「シオぽよ♡ あたしシオンちゃん!虹の国からやって来た、ちょっぴりお茶目な女の子ぽよ!」
概要
ここでは、本筋に関わる第102話の内容も併せて記述する。
紫京院ひびきが紹介した監督の「メカ姉ぇ」により、映画を撮ることになったらぁら達。メカ姉ぇは優秀な賞を取った監督らしい。
撮る事になった映画は、その名も「からふるシオンちゃん」。シオンちゃんは虹の国からやってきた設定。
余りにもラブリーかつブッ飛んだ台詞回し(冒頭参照)ゆえ、女傑たる自分がやる役ではないと全力で拒否するシオン。
そんな中スパルタな撮影が続き、そのドサクサで全員のジュエルが飛び散ってしまい、それに合わせる形で、メカ姉ぇは大量のジュエルをばら撒いてしまう。
停電も起こり、一同は暗い中慌ててジュエルを拾い、本来いつものブランドタイプとは違うジュエルをはめてしまったため別のブランド属性のアイドルになってしまった。
以下変化した人物達
ほぼ全員が声まで変わり、一部に至っては語尾にぷりを付ける委員長姿のみれぃ、一人称が「わたし」のぶりっ子ドロシー、イケメン男子と化したレオナという同人顔負けの盛大なキャラ崩壊を起こし、そふぃはポップでもやっていけると言われるぐらいのポップアイドル(というかほぼほぼファンシーモード)になっていた。
姿かたちはラブリー化しても(このアニメさながらの顔で泣きつつ)そう簡単に内面が変わるわけもなく、東堂シオンとしてのプライドが邪魔するのか、用意された台詞に頑なに拒否反応を示し、ラブリーになりきれないシオン。
そして、なぜかタイトルが【からふる探偵シオンちゃん】(何故かタイトルに「探偵」の文字が追加されるが、推理などの探偵的な要素はない)に変化する。
だがなんとしてもラブリーなシオンちゃんの姿を撮ろうとして暴走を始めるメカ姉ぇにより、ジュルルの身に危険が起こる。
ジュルルを助け、メカ姉ぇを止めるにはラブリーキャラになりきるしかない。
絶体絶命の危機に陥った、その時だった!
「うおおおおおおお!!!! 背水乃陣!!!!!」
そう唱えた瞬間……『なにか』が東堂シオンの体に憑依したのである。
それは……
「からふるからふる♡ シオシオのパ~~~~~ッ♡♡!
らりるレインボーで
ぽよんぽよーんの、ぽよよよよーんのポヨリーン♡ チュッ♡!
うふ♡ あは♡ くるくるくるくるくるくるーーーーーー!!
『シオぽよ』~!!♡♡♡♡♡」
そう、それは、シオンの中の人である山北早紀の魂であった。
女傑たるキャラの東堂シオンではあるが、中の人である山北早紀は生粋のラブリーキャラなのだ。
この時、ラブリーな姿のシオンに彼女の魂が憑依したことでシオンの声は山北の地声に近い声色と化し、内外ともに真のラブリーキャラに生まれ変わり、テレビの前の視聴者を含む、その場にいたすべての人々にラブリーな姿を見せつけたのだった。
2期3クール目のED『レインボウ・メロディー』をBGMに、ラブリー極まるセリフを決めた余りに振り切れたシオンの姿。みれぃは「やるしかないぷり!!」と激励した直後にもかかわらず、この状態にドン引きしていた。
この際発された、シオンが頑なに拒んだ台詞がこの『シオぽよ』なのである。
こうして、満足したメカ姉ぇは爆発し撮影は終了したのだった…。
(爆発四散はしたが、劇中の出来事なので何も無かったように復活している)
しかし…当のシオンは、一瞬でも中の人の降臨を許してしまったことを悔やんでいるらしく、全員のタイプが戻された後「一生の不覚…忘れてくれ…」と涙ながらに呟いている(ドロシーはプリッターで拡散しようとしていたが)。
ちなみに…全員を振り回したこの映画、フィルムには爆発しか映っていなかったという。
それもそのはずメカ姉ぇは、本当はダメダメな賞を取った監督。ひびきはその事をらぁら達に伏せており、どうやらイタズラ目的でメカ姉ぇを紹介した様であった。
その後、何故かプリパリに来たあじみ先生にひびきが悲鳴を上げた所で話は終わる……。
とにもかくにも、凄まじいまでのカオス回であった事は間違いないだろう。
後日談
ちなみに後の132話にて、神アイドルグランプリ本戦の対ガァルマゲドン戦への作戦会議時、ガァルマゲドンに対抗する手段として「じゃあ、シオぽよで!」とドロシーが発言したことから、ドロシーは『【シオぽよ】はドレッシングパフェにとっての切り札になりうる』と考えているようである(もちろん当の本人は拒否したが)。
そしてシオンが武者修行に出かけた後の時間軸であるアイドルタイムプリパラで、山北早紀ボイスのスカウトマスコット「プニコン」が登場した。なお、プニコンはラブリー系である。
本編外でも、公式の関連グッズにてシオぽよのラバーストラップやTシャツが発売され、3DSの「めざめよ!女神のドレスデザイン」でもネタとして使われ、更には神5弾のキャラトモチケにもシオぽよコーデのシオンが登場した。
そして演者達が登場するプリスマスなどで堂々とネタにされ、プリパラ最終弾のタイム6弾ではマイキャラの語尾ボイスに「~ぽよ」が追加される始末…。
余談
ちなみにこの回はジュエルの力で性格が強制的に変化するという彼女に繋がる情報や、
のんがトライアングル活動時、いかにジュエルチェンジを使いこなしていたかを(間接的に)思い知らされるエピソードとしての側面も併せ持っている。
この時シオンが着用したコーデは「らぁら&ファルルリボンコーデ」という名前なのだが(プロモマイチケであり、筺体では排出不可かつ現在は入手困難)、この出来事が元で「シオぽよの服」として浸透した。
ファンブックでの「シオン様はなぜあんなにシオぽよを恥ずかしがったのか」という質問には、「いつもクールだけど実はラブリーアイドルも好きだと自覚してしまったから」とみれぃが分析し回答している(当のシオンは質問された途端赤面して逃走したらしい)。
「めざめよ!女神のドレスデザイン」ではひびきもポップアイドルにキャラチェンジし、「ぷり」の語尾を言ってしまう場面がある(「ぷり」という語尾自体は2016年の劇場版でも言わされてしまったことがあった)。
神6弾からは、シオンを含めたジュエルチェンジ後のキャラ達のセリフが読み込み画面中のボイスとして新たに加わっている。
また前述の通り某スクールアイドルアニメのような顔をした、とあるがこの回の絵コンテを担当したのはその作品で監督を務めた京極尚彦氏である(京極氏はプリティーリズム時代にはADでは副監督や絵コンテ、演出として、DMF、RLでは絵コンテとして何度か参加していたが、プリパラシリーズでは今回が初めてである)。そのためある意味セルフパロディとも取れる。
また、こちらは制作会社繋がりで、メカ姉ぇ暴走シーンは、残酷な天使のロボットアニメの演出になっている。
…とはいえカオス女児向けアニメのプリパラのことなので、狙ったのは間違いないだろう。
また、プリパラの後継作のキラッとプリ☆チャンでは、そふぃの中の人がポップアイドルを、レオナの中の人がクールアイドルを演じている。山北早紀自身はいたずら好きの小悪魔系小学生アイドルという別の意味でシオンとはかけ離れたキャラクターとして登場した。
3世代後の『ひみつのアイプリ』23話では、普段はクールでシオンと似た口調の一条寺サクラがデュオで相方の二階堂タマキが用意した衣装を着て「サクラだっぴ」「ハートにズッキュン!」と羞恥心をこらえながら自分なりの「カワイイ」リアクションに挑戦する場面がある。
関連イラスト
※稀にクール系キャラにシオぽよの服を着せるイラストもある
外部リンク
関連動画
[youtube:]
関連タグ
名探偵コナン:キャラチェンジしてほしいと頼んだが、逆上し殺されたという回がある。後にアイドルタイムプリパラにてコラボする作品で主演がプリリズに出演経験がある81プロデュース声優。