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プリチケ

ぷりちけ

タカラトミーアーツが開発したオンデマンド印刷対応アーケードゲーム筐体。また、その筐体から排出されるカードの総称。
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筐体・カードとしてのプリチケ編集

玩具メーカー・タカラトミーの子会社であるタカラトミーアーツが開発したオンデマンド印刷対応アーケードゲーム筐体および、その筐体から排出されるカードの総称である。


2014年7月に女児向けの『プリパラ』と男児向けの『ブキガミ』の2タイトルで稼働を開始した。タイトルを問わず筐体と排出されるオンデマンド印刷のカードの双方が「プリチケ」と呼ばれるが、狭義では『プリパラ』及び2018年に稼働を開始した後継作品『キラッとプリ☆チャン』で使用するものを「プリチケ」と呼ぶ。


以下はプリパラとプリチャンで使用するものについて記述する。


マイチケ編集

プリチケは上下に切り離すことが可能で、下部分の大きい方が「マイチケ」と呼ばれる。この部分のQRコードには着せ替え遊びで使う服のデータの他、ゲームのプレイ履歴などが記録されるので、インターネット上に写真をアップする場合は悪用を防ぐためQRコード部分を隠すのが望ましい。


なお、他のプレイヤーの履歴が含まれるマイチケをスキャンしてもデータの上書きは不可。


プリチャンでは会員証を使ってオンラインでプレイデータが保存されるようになったため、QRコードには服のデータのみが記録されている。また、それにより名前が「プリチケ」に変更されたが、切り離す前と同じで紛らわしいため、俗に「コーデチケ」またはプリパラの時のまま「マイチケ」と呼ばれることも多い。


トモチケ編集

マイチケから切り離した上3分の1の小さい部分が「トモチケ」と呼ばれる。トモチケの右上にはゲーム中で撮影した顔写真(撮影パートをスキップすることも可能)が、また左上にはマイチケと同じゲームのプレイ履歴を記録したQRコードが印刷される。中には油性ペンでサインを書いたり裏面にTwitterのIDを書いておくプレイヤーも。


トモチケ部分は他のプレイヤーと名刺代わりに交換し、もらったプリチケをコーデチェンジの後読み取ると相手のプレイヤーキャラがゲーム中にチームメンバーとして登場する。交換時に互いのプリチケからトモチケ部分を切り離す行動は「パキる」と呼ばれる。(プリチケはプラスチックと紙が貼り合わされて出来ており、ある程度の硬さがあるため切り取るというよりは折るような格好になる。)

ゲームセンターによっては、メインターゲット以外のプリパラお兄さんにも優しいフリーの「トモチケ交換所」が設置されている場合もある。

一プレイにつき、赤井めが姉ぇトライアングルといった一部の例外を除いて同一キャラのスキャンは不可(目覚め前後のファルル、プリパラチェンジ前後の南みれぃも不可の対象に含まれる)。勿論自分のマイキャラにも適用されるが、アニメキャラクターでプレイした際は自分のトモチケがスキャン可能。


フォロチケ編集

プリチャンではプリパラのトモチケに当たる部分が「フォロチケ」と呼ばれる。1年目まではプレイの初めに、2年目以後はチームメンバーとして決める際の1人目に読み込んだキャラクターは「フォロー」した状態となり、相互にフォローすると「フォロトモ」になる。データはオンライン上に保存されるため、離れた場所でプレイしてもチームに呼んだことなどが伝わるようになった。


ドリチケ編集

正式名称はドリームチケット。『プリパラ』の2ndシーズンから登場した通常の2倍の大きさのプリチケ。200円投入でプレイできるドリームシアターのライブ後に貰え、1枚でフルコーデが揃う仕様になっている。

こちらも「ドリトモチケ」の名称でトモチケがあり、トモチケの要領でスキャンするとコーデチェンジのボーナスが2倍となる。


ニコチケ編集

『プリチャン』の2年目の中盤から登場した通常の2倍の大きさのプリチケ。基本的な仕様はドリチケと同じ。フォロチケ部分は「ニコフォロチケ」の名称で、こちらもドリトモチケと同じ仕様。


キラチケ編集

『プリチャン』から新しく登場したキラキラの紙に印刷されたプリチケ。主にゲームを行う筐体の隣に接続されている専用の台から印刷される。基本的な仕様は普通のプリチケと同じだが、主に高レアのアイテムが割り当てられており、入手しづらい。キャンペーンなどで配られるものにはニコチケ仕様の「キラニコチケ」も存在する。



なお、プリチケには互換性があり、プリパラのマイチケはプリチャンで、プリチャンのフォロチケはプリパラで使用可能。


アニメ『プリパラ』のプリチケ編集

誰でもアイドルになれる仮想世界・プリパラへの招待券で、意図する・しないに関わらず年頃の女の子の所に突然届けられる。真中らぁらが通っていた聖パプリカ学園小学部では、当初校長の大神田グロリアがプリパラを毛嫌いしていたため校長自らの手で「プリチケ狩り」が行われていたが、校長がプリパラを嫌う原因となった際の誤解が解けてからは一転してプリパラが積極的に奨励されている。


プリチケが届くのは基本的に女の子だけとされているが、必ずしも男子禁制ではないらしい。そのためごく稀に男の娘にも届いたり、ファンブック掲載の漫画では赤井めが姉ぇの権限でOverTheRainbowの3人に一日限定のプリチケを発行する描写も見られている。


その他やや特殊な例としてパルプスに住んでいた頃の緑風ふわりは本来小学校中高学年くらいで届くはずのプリチケが13歳になっても届いてなかった上存在すら知らなかった。彼女をプリパラに招いた紫京院ひびきが初対面で躊躇わず自分のプリチケを招待状代わりに渡した辺り、住居が各地域のプリパラからあまりにも遠すぎる場合はプリチケ所持者の紹介が必要になる模様。


校長がひめかとラブリーツイスターを称していた20年前は現在と異なりプリ券(プリけん)と呼ばれていた。記録面は現在のQRコードでなくバーコード式で、ミシン目が無かったため1990年代のプリクラと同様にハサミでトモ券の部分を切り取って交換していた(この行動は劇中で「チョキる」と呼ばれており、世代間のギャップを表している)。また、当時のトモ券には現実世界の姿が映る顔写真のスペースが無く、このことが校長を長年のプリパラ嫌いにした遠因の一つとなっている。


多くはプリパラから自然発生で出現して届けられるが、ひびきとその執事・安藤玲は裏から侵入できるゲートを作り入退場を行っていた。それが運営に詳細な記録も残らない事を考慮すれば、2人は事前に用意した偽造プリチケを使っていた可能性がある。

後にひびきはプリパラデビューし安藤もプリチケ不要のヤギ用ゲートを使用しているため、既に真相は闇の中である(後に登場した北条そふぃの父親も、安藤同様ヤギ用ゲートを使用したと思われる)。またシステムそのものでもある女神ジュリィは、自らの力で望む通りのプリチケを生成出来る。


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