プロフィール
私の概要なんて無理です~
「無理です。無理無理無理無理…」
「アイドルタイムプリパラ」に登場するメインキャラの一人。
上記の口癖が指すように内気かつネガティブな性格で、名字に反して不幸体質。
右肩の重みに悩んでいたところを14話にてあろまに目をつけられ、自分に従えば右肩に憑いた霊を取ると唆され(実際は人身掌握のための出任せ)、彼女の配下…もとい小悪魔として契約させられてしまう。
続く15話、らぁらやゆいの後押しもあってプリパラデビューを果たすが…
プー民達よ!わらわの概要じゃ!
「わらわは何でもできる! できるできるできるできるできるできるできるできる…!」
プリパラデビューしたみちるは、一人称が「わらわ」の強気なキャラに性格が変わってしまっていた(前例としてはこれやちりに近い)。
自称「ミーチル」で、大昔に海に沈んだプー大陸の巫女で姫らしく、みちると呼ばれると「ミーチルじゃ!」と訂正する。
これらの設定はあろまが読んでいたオカルト雑誌の内容を適当にこじつけて教えたもので、それを信じこんだみちるがプリパラの影響で無意識に演じているキャラだと思われるが、真相は不明(アニメージュ2017年11月号にてみちるの隠れた強気な面と記されている他、3DS版では、ちり達同様彼女もジュエルの影響を受けていることが判明した)。
ちなみに公式のキャラ紹介では『人格が変わってしまう』と書かれており、当のみちるを含めたゆい達からは彼女の別人格として扱われている。
「プー大陸の浮上」を夢見ており、本人曰く霊が見えるようで、周囲の前世を告げたりしている(が、前世でも自分は悪魔と主張したあろまに妥協した辺り信憑性はかなり怪しい)。
強気な性格にはなっているが、システムの影響で性格が反転した(=根本的な人格は同じ)ちりとは違い、あろま同様あくまでキャラを演じている印象が強い。但し、あろまが意識的に悪魔キャラを演じているのに対し、こちらは口癖を含め自己暗示に近い印象がある。
コーデチェンジやライブでは、両腕を斜め上に大きく広げる特徴的な決めポーズを取る。
ライブ時には声質や使用ブランド「MeltyLily」のデザイン、更にメイキングドラマで見せる投げキッスの度アップも相まって、クールというよりセクシーな印象を与える。
この強烈なキャラはプリパラ内でウケており、カリスマ性もあってか「プー民」と名乗る熱狂的なファンを短期間で獲得するに至っている。
やはり素のみちるとしては相当に恥ずかしいようで、現実世界に戻った後は赤面していた。しかしライブは楽しかったため、アイドルに対しては比較的前向き。
第26話からはみちるとミーチルとしての自分で交換日記を始めることになった。
ミーチルとみちるの人格は解離が激しいが、第33話で「あなたは誰?」とみちるに日記で問われた際は「みちるの強さは自分が一番知っている」と答えている。
ジュエルタイプはセレブではなくクール。生粋の姫ではないからか(セレブにするとちりと被る上、後に登場するしゅうかがセレブタイプであるため配慮したと思われる)? プリティーリズム時代であれば、クールよりむしろセクシーに近かっただろう。
アーケードではタイム3弾から登場。タイム2弾では未参戦のため、彼女のみゲーム後の誕生日コメントが存在していない。
ゆい、にのとのチーム結成は、ミーチルは納得できず、了承しているみちる側も押されて決まった感はあったが、話が進むにつれ、みちるは本心からチーム結成を望むようになっていく。
因みにミーチルのプリパラチェンジ時や初期ライブ時の基本衣装は黒須あろまがデザインを手掛けており、そのデザインコーデがMeltyLily(メルティリリィ)としてプリパラに登録された。
本作出身のメインキャラでは長らく夢との関係が希薄で、第30話にて数年前ガァララ・ス・リープに襲われていたことが判明した。その後のガァララの発言から、元より夢が無かったと思われていたが…
ミーチルの真相(第35話ネタバレ注意)
ミーチルの正体は、みちる自身の夢そのもの。
幼い頃からネガティブかつ不幸体質だったみちるだが、やはり他の女の子同様に夢は持っており、5歳の頃は「お姫様みたいな強気なアイドルになりたい」という夢を抱いていた。
しかし眠っている最中、アイドルとして振る舞う夢を見ていたみちるはパックの襲来を感じとり、自身の夢を食われないよう無意識下で心の奥底にしまい込んだ。
それが右肩の重みとして現れ、あろまの与えた設定とプリパラ空間が合わさってミーチルとして顕現した。ミーチルが口癖のように言っていた「プー大陸の浮上」も、正体はかつての夢とみちるの融合だったのである(なお、ミーチル自体はあろまが与えた設定が出任せであることを知っていた。ミーチルがチームの結成を反対していた真意は、みちるが夢を思い出すのを待って欲しかったためと思われる)。
こうしてみちるとミーチルは完全に融合し、現実とプリパラ空間の境目で、両者は邂逅の末抱き合った。
「できるできる」を涙ながらに連呼したみちるはあろまとの契約を真っ向から破棄し、あろまも彼女の門出を祝う。
ミーチルも性格こそ変わらないが、みちるとしての意志を受け入れチーム結成を承諾した。
その後の動向
チーム結成後のみちるは不幸体質は変わらずながら少しずつ前向きになっており、ミーチルもみちると融合したからなのか性格が丸くなっている。
勢いで断ったあろまとの関係もみちるの性格上あまり変わっていなかったが、第44話であろまとみかんが退学危機に陥った一件を受け、あろまを真っ向から叱責しガァルマゲドンと別れたくない自分の本心を打ち明ける。
古代プリパラのメガネに与えられた試練として「壁」=あろまを乗り越え、比較的対等な立場に自分から立つことができた。
最終回(第51話)ではガァルマゲドンがパラ宿に戻るにあたって小悪魔の契約を解除され、あろまから最高の言葉である眷属の名を贈られる。心配交じりに離別を惜しむも「見えない糸で繋がっている」と激励され、3人との別れを受け入れた。
この際あろまからはガァルマゲドンの指人形が贈られており、3人がパパラ宿を去った後は彼女の側に置かれている。
なお、第39話では視聴者待望のちりとの対面となった。展開はお察しの通りだが、後にプリパラ外でトモチケをパキっている。
外見
銀色のウェーブヘアを二つ結びにし、丸い眼鏡をかけている。顔にはそばかすがあり、カーディガンは夏になると半袖のものを着用。
中学生だが身長はらぁらやゆい達小学生組より低いため、気弱さも相まってあろまは(転校したばかりとはいえ)当初年下と勘違いした。
プリパラ内では眼鏡が外れ、身長が伸びて(プリパラ時のゆいとにのよりも高い)そばかすが無くなる。
髪型も二つ結びがほどけ、二本の細い三つ編みが入る。また眼のデザインが現実の時から大きく変化し、赤い瞳になった他、キャッツアイのような瞳孔が入っている(『プリパラ』の登場人物には基本瞳孔は描かれないので一際目立つ)。
現実世界のみちるが二つ結びをほどき眼鏡を外すとミーチルによく似た姿となり、第44話のこの描写では二人が一心同体であることがよくわかるようになっている。
楽曲
曲名 | 作詞 | 作曲・編曲 |
---|---|---|
GOスト♭コースター | 宮嶋淳子 | 松坂康司 |
StarLight★HeartBeat※ | 菅原幸枝 | 菅原幸枝 |
※…『プリティーリズム』時代の筐体曲で、アレンジした上でのカバー曲。
余談
担当声優の山田唯菜は、本作のみちる役が初のメインキャラクター。
他のギャップキャラ達と同じくギャップ前後で声質が激変するみちるだが、彼女の場合ライブ時などは更に声質が変わり、一層低くてクールで色っぽい声になる(黒須あろまの例に近いが、こちらは声優である牧野の演技が変化したもの)。
このクールボイスはアーケードの一部ボイスでも実装されているが、ライブ前後で声が変わるそふぃと異なり、彼女の場合台詞によってライブ時だったりそうでなかったり、と二つの声質が混在している。
彼女の設定上のサインがフルネーム(実際のプリパラ内のみちるはミーチルであることを主張している)ということも含め、初期設定が途中で変更された説もあった(同様の例として、初期のキービジュアルやアーケードの声がプリパラ外を彷彿とさせる月川ちりが確認できる)。
後に『アニメージュ』2017年10月号の記事にて、元々あった「オカルトアイドル」の原案をスタッフで会議した結果現在の形に落ち着いたことがわかっている。
プー大陸の元ネタであるムー大陸を特集した「月刊ムー」では、プリパラの特集がされた。