お久しぶりぶりブリ大根ですわ真中っさん!
概要
私立パプリカ学園小学部の校長。高等部の寮の寮母も務めている。異常にデカいロールヘアが特徴の女性。
見た目は50代くらいのおばさんに見えるが、実年齢は校長にしては物凄く若い30代(1stシーズンの時点で30歳)。後述の小学生時代もその大人びた容姿や(私立の小学校だったのか)制服を着ていた事からそれ以上にも見える外見だった。
高飛車な性格で、語尾に「~ですわ」付けて話す。
当初は何故かプリパラを激しく嫌悪しており、小学部でのプリパラを全面的に禁止していた(学園の校則ではなくグロリア校長が勝手に決めた規則であり、他の学部では普通に認められている)。
プリチケを持っている生徒を「臭い」で判別する特技を持っており、プリチケを吸引するためのクリーナー「リナちゃん」を用いてプリチケを次々と没収して回っていた。だがプリパラが嫌いすぎるあまり、プリパラタウンへの入り口がある「Prism Stone」の半径100m以内に入ろうとすると身体が拒絶反応を起こしてしまい近付けないため完全には取り締まりきれていない。
その厳しさはパプリカ学園以外の学校にまで噂が広がっているほど。プリパラを生き甲斐にしている者にとっては迷惑極まりない行為であり、後述の真相の一部を聞かされたドロシー達からはかなり非難されている。
真中らぁらがプリチケを持っているのではないかと疑念を抱き執拗に彼女を追いまわしていたが、らぁらの周囲の協力もあり毎回ギリギリのところでかわされていた。しかしそれでも諦めることはなく執拗にらぁらの秘密を探り続けた。
一方で「友達」という言葉を極端に嫌っており、この時点で視聴者には過去に何かプリパラや友情への因縁があったのではないかとも予想されていた。
こう見えて意外にもプリパラと友達に関わること以外では常識的な部分があり、教育指導も(プリパラと友達に関すること以外は)割と良識的。
四角四面の人物というわけでもなく、第17話では学校のハロウィンパーティにて似合いすぎる魔女コスチュームを着こみ、ほうきにまたがり謎のジェットパックで飛行しノリノリで参加していたりと度々お茶目な一面も見せる。しかしそれに乗じてプリチケの没収も忘れない。
食への造詣も深く、らぁらの自宅であるイタリア料理店「パパのパスタ」の味に感動してからは常連となっており、らぁらがプリパラに行っていないか監視を兼ねて通いつつも普通に料理も楽しんでいる。更にその近くに建ったウェスト姉弟の実家「にんじゃもんじゃ」と「パパのパスタ」のグルメ対決では審査員を務め、過度な反応と共に饒舌に感想を述べている。
管轄外の中学部に基本的には干渉していなかった(そのためかプリパラアイドルとして有名な北条そふぃも問題なくパプリカ学園中等部に通っていた)ものの、東堂シオンのような優秀な生徒がプリパラに行っている事には苦言を呈したほか、転校してきたレオナ・ウェストのとある事実を知った時は状況についていけず卒倒している。
第19話では「パパのパスタ」で作戦会議をするシオン達の会話を聞いてらぁらの母親に娘がプリパラに行っているのではないかと問いただし、数々の妨害は受けつつも次第に事実に近づきつつあった。
学園祭にて規則の穴をかい潜り行われた学校外でのプリパライベントが原因で遂に怒りが頂点に達し、パプリカ学園からプリパラを無くす為の強硬手段として、空席となった中学部の校長も兼任することでさらに学園全体の支配を強める事になった。当然ながら生徒達から抗議されるが一切聞く耳を持たず、らぁらがプリパラに行っている証拠を遂に掴む。
前作のこの人程ではないとはいえ、このような問題行動を諌める教員が誰もいなく黙認されていた辺りパプリカ学園の経営実態が杜撰ではないかと思えてくる。一応、前述の通りプリパラが絡まなければ教師としては問題ないため、優秀な人物であった故30代で校長に抜擢されたのかもしれない。
ゲーム版
本人は登場しないが、アゲアゲアイテムとして「グロリアこうちょうのリナちゃん」が登場する。プリチケを狩るリナちゃんがプリパラデビューしているとは一体…。
隠された秘密
彼女が何故プリパラを嫌悪しているのかは様々な憶測を生んでいた。特に2クール目OPに登場したユニコーン型マスコット「ユニコン」の髪型が彼女とよく似ており左右対称であるため、ファルルと関連する人物なのではと噂されていたが、特に関係はなかった。
第23話終盤にて校長室に飾られてある剣に刺さった古いプリチケが確認され、続く第24話にてその真相が明らかになった。
明かされた真相
実は大神田校長も20年前にプリパラに通っており、「シュガー」という名前でプリパラのアイドルとして活動していた。
デビュー直後「ひめか」というアイドルと親しくなり、現実世界でも会うことを約束してプリ券をチョキった。
しかし約束の日にひめかは現れず、その後どれだけ捜してもひめかと会うことはできなかった。
「ひめかは約束を破って他のアイドルと組んでしまったに違いない」と思い込んだ校長はそれ以来プリパラと友達を憎むようになり、プリパラや友達など必要ないことを世に伝えるべく、教師になることを決めたのであった。
しかし心の奥底にはプリパラとひめかへの未練が残っており、らぁら達のライブを目の当たりにしてそれらが蘇った校長は、拒絶反応を跳ね除け20年ぶりにプリパラを訪れる。
そこで待っていたのはひめかの正体、即ちらぁらの母親。クリスマスになると昔の事を思いだし、毎年プリパラの前でシュガーを待っていたのだった。
実は約束の日、お互いの現実世界での姿を知らなかった2人は互いに絶妙なすれ違いを繰り返し、互いに約束を破られたと思い込んでいた。加えて当時のプリ券は現実世界での姿が印刷されなかったため、お互い相手の姿が解らなかったのである。
更に間の悪いことに、その翌日ひめかの小学校でプリパラが禁止されてしまい(つまり大神田校長は図らずも、生徒に自分と同じ過去を経験させていた事になる)、ひめかはPrism Stoneに近づくことすらも許されなくなってしまう。
ひめかが小学校を卒業してプリパラへの出入りが許される頃には、校長はプリパラを憎み去ってしまった後だった。
長年の誤解が解けた校長はひめかとの再会を心から喜び、同時に自分の過ちを認めパプリカ学園のプリパラ禁止を撤回。没収したプリチケは全て生徒たちの元へと戻っていった。
その後のクリスマスのライブではらぁらの母親と共にプリパラを訪れ、そらみスマイルとドレッシングパフェの合体ユニット「そらみドレッシング」のライブを絶賛していた。
その後は無差別なプリチケ狩りを辞めプリパラを推奨するようになり、プリチケを没収するにしても学業を疎かにする生徒への一時措置だったりと、教育方針も道徳的な内容に切り替わっている。
更にらぁらママと一緒に再びプリパラデビューを果たす事となった。
なお『ひめか』は劇中描写からプリパラ内での通称と推察されるが、25話以降彼女がグロリアを「グロちゃん」と本名由来のニックネームで呼ぶようになったのに対し、グロリアはほぼ変わらず「ひめちゃん」と呼んでいる。
そして現在
栃乙女愛と共にプリパラジムの教官としても活動し、何故か「館長」の称号となっている。
理事長の孫には頭が上がらないらしい。
学園の寮に入ったふわりやペッパーのお目付け役となるが、常識に囚われない彼女達には手を焼かされているようだ。
表舞台に立つことは1stシーズンより減ったが、らぁらママやリナちゃんと組んでアイドルドリームグランプリや神アイドルグランプリに出場していたこともある。
3rdシーズン最終話ラストではらぁらにアボカド学園への転校を命じている。ただしその学園の校長(後述)が当初プリパラ嫌いであったため、どの様に話し合ってらぁらをアボカド学園へ引き渡したかは謎のまま。彼女には学園の庭師と地元の有力者も兼ねている兄(これも後述)がいるので、パパラ宿のプリパラ云々の下りには両者が関係していた可能性は高い。
関連人物
劇場版『レッツゴープリパリ』にて大神田プロリアという姉がいる事が判明(髪形以外容姿は全くの瓜二つ)。この映画で起こる事件は二人の姉妹喧嘩が発端であり、なにげに作中の重要なポジションに配されている。
またアイドルタイムプリパラでは大神田川ババリアおよび大神田川ババリオといういとこも存在していたことが判明した。
ババリアはアイドルタイムにてらぁらが通うアボガド学園の校長であり、グロリア同様に物語序盤ではプリパラを嫌っていたが、実際には教育に悪いのではという単なる偏見や個人的に関係の深いとある生徒が嫌っているからというのが理由であり個人的にはグロリアほど深い因縁があったわけではない。アイドルタイムの第12話という比較的早い段階で誤解が解けた後はむしろプリパラを支援する側の立場になっている。
アイドルランドプリパラでも私立バジリコ学園で校長を務める大神田沼オバリアが登場し、名前と容姿が似ている事からやはりグロリア校長達とも親戚である模様。
プリパラ以外のシリーズ作品
3世代後の『ひみつのアイプリ』では私立パラダイス学園の学園長として大須賀ヴィクトリア(CV:石上静香)が登場している。生徒のアイプリ活動を快く思っていない点は初期のグロリアと共通で、学園長に就任した当初は極端な禁止令こそ敷かず自粛通達を出していた。その後、ひまりが消灯時間を過ぎて深夜にアイプリバースから配信を行った現場を抑えて全校を対象に「アイプリ全面禁止」を発令したが、生徒会やかつての相方の説得もあり1話で禁止を撤回している。
関連タグ
法月仁…主人公達と敵対関係にある教育者繋がり