ガァルル
がぁるる
「ハウリング! 満月の夜ガァル!」
58話より登場したボーカルドールでミニファルルの一人。時折語尾として「ガァル」が付く。
ファルルや他のボーカルドール同様、「女の子たちのアイドルへの思い」が寄り集まって生まれたプリチケから誕生した。
ボーカルドールは「女の子達のアイドルへの憧れ」により誕生する存在なのだが、ガァルルの出自は「プリパラで輝けずに挫折していった、名も無き無数のアイドル達のもやもや」が積もり積もったことで生まれたという曰くつきのもの。そのため歌もダンスも嫌い、ファルルとも通じ合えずにいた。
当初は「ガァルル」としか話せず、彼女の言葉を理解できたのはそふぃのみ。誰にでも噛みついたり、怪獣ガァジラを出現させたりとパラ宿で騒動を起こしたが、そふぃからの「ステージに上がれる魔法」=レッドフラッシュを食べた影響で喉に入っていたイガイガムシが吐き出され、問題なく話せるようになった。
ガァルルの行動は周囲よりうまくできなかった故の八つ当たりであり、その後ライブを見たことで歌やダンスの楽しさを知り、自分もいつかデビューして怪獣アイドルになると宣言した。
その時はファルルと共に帰っていったが、70話での再登場を経て、80話にて成長した姿でパラ宿のプリパラへ訪れる。
プリパラは紫京院ひびきの手でセレパラと化していたためライブが出来ず、代わりに地下パラでデビューライブを行う事に。何度か失敗しながらも最後までやり通し、セレパラ化の責任を取ってアイドルを辞めるつもりだったみれぃを考え直させ、図らずも復帰させるきっかけを作る。
パラ宿に滞在しアロマゲドンと親交を深めた後一度帰国し、ドリームパレードで再度登場。ひびき達を閉じ込めていたイガイガ虫をあえて飲み込み、元のサイズに逆戻りしてしまう(会話能力含め特に悪影響は出ておらず、ライブ時は元の成長した姿になる)。ファルル達がプリパラに戻った後もガァルルは自分の意思でパラ宿のプリパラに残り、3rdシーズンからはガァルマゲドンの一員として活動するようになった。
イタズラ好きだが性格は無邪気かつ純粋で、かなりの努力家でもある。周囲に噛みつくことがあり、登場当初は単に痛がらせるだけだったが、その後普段は甘噛みに変わった。強噛み自体は健在で、70話ではファルルを口説き取り込もうとした怪盗ジーニアス(紫京院ひびき)を噛みついて追い返している他、イタズラ範囲の妨害としても使用する。また上述の一件から、そふぃには頭が上がらない間柄。
当初はサブキャラクターとして登場していたが、作中の展開を経て3rdシーズンからはメインキャラに昇格した。
ゲームでは2015-2016 6thライブ(2月14日以降)より登場。
なおボーカルドールである故、プリチケをパキる事は自傷行為を意味している(この辺りの詳細はファルルの項を参照の事)。
第105話にてガァルマゲドンは神アイドルグランプリのエントリーをしようとするのだが、チーム儀式を行っていなかった関係でエントリーが不可となってしまう。
チーム結成の儀式にはパキる行為が必要だが事情を聞いたユニコンは大反対し、ガァルルの出自もあり、ファルルですら倒れたのにと全力で止めようとする。
あろまとみかんも当然ながら倒れる可能性を危惧するも、ガァルマゲドンでチームを組めないならアイドルを辞めるとまで言うガァルルを信じる事に決め、数々の願掛けをした状態で儀式を執り行う事に。
しかしネコやファルルの事件を身をもって知るらぁら達はこの事態を聞き付け反対し、大急ぎで3人を止めようとする。ガァルルを心配したファルルもユニコンとパラ宿へ訪れた。
しかし一同が追いつくと、3人は儀式を行おうとしており、ガァルマゲドンに連行されたネコも3人の強い意思にようやく賛同したところであった。
そこでガァルルは改めて
「ガァルルは上手く踊れない。歌も下手くそだ。きっと、みんなの足引っ張る。チーム組んだら、そうランクは上がらない。迷惑かける。本当に、ガァルルでいいのか?」
と再確認。「ガァルルがいないと嫌」と即答する2人にガァルルは嬉し涙を流し、その様子にユニコンやらぁら達も彼女達を見届ける事を決意する。
そうしてガァルルは自分のプリチケをパキった。
パキった瞬間ガァルルはあろま達に笑顔を見せる。体は大きくよろめき、一度は彼女の意思でその場に踏ん張ろうとするも…
「ガァルルは…、普通の子に…、なったガァル…。倒れない…。普通の……」
脳裏に走馬灯が流れると共に次第に力が抜けてその場に倒れ込み、そのまま動かなくなるガァルル。その場に入たらぁら達に最悪の事態が頭に過る……しかし
あろま「…よし!」
みかん「ガァルル…」
ガァルル「呼んだぁ?」
程なくしてガァルルはあろまとみかんの問いかけに応える形で起き上がり、その場に入た誰もが歓声と涙を流して儀式の成功を喜び合うのであった。
因みに何故ガァルルが再起動出来たのかについては、メガ兄ぃ曰く既にあろま、みかんと強い友情で結ばれているからかも……とのこと。ガァルル自身ボーカルドールとしてイレギュラーな存在であること、目覚め前のファルルと違い元から感情豊かだったことも要因として考察されている。
こうしてガァルマゲドンは正式なチームになり、初の3人専用楽曲「アメイジングキャッスル」でのライブとジュリィの神チャレンジを成功させた。
その後、106話でジュルルをプリパリに預かろうとしたプリパリめが兄ぃを妨害した事でチーム解散を宣告された。3人はジュルルを助ける為にユニットとして最後のライブのつもりでライブに臨むが、結果的にそれがジュリィに認められて神アイドルグランプリを制した事で解散は撤回されている。
因みにこの106話の解散ライブ終了直後に発生した神チャレンジライブを経て、ガァルマゲドンのプリパラチェンジ姿があろま&みかんはサイリウムコーデ(通常版)がデフォとなり、ガァルルの衣装や装飾の差し色もこれまで使われていたピンクから赤に変更されている。
続編『アイドルタイムプリパラ』からは、ガァルマゲドン全体のパラ宿追放に伴いガァルルもパパラ宿のプリパラへ。波長が合ったのか、屋上でファララが眠る時計塔に気配を感じ、時計塔の一階に住み始める。
後に登場したガァララには同じボーカルドールかつ存在が近いためか双方シンパシーを感じており、後にガァララがしゅうかとすれ違ってしまった際は「何度も失敗して、失敗するのを失敗しちゃえばいいガァル!失敗の失敗は成功なのだガァル!」と、自身の経験を糧にした彼女流のエールを送っている他、50話にてラスボス化したパックに対しても、ゆい達の応援に合わせて「ガァルルも最初独りぼっちだと思ってたガァル!でも違ってたガァル!」っとパックに対してエールを送っている。
続々編『アイドルランドプリパラ』では、大人しかったお腹のイガイガ虫がマリオに呼応するかのように、活動を再開する。そのため、夜眠れない状況ができてしまう。
第8話では、夜、散歩していたところ一人あまりのことでぶつぶつ独り言を言うマリオと接触。マリオはガァルルのことをプリパラマガジン(第7話でボーカルドールの記事が記載されたページを読むシーンがある)を読んで知っていた。
「歌もダンスもド下手くそで、お情けで受け入れてもらってる落ちこぼれ」と悪口を言われるも「慣れてるガァル」と返しており、マリオもガァルルのメンタルの強さに引いている。そして、マリオがユメ目を破壊しようとしているところをらぁらたちに話した。
やり取りの中で彼が抱える孤独には気付いており、第9話ではあろまたちと共にガァルマゲドン・ミの仲間として迎えるため悪魔召喚の儀を行う一幕も。
元々は商戦とキャラ数のギャップを埋める対策としてファルルのモデルを転用した「ファルルの分身、又は妹」としてスタートしたのがガァルルである。アニメ用の初期設定画でも表情が吊り上がった目に猫の様な狙いすました瞳孔、口はへの字をしていた事以外は全てファルルと同じであった。
またチビガァルル形態では身長が(初期設定時の)ちびファルルより多少低くなっており、髪型簡略化もされておらず、髪色に対しても赤や青と言った複数パターンから選ばれている。
ミニサイズ
106話以降
成長時
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