お前ら全員、ロックだぁ!!
プロフィール
概要
ダンプリに突如、現れた魔王を名乗るダークアイドル。第2話終盤から登場。
見た目や性格などロックをイメージさせる傍若無人な人物。口癖は「どーでもいいぜ」。また、めが兄ぃをおっさん呼ばわりするなど口も悪い。
現時点でその正体は不明なのだが、その姿は香田澄あまりのアイドルノートに描かれていた中二病全開な魔王のようなアイドルの絵とどこか似ていて…?
実際のところ、あまりのことは何らかの形で以前からプリパラ外での姿を知っている。
ダンプリの閉演時間がとっくに過ぎた夜に空中を歩いており、めがボーイからボーカルドールではないかと思われるが、本人はどうなのかはわかってない様子。外見から分かる数少ない明確な他のボーカルドールとの違いとして、ヘッドホンは着けていない。
所持しているギターは現実では明らかに銃刀法違反になりそうなマシンガン型の拳銃に変形でき、銃弾である黒いアイドルキーのようなものはダンプリアイドルの持つマイクの鍵穴に向かって発射され、鍵をかけられたものは彼の口癖「どーでもいいぜ」と呟きながら無気力状態にされてしまう。
最初から心を閉ざした者には効かないようで、第5話ではメイキングドラマに乱入した紫京院ひびきを狙うも、サファイアのように固まったハートをどうこうすることは叶わずそのまま弾き返された。
またバイクやスタンドマイクにも変形可能。後者はライブ用のマイクとしての役割を持っている。
6話ではキーの代わりにイガイガ虫を発射している。
理由は不明だが、「ユメ目」のキラキラを浴びると気分が悪くなったり、あまりから拒否られると、体の一部が消えてしまう現象が起きている。
しかし、同時に女子プリと男プリ両方に自由に入場できる。(これはマリオが、単にルールを守っていないためであると思われる。)
普段は楽屋代わりに、ダンプリ内のどこかにある打ち捨てられた建物内で生活している模様。
他のアイドルやめが兄ぃたちはその場所を知らないらしく『潜伏してるため居場所が分からない』と認識されている。8話では、無気力状態のアイドルを集める目的でヤミプリも利用している。
容姿
ロック系のファッションで紫色の髪色でくせっ毛頭で、左目が前髪で隠れている。瞳にはハイライトが全く無い。
褐色系の肌色で紫の茨の刺青がしてある。
必要に応じて背中に黒い翼を出し、飛ぶことも可能。
ダークアイドルの悪行
「この世界を、俺好みに染め上げてやるぜ」
彼には明確な目標があるのか、ダンプリアイドルたちを次々襲って、先述の概要にも書かれたとおり、無気力状態にしてしまっている。
「覚えとけよクソガキ。俺はしたいときにしたいことをする。…ルールなんざ、どーでもいいぜ。」
マリオは、WITHのライブ終了後、集まったキラキラを「鬱陶しい」という理由で撃ち落としてしまっている。本来ライブをするには予約している必要があるのだが、マリオは勝手にステージに上がっており、ルールを一切守らない(そのためか彼の3DCGライブで使われるステージは、基本的にWITHの流用になっている)
それどころか、WITHのライブを「くそ温い、トップのレベルが低すぎる」と吐き捨てている。そして、自分の方が優れていることを証明するかのように勝手にライブをはじめ、後述の「サイリウム・トルネード」によって飛ばされた観客の姿を見て満足そうに微笑んでいる。
ちなみに当然と言うべきか、彼のライブはキラキラを一切生み出さない。
このように彼の行動は、プリパラの復興及びゆい復活の妨げとなり、ダンプリは現在、彼によって無法地帯化してしまっている。
そして…
(ネタバレ注意。)
「みーんなともだち、みんなアイドル?はんっ、どうでもいいぜ!」
ひびきとのライブ対決がきっかけでプリパラに興味を持ったマリオはあまりに会うために黒ヤギの格好でプリパラに入るが、プリパラからの着地に失敗したあまりとそのまま接触。しかしながらあまりは彼のことは一切覚えておらず、「痛い人だ。」と避けられてしまう。それどころか、マリオはあまりを今でも中二病全開だと思ってたようで、実際会った結果キラッキラなアイドルに変わっていた(正確には中二病になるより前の、幼少期の夢を取り戻した)ことにショックを受けている。
これがきっかけで、マリオはあまりをキラッキラに変えた(と勝手に思い込んでる)プリパラに恨みを持つようになり、プリパラとユメ目を破壊し、全てがどうでもいい世界にする行動に出る。
その手始めとして、プリパラのライブ会場に乱入。上述の台詞と同時にライブの終わったガァルマゲドン・ミのキラキラをイガイガ虫で打ち消してしまい、プリパラに宣戦布告しながら会場を去っていった。
そしてあまりもマリオの名前を聞いてかつて中学の時、上述のアイドルノートに描かれていた中二病全開な魔王の絵のアイドルそのものだということが判明した。
第8話で本格的にユメ目を破壊し始めるが、破壊するにはパワーが足りなかったのか失敗に終わっている。そこでマリオは再びダンプリアイドルたちを襲撃し始め、ついにはヤミプリのトップである「DARK NIGHTMARE」の大江戸シンヤにまで手をかける。マリオは「闇のパワーが上がった」と口述しているが、マリオがダンプリアイドルたちを無気力状態にしてる理由は、自身の闇のパワーを上げるためのものだったということが判明した。
第9話では再びあまりと接触。
『融合』と称してチャキろうとするも、すんでのところでいちごパンツを履いてることを指摘されたら半日間はうさぎの姿になってしまうという弱点を思い出されてしまった。
この姿だとマシンガンを扱えること以外はほぼ無力化してしまい、取り押されられた状態であまりとポォロロがライブするためのマネージャー代役として扱われた。挙句スタジオから放り出された先で事情を知らないクマとウサギにぶつかったため、やむを得ず逃げ回るという散々な羽目に……。
一応ライブ会場の噴水広場には自力で戻り、キラキラを消すことだけは成功するのだった。しかし、放ったイガイガ虫はすべてポォロロによって浄化されてしまう。
落胆するマリオだが、つまずいて転倒した場所に、前作でガァララやしゅうかが使っていた闇のマイクを拾う。
楽曲
曲名 | 作詞 | 作曲 | 編曲 |
---|---|---|---|
チョコレートアイスクリーム・トルネード | 川崎智哉 | 川崎智哉 | 川崎智哉 |
彼のステージでは「サイリウムチェンジ」等に相当するアクションとして「サイリウム・トルネード」が発動、上半身の服が弾け、刺青が光り出す仕様である。
サイリウム・トルネードで竜巻を巻き起こして観客を吹き飛ばす様はあまりの「サイリウム・ハリケーン」と似ているのだが、何故か吹き飛ばされた観客は、鍵をかけられた時と同様、無気力状態になっていた…。
余談
マリオという名前だが、某配管工とは特に関係性はない。
関連タグ
紫京院ひびき ジャニス……プリパラにおける歴代の悪役達。前者は後にダンプリ内で出会いライブ対決しているだけでなく、お互い「闇を持つ者同士」と感じている。後者はルールを重視している。
パック……前作『アイドルタイムプリパラ』のラスボス。『誰でもアイドル』『みんな友達』『夢』を否定する点が共通しているが、パックの場合はガァララのためを思って暴走している。しかしマリオはパック以上にプリパラを否定し、さらにあまり以外まともに正面から向き合っておらず、まさに自分とあまりのこと以外「どーでもいい」のである。
歴代プリティーシリーズの悪役は、自己中心勝つ傲慢な人物がほとんどだったが、マリオはその中でもかなり上位に立つ存在である。(あるアニメ雑誌でも珍しいガチの悪役と記載されるほど。)
以下アイドルランドプリパラ10話以降のさらなるネタバレ注意
上述の弱点をあまりに指摘されないために、いちごパンツ一丁の姿でダンプリ広場に立ってダンプリアイドルに笑われながらも、怒りをコントロールして弱点を克服しようという大胆な方法を試みる。
その結果、怒ることすらどーでもよくなり、さらにこの珍光景を目の当たりにしていたダンプリアイドル達も「いちごパンツ一丁の姿のマリオがかっこいい」と思えるようになってしまい、「いいぜ!」をもらったことで弱点を克服。闇パワーが極限まで上がったことで、傀儡にしたシンヤとイガイガ虫たちを連れてプリパラに侵攻を開始。
これまで男子にしか乱射しなかった黒いアイドルキーも遂に女子に向けて乱射。
女子も「どーでもいいや。」と呟きながら無気力になる事態が発生。イガイガ虫たちもほかの女子アイドルたちをコピーして擬態化する能力まで手にし、ますます優勢に進むマリオ。
その最中、イガイガ虫がファルルをコピーしたダークファルルを生み出し、ライブで負けたらプリパラから出ていくことを約束する。自分自身に負けるくやしさを味合わせようとするも、『本物には勝てない』ことを学んだファルルには通用せず敗北。しかし、約束を破り、イガイガ虫を花火のように打ち上げ、目的の一つであるユメ目を闇で覆い始める。(この結果、夢パワーが弱まり、ゆいが起きなくなってしまい、タッキーも真っ白になり、動かなくなる。)
らぁらたちもライブ『オールアイドル組曲 プリシャス♪』で対抗しようとするも、らぁらたちがこれまで捕獲してきたイガイガ虫を洞窟から解放。ライブを妨害し、キラキラを打ち消していく。
駆けつけたジャニス、ファララ、ガァララの三人がキラキラを注ぎ続けるも、ジャニスが力尽き、プリパラに悲しみが広がり、完全に彼の望む闇の世界へと落ちる。
すべてはあまりが喜び、自分のことを認めてくれると思ってやったことだが、当然あまりはそんなことを望んでいない。
マリオもいまだにあまりの状況を理解しておらず、まさにお互い気持ちがすれ違ってしまっている。
あまりはこの事件の責任を取るために、そして、笑顔を取り戻すために最後の決戦に挑む。