概要
ジェイアール東海フードサービス(JR東海の子会社)が2011年から発売しているスイーツ。名古屋の新名物である。JR名古屋駅構内の2店舗と、JR勝川駅近くにある店舗兼工房の合計3箇所にて販売されている。
内側はプリンとババロアを乗せて、ひよこの形にしているが、ひよこの形を維持するためにケーキのようにビニールで包まれていないので無事に持って帰るのが困難なお土産とネタにされ、それに挑戦するのをぴよりんチャレンジと言われている。
静岡にも出張して、新幹線でぴよりんチャレンジと一部の情報番組で取り上げられた。
ブラックサンダーや五等分の花嫁とのコラボレーションも行われた。
元々はシャチボンの販売休止に伴い、丸くてかわいいものをテーマとして、試行錯誤の末にひよこになったという経緯を持つ。
ひよこには本来大きなとさかがないが、なければあまりかわいくないという思いで付けられた。
また、丸くてかわいいものの案の中にはクマもあったという。(余談だが、ライバル企業のグループ会社のマスコットがクマになっており、そのクマをモデルにしたケーキも後に発売している。)
藤井聡太との関係
2021年に10周年を迎えるということで、様々なコラボ企画が立てられた。そのうちのひとつである名古屋マリオットアソシアホテルとのコラボでは、同ホテルのレストランで「ぴよりんアイス」を限定販売することになった。
その発売に先駆けて、第62期王位戦七番勝負第1局(2021年6月29・30日)に供されることになり、藤井聡太王位が1日目午後のおやつに注文。午後3時に注文が報じられるや、その影響は即刻本家にも波及。公式サイトがダウンしたり、1時間もしないうちに販売の2店舗に行列ができ、飛ぶように売れた。ピークとなった7月2日には当時の平日平均の5倍を売り切ったという。7月1日に発売開始となった「ぴよりんアイス」も大盛況であったことはいうまでもない。
藤井とおやつの関係の代表格であり、その効果も最も長く続いている商品と言える。2024年2月1日にはJR勝川駅近くに新たな工房を設置・稼働開始。これまで名古屋駅構内の別の場所にあった工房がこれ以上の拡張が困難だったためで、2月14日からはこの工房に併設された店舗「ぴよりんShopアトリエ店」もオープンし、3店舗体制となった。
周年コラボ商品という間接的な形ではあったとはいえ、スイーツを食べたというだけで製造企業の設備投資を呼び込んだ藤井恐るべし、である。