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藤井聡太

ふじいそうた

日本の将棋棋士。史上最年少タイトルホルダー。
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基本プロフィール

棋士番号307
生年月日2002年7月19日(18歳)
出身地愛知県瀬戸市
師匠杉本昌隆八段
段位九段
保持タイトル棋聖王位銀河
竜王戦2組(2組-1期)
順位戦B級2組21位(B級2組-1期)


棋歴

プロ入り前

2012年9月、6級で奨励会に入会(研修会成績で一次試験は免除された)。
2016年10月に14歳2か月で四段昇段(プロデビュー)。史上5人目の中学生棋士となり、62年ぶりに最年少棋士記録を更新した。
2018年春から名古屋大学教育学部付属高校に進学(中高一貫校、中等部から在籍)。その後3年生まで進級できたが、その3年生時の激多忙が理由で学校へ通うことがまったくできなくなり、結果として出席日数が足りなくなってしまう。学校側からは柔軟な対応を提案されたようだがそれをよしとせず、中途退学の選択を取った(ただし当初からその可能性を視野には入れていたという)。
2020年までは学業が大事な時期ということもあり、連盟や師である杉本の意向もあり対局以外の仕事はほとんど請けていなかったが、退学後は本業に支障のない範囲でCM出演もするようになった。

また、詰将棋の名手(解答、作成ともに)であり、詰将棋解答選手権チャンピオン戦(参加者の多くがプロ棋士または奨励会員である)では2015年から2019年まで5連覇(2020・2021年は中止のため、継続中のまま)。2015年は史上初の小学生での優勝。2018年は唯一の満点であった。

プロ入りから29連勝、そして棋戦優勝【2016-2017年度】

プロ初対戦はそれまで史上最年少棋士記録を持っていた加藤一二三九段であった。
その加藤九段を破り、連勝街道を爆走。2017年4月にはデビューからの連勝記録を更新した。

さらにその後も勝ち続け、神谷広志八段が1987年に達成した歴代1位の連勝記録、28連勝に30年ぶりに並び、2017年6月26日、第30期竜王戦決勝トーナメント1回戦で増田康宏四段を下し、連勝記録を29連勝の歴代1位に躍進した。デビュー戦から無敗での達成は当然に史上初。しかし次戦の7月2日の同トーナメント2回戦で佐々木勇気五段に破れ、記録が途絶える(同時にこの期での竜王挑戦の目もなくなった)。

非公式ながら彼と対局したことがある羽生善治三冠からは、29連勝を達成した際に「将棋界の新しい時代の到来を象徴する出来事」とまで言わしめられ、将棋界の将来がほんとうに楽しみである。
彼の活躍に刺激を受け、各地の将棋教室でも入会者が急増したという。

2017年9月3日の『NHK杯テレビ将棋トーナメント』二回戦(対森内俊之九段戦)が生放送されることが発表された。結果は藤井の勝ち。

2018年2月1日に、第76期C級2組順位戦9回戦で梶浦宏孝四段に勝ち、最終局をのこしてC級1組への昇級を決め、規定により五段に昇段した。

同年2月17日にはついに朝日杯将棋オープン戦準決勝で羽生竜王と公式戦初対局。羽生のミスを見逃さずに寄せきって見事勝利する。さらに決勝戦で広瀬章人八段を破り、全棋士参加棋戦優勝。規定により六段昇段が決まった。史上最年少の一般棋戦優勝且つ全棋士参加棋戦優勝(六段昇段)となった。たまたま順位戦昇級が決まって五段になったのが朝日杯の前だったという幸運にも助けられた昇段である。ちなみに五段だったのは16日(厳密には15日と17時間半弱)で、この間は無敗だった。余談だがあまりの速さに五段昇段記念の式典が五段の間にあわなかったほどであり、五段昇進記念キャンペーンを行った出版社など、泣く泣く(?)キャンペーンを打ち切らざるえなかった参照

七段昇段と朝日杯2連覇 【2018年度】

2018年5月18日の第31期竜王戦5組ランキング戦準決勝で勝利し連続昇級を決め、規定により七段に昇段した。六段だったのは90日で、この間は1敗しかしていない。4ヶ月弱で三度というあまりに早すぎる昇段の速度に、各所で段位の修正が追いつかない事態となっている。

また、同年の新人王戦決勝三番勝負において出口若武三段(現四段)に2連勝で勝利し優勝(当棋戦最年少優勝記録)しているが、決勝時点では翌年以降の新人王参加資格を喪失していた(10月1日時点で「新四段ではない26歳以下」かつ「タイトル挑戦経験なしの六段以下」の棋士、または「新四段」(こちらは27歳以上でも一度だけ資格あり)に資格あり、この決勝時点で七段)。

2019年2月、第12回朝日杯将棋オープン戦で渡辺明棋王を破り連覇。同棋戦の連覇は2013~2015年に3連覇した羽生九段以来2人目であり、複数回優勝を達成したのも羽生善治(通算5回)に続いて2人目である。

王将戦挑戦権獲得を逃す 【2019年度】

第69期王将戦において一次予選・二次予選を突破し、挑戦者決定リーグに進出。羽生九段らを破る活躍を遂げ、最終局までにおいて広瀬八段とならぶ4勝1敗となったため、史上最年少のタイトル挑戦まであと一歩まで迫った。しかし直接対決となった最終局では広瀬八段に逆転負けを喫して逃した(最終成績4勝2敗、規定の関係で来期3位タイで残留)。

2020年第13回朝日杯将棋オープン戦においても菅井竜也七段、斎藤慎太郎七段を破り、3年連続ベスト4となり羽生九段以来の2人目の3連覇に期待がかかったが、2020年2月11日に行われた準決勝で千田翔太七段に破れ、3連覇はならなかった。

2020年2月4日、第78期C級1組順位戦9回戦で高野秀行六段を破り、最終局を残してB級2組への昇級を決めた(最終成績は10連勝)。

最年少タイトル挑戦、そして棋聖・王位連続奪取 【2020年度】

第91期棋聖戦では二次予選から挑戦者決定トーナメントへ進出。新型コロナの影響による延期はあったものの、6月2日の準決勝はで佐藤天九段を、6月4日の挑戦者決定戦では永瀬拓矢二冠を破り、17歳10か月の史上最年少でのタイトル挑戦を決めた。これは1989年度の第55期棋聖戦における屋敷伸之四段以来31年ぶりの快挙である。渡辺棋聖との五番勝負を3勝1敗で制し、棋聖を奪取。史上最年少(17歳11か月)でのタイトル獲得となった。

祝棋聖獲得・藤井聡太


さらに並行していた第61期王位戦でも、またしても永瀬二冠を下してタイトル挑戦を決めた。木村一基王位との七番勝負は7月1日より開幕し、8月19・20日の第4局で4勝0敗のストレートで木村を下して王位奪取。18歳1ヶ月の史上最年少王位獲得及び史上最年少八段昇段(タイトル2期)となった。

また第28期銀河戦では、決勝で糸谷哲郎八段を破り、同棋戦初優勝を果たした。

第70期王将戦挑戦者リーグには挑戦失敗となった広瀬八段、豊島将之竜王に次ぎ羽生九段と同格の第3位で出場したが、初戦の羽生九段戦を皮切りに豊島竜王戦、永瀬王座戦とそれぞれ敗れて3連敗スタートとなり、後半は3連勝と巻き返し通算成績3勝3敗のイーブンに戻すも、残留争いをしていた広瀬八段(序列1位)も同じく3勝3敗となって、順位頭ハネで惜しくもリーグ陥落となった。

最年少記録を更に更新【2021年度】

初めてのタイトル防衛戦となった第92期棋聖戦では、渡辺明名人が挑戦者という昨年と同じ顔合わせとなったが、7月3日に3勝0敗のストレートでこれを防衛。タイトル通算3期で九段昇段を合わせて決め、最年少でのタイトル戦防衛と九段昇段記録を更新した。

また、同じく初防衛戦となる第62期王位戦、そして挑戦者として挑むことになる第6期叡王戦ではともに豊島将之竜王・叡王との対局となる。

人物

温厚そうな外見と会見時の穏やかな口調に反してかなりの負けず嫌いな性格であり、幼少期には負けると号泣しており(谷川浩司九段と対戦したときのエピソードが有名)、現在でも試合中にミスした際には悔しげに自分の足を叩くといった行動が見られる。この点が、後述の若くしてトップ選手に上り詰め大きく注目された羽生結弦と共通するが、やはり自信と闘争心なくして今日の座はありえないということだろう。

得意科目は数学
意外にも足が速く、50mを6.8秒で駆けるほどの俊足(中学生当時)。ちなみに同学年の日本男子の平均タイムは7秒台であり、高校3年生の平均タイム(7.1~7.3秒)よりも早いことになる。ただし本人いわくピークだったとか。

大の鉄道ファン(鉄オタ)で、友人とは休み時間などによく鉄道に関する話で盛り上がっているという。2018年の第4期叡王戦本戦(羽生竜王対菅井七段)のニコニコ生放送で解説に呼ばれた際に「好きな車輌は?」という質問を受け、「313系8000番台が来たら少しうれしいです」と回答している。
中学生棋士としてメディアに取り上げられるまでは、この鉄道ファンとしての姿が印象深かったこともあってか、クラスメイトのほとんどが将棋を指していることを知らなかったようである。

デビュー以降たびたびテレビに出演しているが、本人はテレビをほとんど観ないと発言している。好きなタレントはタモリで、番組で共演した際には濃厚な鉄道トークを繰り広げていた。

好きな音楽は兄の影響で聴き始めたスピッツ
張本智和との対談では「個人的にはセカンドアルバム『名前をつけてやる』の『魔女旅に出る』はスピッツ屈指の名曲だと思っています」と明言している。また、張本は年齢も近いことから藤井を尊敬しているとたびたび語っている。

読書家である。沢木耕太郎新田次郎司馬遼太郎などを好きな作家として挙げている。小学4年生の頃には「面白かった本」として『海賊と呼ばれた男』(百田尚樹)、『深夜特急』(沢木耕太郎)『アド・バード』(椎名誠)を挙げるなど、大人びた趣味であったようである。

2018年後半以降、職務上必要となっていることも手伝い、自作PCづくりに目覚めた。2020年初頭の日経とのインタビューでは、当時正式発表を控えていたRyzen Threadripper 3990X(64コア128スレッド)の購入を所望していたが、2020年9月10日付中日新聞のインタビューにて実際に組んだことを明らかにした。同インタビューの時点では3990X機を含めて3台組んでいるとのこと。

棋戦優勝履歴

八大タイトル戦(登場予定も含む)
☆は永世称号資格保持、※は現在保有タイトル

棋戦名獲得数(年度)登場回数(年度)備考
竜王--
名人--
王位1期(2020年度)2回(2020~2021年度)
王座--
棋王--
叡王-1回(2021年度)
王将--
棋聖2期(2020~2021年度)2回(2020~2021年度)
通算獲得回数3期(登場回数3回)
一般棋戦
棋戦名優勝回数
朝日杯オープン戦3回 (2017年度~2018年度, 2020年度)
銀河戦1回 (2020年度)
新人王戦1回 (2018年度)
 計5回

余談

羽生結弦との関連について

フィギュアスケート選手の羽生結弦とは直接面識はないものの、なにかと縁がある。羽生(はぶ)と羽生(はにゅう)の両名の不思議な縁も関係しているのかもしれない。
上記の羽生竜王に勝利した2018年2月17日、奇しくも平昌オリンピックの方では羽生結弦が二連覇を達成しており、様々な意味で相乗効果の話題となった。順番としては、以下の通り。

  1. 10時30分:準決勝対局開始
  2. 12時30分:羽生竜王投了、決勝戦へ進出。
  3. 13時40分すぎ:羽生結弦の滑走
  4. 14時10分ごろ:羽生結弦金メダル・二連覇確定
  5. 14時30分:決勝対局開始
  6. 16時28分:広瀬八段投了、全棋士参加棋戦初優勝。

とあるラノベ作品との関連について

とある将棋を題材としたライトノベル作品がある。作者は最強クラスの棋士を書くにあたり、将棋界で絶対に破られないであろう記録二つの内一つを破らせようと考えた。
その二つとは「神谷広志八段の公式戦28連勝」、「屋敷伸之九段の17歳10ヶ月24日でのタイトル最年少挑戦」である。

しかしこの二つの記録どちらも破る猛者…いいやバケモノが現実に現れた。それが誰であるかはここに書いている時点でもはや言うまでもないだろう。
公式戦29連勝、17歳10ヶ月20日(わずか4日差!)でのタイトル挑戦、更に17歳11か月でのタイトル獲得という偉業により

  • フィクションの小説をノンフィクションに変えた男
  • 事実は小説よりも奇なり
  • リアル俺TUEEE
  • きせいのおしごと!※後に「にかんのおしごと!」にバージョンアップ
  • 一時的にラノベ作家をノンフィクション作家に改名させた男
  • JS内弟子が最後の砦
  • 作者「もう俺ラノベ書かなくていいんじゃないかな」「イエス・キリストも真っ青な手のひら返しされた」(※)
などの異名が付いた。

ちなみに作中で小学生にしてプロ入りを果たした椚創多は藤井をモデルにしたキャラクターと思われる(ただし詰将棋ネタは雛鶴あいに振り分けられているが)

※ 藤井聡太登場前は「16歳で竜王なんてありえない」等リアリティーの無さを糾弾され、登場後は予言者扱いされ、逆に現実に追いつけてないことを糾弾されたほど。

関連タグ

将棋 棋士 リアルチート(日本)
棋聖戦(囲碁・将棋のタイトル戦) 王位戦 
永瀬拓矢…同じ研究会のメンバー。
りゅうおうのおしごと!

関連リンク

藤井聡太|棋士データベース|日本将棋連盟

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