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概要(基本プロフィール)

棋士番号297
生年月日1997年11月4日(27歳)
出身地東京都昭島市
師匠森下卓九段
段位八段
保持タイトル-
竜王戦2組(2組-2期)
順位戦第83期よりA級(A級-1期)

有名な発言として「矢倉は終わった」発言などがある。

棋歴

年度主な実績
2008年度森下九段門下として11歳・6級で奨励会に入会。
2014年度第55回三段リーグで13勝5敗1位の成績を収め、10月1日付で四段昇段(同時昇段は黒沢怜生六段)。
2016年度第47期新人王戦で石田直裕四段を2連勝で破り、棋戦初優勝。
2017年度第30期竜王戦5組ランキング戦で優勝。竜王戦決勝トーナメントでは、6組優勝でプロデビュー以来公式戦28連勝(無敗)で歴代最多連勝記録に並んでいた藤井聡太四段に91手で敗れ、藤井の新記録達成を許した。第48期新人王戦で佐々木大地四段を2連勝で破り、2連覇を達成。翌2018年1月に勝数規定で五段昇段。第76期順位戦C級2組では、最終成績8勝2敗(3位)の成績でC級1組へ昇級を決めた。
2018年度第31期竜王戦4組ランキング戦優勝。竜王戦ランキング戦連続2期昇級の規定を満たし六段昇段。
2020年度第79期順位戦C級1組では、最終成績9勝1敗(1位)の成績でB級2組へ昇級を決めた。
2022年度第81期順位戦B級2組では、最終成績8勝2敗(2位)の成績でB級1組への昇級と七段昇段を決めた。
2022年度第82期順位戦B級1組では、最終成績9勝3敗(2位)の成績でA級への昇級と八段昇段を決めた。第73回NHK杯戦ではベスト4まで勝ち進むも、準決勝で佐々木勇気八段に敗退。

棋戦優勝履歴

一般棋戦

棋戦名優勝回数
新人王戦2回 (2016年度・2017年度)

 計2回

余談

  • かつては矢倉戦法を得意としていたが、2017年の将棋情報局のインタビューで「矢倉は終わった」と発言しており、銀冠穴熊や雁木を多用していた。ただしその後も矢倉の研究は続けており、その後「終わったは言い過ぎでした」とも発言している(実際に佐藤秀司が2021年1月に発売した「矢倉は終わらない」(マイナビ出版)の書籍にて「矢倉は終わってませんでした 私もこの本で勉強します」とコメントを寄せており、動画付き豪華版の動画では棋譜解説とspecialトークで佐藤と共演している)。
  • メガネをかけていた当時、同じく将棋棋士の高見泰地七段と顔がそっくりで「双子」や「同一人物」などとよくイジられていたが、「嫌ではないです。高見さんは非常に良い方なので」と語っていた。ちなみに身長が高い方が増田である(増田178cm、高見173cm)。ただし、2019年5月に自身のツイッターにてメガネからコンタクトレンズに変更したことを明かし、「高見さんと間違われることは無くなるかと思います(笑)」ともコメントしている。なお、高見も2020年よりメガネなしでテレビ番組やネット配信番組に出演している。
  • 「詰将棋は将棋の上達には関係ない」という詰将棋否定派。子供の頃は詰将棋を解いていたが、三段時代にそれをやめて以降は解いていないという。「昔はたくさん解いてましたけど、今から考えてみるとあんまり意味なかった気がしますね。(手数が)一桁台の詰将棋は解けた方がいいとは思うんですけど、それ以上の手数とか難しい詰将棋は実戦では役に立たないと思います」と語っている。

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増田康宏
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