムの実権を握り、事実上プリパリの管理者となった(但しセレパラ化はしていない)。華園姉妹、とりわけ妹のしゅうかとは個人で接点を持っている。
ちなみに13話ではパラ宿プリパラをちゅどんさせた。
語頭に「ユメ」を付けるゆいを始め、やはりというか自由過ぎるパパラ宿組のアイドルはあまり気に入っていない模様。
48話ではらぁらの危機に駆けつけ、落胆した素振りながらもらぁらに激励。
続く49話では一同がゴッドアイドルへのチャレンジを名乗り出る中「目覚めさせるにはあのチームしかいないだろう」と素直にとある3人を評価。
ひびきの性格上自分が挑戦したかったであろうことは容易に想像がつくが、それでも3人のことを彼女なりに認める姿勢を見せた。
続々編『アイドルランドプリパラ』ではアップデートイベントですべてのプリパラの総本山であるプリパリから参加していたが、原因不明のアクシデントによりパラ宿以外のプリパラが切り離され、永遠にプリパラに暮らせることに「悪くない」と呆れたことを口にした。当然ファルルとふわりからも怒られた。しかしながら、パラ宿に避難する際キラキラをコントロールするために残ったパリ兄ぃを心配する場面がみられる。
主役回である5話では、プロミスデーがきっかけであまりと知り合う。引っ込み思案な性格から好印象は持てないものの、彼女の喋り口調に語尾が無いのは一応評価できる模様。やっぱりそこか。
また行方不明になったプリパリや各地のプリパラの手掛かりを探るべく、(勝手についてきた)レオナと共に男プリを訪れる。事態の悪化に関わっているマリオと、話の流れからライブ対決をすることに。
結果的にお互いの利益には至らなかったが、メイキングドラマに乱入した挙句銃撃戦で勝利を納める実力の高さを見せつけたことで、マリオが女子プリに興味を抱くきっかけにはなったようだ。
明晰な頭脳でらぁら達を追い詰めるため、ひびきをらぁら達を邪魔する存在として嫌っている視聴者は多い。3クールもの間改心の兆しも見せなかったのでさらに嫌う視聴者が生じる恐れもあった。
彼女の背負うテーマとアイドルとしてのやり方が女児向けアニメにしては重すぎかつ難しすぎるため、年齢の低い層からすると彼女が理解し辛かったという側面もある。
ストーリー上の立ち回りも敵であるそふぃ達を巧妙に招き入れる、らぁら達に黒星をつける、メインキャラクターが大所帯である中出番が多い、ほぼ彼女の思い通りの展開に進むなど、彼女を嫌う一部のファンや「ストーリーを盛り上げるためのキーキャラクター」であることや、「どんな展開でも必ず最後は主人公側が勝つ」「ラストまで見ずに評価するのは早計」としてカタルシスの前振りとして見ていた視聴者からすれば納得できない状況である。
しかしその一方で「天才の名に恥じない、魂を注ぎ込むような圧倒的なステージパフォーマンス」「強烈なキャラクター性」「影の主役と言うべき立ち位置」、「怯え顔がかわいい」「胸が大きい」等の理由で彼女を好く人(主に大きなお友達)も多い。
アニメ雑誌の人気ランキングではお○松さんや○魂キャラだらけのなか上位にランクインし、女性キャラクターの中でトップになるなどキャラクター単体としての人気は高い。
また、イーガンなどの本格サイバーパンクに通じるキャラクター性(肉体を捨てる=肉滅)など、SF方面から彼女を評価する声もある(夕方子供向けアニメで哲学的SFに挑戦したアニメといえば、他に「ゼーガペイン」などがある)。
即ち、目的の為に手段を選ばず気に入らないアイドルは平然と切り捨てたり、自分を純粋に慕っていたふわりをかつて自分がされたようなことをするなど必ずしも彼女がしたことが全て許されることではないので、ひびきは悪役としてファンが多いが嫌う声もあり、謎のバランスがとれたキャラクターなのである。そのため、(2ndシーズン全体にも言える事だが)彼女の評価は賛否両論になっているのだ。
また、らぁら達の信念や実力は認めたがらぁら達を友達と認めた訳ではなく、アニメージュでは「どうやっても中々ひびきが改心してくれなかった」と脚本上苦労した旨が語られている(現に上記のように自分の思い通りにならないとセレパラを復活させようとしたり、女神であるジュリィの悪口を言う、自信過剰な部分が残っているなど)。制作陣はひびきのテーマが女児向けではない事を解りきった上で彼女を描いたとも語っており、スタッフも苦戦気味だったのかもしれない。事実、2ndシーズン最終話でのんが、好きなアイドルについて、「一番がファルル、二番がらぁら等その他のアイドル、3番(実質最下位)がひびき」(ひびきが実質最下位である理由は「キャラ設定が難しすぎた」)と述べており、ひびきのキャラ設定および2ndシーズンのセレパラ編の展開が本来の視聴層である女児に受け入れられなかったことが暗示されている。
ひびきが敗北を認めたとき「我が敗北が愛するプリパラの未来の礎にならんことを」と言うが、これは作中でも指摘されるとおり「ルイ16世の最後の言葉」である。
3rdシーズンではひびきが改めて「友情」の言葉と向き合い、僅かながら一歩を踏み出した。説明不足と言われた2ndシーズンのフォローとも取れる展開であり、かつてひびき寄りで見ていた視聴者やファンは好意的な反応を示していた。
その後のストーリーやアイドルタイムプリパラの端々でも、ひびきが緩やかながら成長している様子が描かれている。
映画「プリパラ み~んなのあこがれ♪レッツゴー☆プリパリ」では単独でひびきルートが製作された。中盤わずか10分程度の登場ながら、ドレッシングパフェに弄られるひびき、目立ちまくる安藤玲、純アモライブ、隠しようもなく存在を主張する豊かな胸など、ひびきファン向けの見所が沢山ある。
また、「ひびきには美しくあって欲しい」というスタッフの思いから、キンプリのキャラクターデザインを担当している松浦麻衣氏が総作画監督となっており、美麗な作画にも注目である。ひびき好きなら是非ひびきルートを見て下さい。
ショートボブの銀髪、緑色の目、睫毛が濃く長い。くるんとはねたアホ毛が特徴。作中アイドルの中では高身長(グロリアやめが姉ぇよりは下でファルルと同じくらい)で、腰がくびれるなど体型はわりと女らしい。
男装キャラなのでズボン姿が多いが、太股を露出するショートパンツやドレスも着用。
現実世界とプリパラでの容姿は同じ。
アーゲードゲームでは2015年11月26日よりプレイキャラとして操作出来る様になった。スキャン間違えひびき様byぴぴこ
ゲーム版ではプレイヤーの任意で曲やコーデを選ぶ事が出来るため、ひびきもプレイヤーにより好きなコーデをさせられる。
そのため、「コズミックポップなコーデさせて、苦手な語尾を使うみれぃとあじみをメンバーにして『パニックラビリンス』を踊らせて辱めてやるぷり」なんて目論んで…もとい、期待しているプレイヤーもいる(実際に実践していたり多少アレンジをしている動画もいくつかある)。
無論、女の子らしい格好も可能である。
また、タイム3弾の後期からドレッシングパフェと共に、スーパーアイドルタイムのエスコートキャラとして追加された。プレイヤーキャラは任意で選べるため、みれぃ等の語尾アイドルに当たったら…(もちろん拒絶反応はしません)。
曲名 | 作詞 | 作曲・編曲 |
---|---|---|
純(ピュ)・アモーレ・愛 | 三重野瞳 | 石塚玲依 |
Shooting STAR(*1) | 菅原幸枝 | 菅原幸枝 |
嘘つきはTomorrowの始まり(*2) | マイクスギヤマ | 石塚玲依 |
(*1)『プリティーリズム』時代の筐体曲。
(*2)「Pripara Friendship Tour 2019 プロミス!リズム!パラダイス!」にて初披露。
- 前述した通り、個人としての人気は高く、ドリームチーム選抜総選挙では2位となり、新コーデによる描き下ろしの制作、ドロマゲドン・ひとしての新曲を披露している。2020年には個人でのコラボカフェの開催を決定しており、放送終了後も彼女の人気の高さはぶれていない。
- 初期設定では現在の容姿とは多少異なり、金と水色のオッドアイであった。名前も「グラジオラス」となっている。後に声優は別のシリーズでオッドアイのキャラクターを担当することになった。
- 2023年冬からは、ひびきを主人公としたwebコミック「紫京院ひびきの華麗なるお遊戯」が「PASH UP」にて連載されている。
このページはネタバレ・私的見解が含まれています。ご注意下さい。
足りないものがあれば、追加してください。
悪行(各話での行動)
革命前
- 第52話でひびきは紫の雄ヤギをふわりに与えている。だが続く第53話ではひびきの手紙をふわりに渡そうとしない節が見られた。この紫ヤギは既にひびきの本性を知っていた可能性が高く、ひびきがそのヤギを送った理由も、見捨ててふわりに差し向けた可能性が高い。第74話でも、自身が飼っている馬のマキシが飼い主よりふわりに懐いていた。これも飼い主より優しい人が好きであるという人徳の違いといえる。
- ふわりを自分の理想のプリンセスに改造しようとする。最後にセレブリティー4を送り込んで荒療治しようとするも、結果的にふわりはプリンセス候補の辞退を宣言する事になった(ひびきもふわりを「君は失格だ」と見捨てた)。
- プリパラを自分の理想通りに改造するための拠点として、プリズムストーン向かいのハンバーガーショップを潰してそこを拠点とする。店の閉店にみかんが落胆するが、これによりひびきがプリパラに潜入するためのルートが確保される事になった。
- 第61話では、第57話の時点でターゲットにしていた北条そふぃに目を付け、彼女にセレブフラッシュという高級梅干しを食べさせる。結果そふぃは長時間クールの状態になったが、切れた途端にやつれるように倒れてしまった。この状態のそふぃはSoLaMi♡SMILEに無理に10回連続ライブをやらせたため、ひびきは意図していないとはいえ、らぁらやみれぃ、他大勢のプリパラアイドルを間接的に苦しめた事になった。この一件から、南みれぃに疑われるようになった。
- 続く第62話では、第57話で狙いを定めていた東堂シオンと、剣道や柔道、囲碁で互角な戦いを繰り広げる。その後シオンを自身の手駒にするため、彼女にアイドルに関する事を論じている。
- 第63話では、らぁら達が企画した「24.5時間テレビ」で難癖と理想のプリンセス候補探しを兼ねて視聴人口が最後の一人になっても見続け、気に入らない事があると使用人達を使って自演の苦情をプリパラにぶつけ、その都度番組を中断に追い込んでいる。結果的にみれぃ、ドロシー、みかん、らぁらをプリンセス候補から外し、特にらぁらに対しては「オールランドバカ」と嫌悪感を露わにした。一方で、なんだかんだふわりに対しては心残りがあるのか、みれぃ達がふわりにキャラ付けのために語尾を決めてあげようとした際には真っ先に妨害している。らぁらに関しても、第69話にて思うところがあったのか再び注目する様になる。
- 第65話にてあじみの一件でプリパラTVの視聴を控えた事で紫の蝶の形をした隠しカメラをプリパラ内に放ち、らぁら達を監視。自らBAKA扱いした4人とコスモが組んだ事により、彼女もプリンセス候補から外す。ちなみに蝶の監視カメラは翌週、あじみ達に捕まるが彼女達5人が文字通りバカだった為に詳しく調べもせずに解放したため、存在が露見する事はなかった。
- 第66話では、そふぃやシオンのチームメイトであったみれぃに対して、足を引っ張ったと非難している。
- 第70話では、自ら狙っていたファルルがドリームパレードに参加すると聞いて本格的に彼女の獲得に動き出す。なお、ファルルは現実世界へ行け無いため、怪盗ジーニアスとして接触する事になった。(これ以降の詳細は怪盗ジーニアスの節にて)。
- 第71話にてドロシーに「怪盗ジーニアスは毎年一人で誕生日を祝っている」と鼻で笑われたが、実際には逆に毎年沢山のファンから祝ってもらっているものの、その時の大量のプレゼントにうんざりしていると安藤に語っていた(さらに適当に処分しろとまで言っている)。そしてラストにてらぁらの事を天才でもバカでも語尾でもなく自分の敵と見なしている。
- 第74話では、第56話でふわりがプリンセス候補を辞退して以降初めてふわりと対面した。この時にひびきが、初めてふわりに対する本音を告げている。これによりふわりはショックで寝込んでしまった。なお、この回ではそふぃとシオンをチームメイトとして迎えた他、レオナとドロシーに舞台稽古の代役をさせている。
- 第75話では、ひびきの思惑通り、そふぃとシオンをチームメイトに加入させる事に成功した。続く第76話でも、チャームの導きによってみかんをチームメイトに加えている。
革命時
- 第77話で、天才チームで結成した「セレパラ歌劇団」が、らぁら達のチーム「フレンドール」を倒して優勝。そしてめが兄ぃからプリパラの運営権をはく奪し、事実上プリパラの革命を始める事となった。
- 第78話で、プリパラを改革し、セレパラへと改造した。
- 第79話でトップアイドルより上のアイドルしかステージに立てない様システムを改造。これによりセレパラ歌劇団所属のアイドル以外のメインキャラはライブが不可能となる。抗議するらぁらとみれぃに対しては、天才と競い合ったからこそランクアップ出来たと語る一方、努力はまやかしであると締め出してしまう(この時は既に目的を達成した為か、らぁらの事は既に敵だと感じていない節が見られた)。多くのアイドルがセレパラを支持する中、栄子、なお等らぁら達と関わりのあるアイドル達はセレパラの反対を宣言するが、みれぃはプリパラを止めると宣言してしまう(後に復帰)。
- 第81話でのひびきは相変わらずで、地下パラの誕生についても動じなかったが、ガァルルに怯える描写があった。そしてあじみは、プリパリで遂にひびきの過去に関する手掛かりをつかむ。
- 第82話では、ランクを上げる条件で春のグランプリの出場を認めた。この回ではセレパラにてバレンタインのパーティを実施する。一時は地下パラの観客を空にする程の人気であったが、ガァルマゲドンの策略によりパーティを台無しにされてしまう。さらに前述の通りあじみとのやり取りでトラウマを思い出し、冷静さを失ったひびきは地下パラの革命を潰す決意を固める。
- 第83話では、前回の件により自身の半径1km以内にあじみを近づけない様安藤に命じている。同時に、ファルルに最終的には四季のプリンセスになって奇跡の鐘の力で自身もボーカルドールとなるという夢を叶え、嫌気が差した現実世界に決別を付けるつもりである旨を語る。
- 第84話では、怪盗に扮したふわり「怪盗ナチュラル」に遭遇。ふわりから友達になる事を誘われるが拒否してしまう。さらに安藤がひびきの真実を語った際は解雇を通告してしまう。しかし最後はみれぃの努力を認めフレンドールのグランプリ出場を認めた。その際グランプリのルールを一部強引に変更したため、システムに負荷がかかり始める。そしてラストでは、レオナをセレパラ歌劇団へ誘う。
- 第85話でお互いのグランプリのチームのメンバーが確定した際は、フレンドールの誰かが優勝すればプリパラのレベルも1段上がると評している。以前の様に過度な見下し方はしなくなった点からひびきの心の変化の兆しが窺える。
- 第86話では勝負前にトレーニングをしたり、全力で戦う事をらぁら達に誓っている等、前回同様努力を認める等心の変化を見せた。勝負ではプラチナエアリーを出すなど全力を出したが、最後はらぁらの本気によって鐘を先取りされ敗北を喫し、セレパラの運営権も失った。敗北後も友情はあり得ないと悔しがっていたが、直後にシステムの暴走によってプリパラの崩壊が発生してしまった。
敗北後
- 第87話では一時的に記憶喪失に陥ったプリパラアイドル達のみのプリパラを「気持ちがいい」と言っていたが、その後捨てた筈のふわりのトモチケを拾った事でふわりの事を思い出し、その後自分を助けようとしたふわりに感銘し、今までの事を謝罪。同時に助けようとしたあじみから本当の気持ちを聞かされ、あじみとも「赤の他人から始めよう」という条件で、一応和解した。しかしその直後にふわり達と共に異空間に引きずり込まれてしまう。
- 第88話でらぁらの奇跡の鐘の力でらぁら達に救助され、異空間から帰還。自らの敗北を認め、らぁら達と和解した。
- 第89話ではらぁら達からひびきの誕生日兼送別会に誘われる。最初は友達と触れ合う事に慣れていなかったせいか拒否するが、みれぃ達の語尾地獄を浴びて気絶させられ強引にパーティに連行される。その際安藤に密かに語尾カットホンを装着させられた事によって、語尾を使う相手ともまともに接する事が出来る様になった。その後は女装(というか、本来の女性通りの姿)姿も披露したり、ふわりと初デュエットライブを行ったりして、一応大成功を収める。そして、ファルル、ふわりと共にプリパリへ旅立って行った。ちなみに、のんは3番目(ファルル、らぁら達みんなの次)にひびきを応援している事が判明。のんはひびきを「ルックス・実力では申し分ないがキャラ設定が難し過ぎた」と評している。
3rdシーズン以降
- 第102話では、らぁら達に神アイドルグランプリ制覇のお祝いとして映画出演を依頼。しかし実際はらぁら達を振り回させるイタズラ目的のお遊びであった。
- 第108話でTricoloreチーム結成の儀式を行うため、ふわり・ファルルと共にパラ宿のプリパラを訪れる。しかしまだ友情を受け入れ切れていなかったため、儀式のセリフの中にある「友情」が言えずチーム結成は延期に終わる。その後グランプリ出場を狙うためジュルルを手懐けようとするが、そのやり方が第99話のドロシーと似ていた事から一緒にライブで歌ったふわりのみがスーパーサイリウムコーデを入手する結果となった(最後は怒りジュルルに八つ当たりしていた)。
ギャグ場面
- 第51話での初登校では、挨拶のキスを機械のリナちゃんにも行っていた。第67話でも、ジーニアス姿ではあったがやっぱりリナちゃんにキスをしていた。機械にキスをする王子って一体…。
- 第62話でシオンと共にヘリコプターで夜景を見た際、前述の「ひびきの悪の名(迷)言」の節で述べた、どう考えてもこいつが発言しそうなセリフを発している。
- 第64話ではあじみのライブを見たが、あまりにもぶっ飛んだキャラであったため「凄く頭痛がする」とらぁら以上に嫌悪感を露わにした。いつもは箱に軽く放り投げる人形も、この時ばかりは全力で投げつけていた。
- 第73話ではファルルから「まほちゃん」と呼ばれ動揺しているシーンがある。語尾に続くひびき第2の弱点となってしまった。なお、この回でひびきが歌った曲の一部に「人参を噛み噛みと」(隣人も神々も)と聞こえる部分があるのはご愛嬌。
- 第75話では噂に反応してくしゃみをしたり、突然ひびきの隣に立ったあじみに本気で怯える姿が描写された。
- 第89話、第108話のメイキングドラマでは木彫り風ひびき像を披露するというボケを演じる(ふわりにスルーされたが…)。
ターゲット
ひびきは以下のアイドルをこのように評価していた。
- そふぃ、シオン、ファルル(標的済み、この内ファルルはほぼ彼女に味方しており後にそふぃとシオンもチームメイトに加わる)
- みかん(当初は単にバカであるため×であったが、後に奇跡を味方に付けた天使・ジョーカーにもなりうるという事でメンバーに加える。なお彼女の語尾「~なの」は「~です」や「~ます」と同じらしくひびきの中では許容範囲。ただし78話であろまと引き離される現状が嫌で離脱した)
- ふわり(自身を裏切ったため×、75話で一時戦線離脱し完全に候補から外れる。結局プリンセスではなく友情へ)
- あじみ(頭痛がするほどぶっ飛んだキャラであるため×、なお当時は語尾の違いから面識があった事を認識していなかった。最終的に赤の他人から再出発)
- 栃乙女愛(面白いが天才ではないため×)
- みれぃ(苦手な語尾を使うため×加えて努力アイドルという対極の立ち位置。但しそふぃとシオンと組んだ際には、らぁら達が優勝しないよう結果的には密かに応援している)
- ドロシー(単にバカであるため×)
- らぁら(自身曰く「オールラウンドバカ」であるため×、その後再び注目する様になるが叩き潰すべき敵と見なす。野望を達成した第79話では既に敵だと思わなくなっている)
- コスモ(コズミックうるさいため×)
- あろま(アクマであるため×、但し直接評価する描写は無かった。なお、オータムドリームグランプリでは自ら合格としたそふぃとシオン、更にみれぃ、レオナと共に「あろまそレーシ・み」を結成した際には一応応援している)
- ちゃん子、ななみ(苦手な語尾を使うため×、こちらも直接評価する描写は無かった)
- ピヨンセ(一時みかんの代わりにセレパラ歌劇団に入っていたが、勝手に結婚したため×)
- レオナ(明確な評価を出さずチームには選んでいなかったが、第84話終盤で勧誘し第85話でメンバーに加える。なお、評価を出す前もオータムドリームグランプリでは自ら合格としたそふぃとシオン、更にみれぃ、あろまと共に「あろまそレーシ・み」を結成した際には応援している。結構気に入っているのかもしれない)
この内、彼女が当時不合格かつ嫌悪感を抱いたらぁら、ドロシー、みかん、あじみ、コスモのサイリウムチャームが輝き5人チーム「コズミックオムライスダ/ヴィンチ」が誕生してしまっている。そして「オータムドリームグランプリ」では、そふぃとシオンが優勝出来なかった事に衝撃を受け、自らBAKA扱いしたらぁら達「コズミックオムライスダ/ヴィンチ」が企画の存続も兼ねて優勝したと言う皮肉な結果を招いている。そして、優勝出来なかったチームメイトのみれぃを責め、優勝したらぁら達のチーム(=ひびきがバカ扱いしたメンバー)に対してはコーデを強奪するという仕返しをしてのけている。
その後74話にて、今まで眼中に無かったレオナと関わる機会があったがプリンセス(?)候補には上がらなかった。
続く75話でファルルのみならずそふぃとシオンも自ら彼女のチームに加わり、最後の一人を選出する事になる。
続く76話ではあろまも不合格であり、結果的に数合わせとして残りを自らこき下ろしたメンバーから選ぶ自体となり、その内みかんの実力を改めて評価し彼女をメンバーに加え遂に5人の天才チーム『セレパラ歌劇団』を結成したの。同じ頃、3チームの残りのメンバーも努力チームを結成している。
その後みかんの脱退でメンバー探しに困っていたが、84話でレオナを勧誘し85話で加入に成功。みかんとレオナが入れ替わる形でチームを再結成し、改めてスプリングアイドルドリームグランプリに臨んだ。
最終的には以下の様になった。
- BAKA(ひびき、ドロシー、みかん、あじみ、コスモ)
- 語尾(みれぃ、ちゃん子、ななみ、newmew、あじみ)
- 天才(そふぃ、シオン、ファルル)
- なちゅ(ふわり)
- アクマ(あろま)
- かわいい(レオナ)
- 濃い(大神田校長、栃乙女愛)
- プリパラ(真中らぁら)
なお、あじみの人形のみ2つの箱に入れられていたが、わざわざ用意したのかそれとも作画ミスなのかは不明。
これ以降の登場となったノンシュガーのメンバーの評価は、第134話で以下のように判明している。
ひびきの悪の名(迷)言
(全て和解以前の第86話まで)
第82話途中まで
「さあ僕色に染まれ」(=自身の操り人形になれという意味と思われる)
「今度はこちらが奪う番だ!」
「存在の耐えられないアホどもめ、オタドリで痛い目に逢うがいい」
「僕にとって演じる事は日常なんだ。パルプスの田舎娘を誑かすぐらい簡単さ」(ひびきが傷心のふわりに対して)
「所詮この世は嘘とまやかし、どこに問題がある?」
「天才と天才は惹かれ合うものだ。いずれ凡人の中では物足りなくなるだろう」
「クッ...どれも頭に花が咲いた奴ばかりだ」(みかん天才回での一言)
「選ばれし天才達には、汗をかき、喉を枯らす、そんなレッスンは必要ではない」
「さあ、選ばれし天才たちが集う、新しいプリパラ、セレパラの幕開けを祝いましょう!」
「全ては計画通り、プリパラの全ては僕のもの。スプリングドリームアイドルグランプリは僕が仕切る。そして、ドリームパレードも」(目的を達成した際の歓声)
「ふん、落ちるところまで落ちたな」(プリパラの運営権を剥奪されためが兄ぃに対して)
「システムは全て僕のもの」
「みんなじゃない、レベルの低いアイドルの資格が無い者だけさ」(ライブが出来なくなったらぁらとみれぃの抗議に対して)
「砂利の中に宝石を飾る馬鹿はいない。真に価値ある者は、純粋にそれのみを取り出して鑑賞するべきだ。そこにこそ真の感動は生まれる。」
「地下パラとか言うんだろ?放っておけ、所詮セレパラの敵ではない」(地下パラに対する評価その2)
「そんなまがいもののライブ、興味がありませんね」(地下パラに対する評価その1)
「天才がやれば革命でも、凡人ならただの反乱で終わる運命さ」
ひびき激怒(第82話終盤以降)後
「あんどおおおおお!バリゲードを築けえええええええ!黄木あじみを近づけるな!絶対!絶対に!あんな奴、僕には用無しだ!」(冷静さを失ったひびきのあじみへの反応)
「革命だと?僕が甘い顔していたら付け上がって!チョコの様な甘さはここまでだ!もう容赦しない!」
「強きは弱きを叩き潰す、それが歴史というものだ!革命を、潰す!」
「どうせ外の世界は嘘偽りだらけ、プリパラの世界こそ、僕の真実なのです」
「薄っぺらなガラクタ(プリチケ)、まるで君(ふわり)そのものだ」
「不愉快なパクり怪盗、おかしな遊びはこれっきりにしてくれ!」
「安藤…僕を裏切ったな?」
「お前(安藤玲)はクビだ!一生野良ヤギとして生きるがいい!」
「安藤は雇い人だ。どこにも問題は無い」
「僕の邪魔をするなら、君たちも安藤の様に野に放つ!」
「プリパラに君の居場所は無い!」(ドロシーの挑発に対しての反論)
「僕は信じない」(らぁらの「裏切られても友達を信じる」の発言に対して)
「友情の勝利だと…?あり得ない…僕は認めないぞ…友情なんてあり得ない!」(スプドリ敗北直後の台詞)
らぁらに対する評価
「真中らぁら…こいつは大バカ者だ!オールラウンドバカだ!」(当初の評価)
「ふん、コーデに値する資格の無い者が」
「誕生日ライブだって?お気楽なものだな。冬のグランプリも近いというのに」
「わかったぞ…お前が原因だったのか…。真中らぁら、こいつは天才でもバカでも語尾でもない…僕の敵だ!」(ひびきVSらぁらを象徴する台詞)
「君を最大の敵だと思った事もあった。結局勢いだけの様だね」
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