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山崎隆之

やまさきたかゆき

日本の将棋棋士八段。別名「B級1組の番人」。(本名は山﨑隆之)
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概要

山崎隆之は日本将棋棋士。1981年2月14日生まれ。森信雄七段門下(同門に故・村山聖九段、糸谷哲郎八段ら)。棋士番号は227。広島県広島市出身。橋本崇載八段、阿久津主税八段、松尾歩八段とともに「残念四天王」という愛称(?)で呼ばれることがある。
竜王戦は1組、順位戦はB級1組11位(2020年より)。

棋歴

1992年、6級で奨励会に入会。森七段の下で内弟子として暮らしていた(その後、阪神・淡路大震災の影響などにより実家に帰される)。1998年4月1日、四段昇段(プロ入り)。

2000年度、第31回新人王戦決勝三番勝負で北浜健介六段を2勝1敗で破り、10代にして棋戦初優勝。
2002年度、第21回早指し新鋭戦でこちらも北浜六段を破り優勝。
2004年度、第54回NHK杯戦決勝で羽生善治名人を破り、全棋士参加棋戦初優勝。
2009年度、第3回大和証券杯ネット将棋・最強戦では木村一基八段を破り優勝。
同年度、第57期王座戦挑戦者決定戦において中川大輔七段を破り、初タイトル挑戦を決める。羽生王座との番勝負は3連敗で敗退。羽生の王座位18連覇を許す。
2011年度、第24期竜王戦ではランキング戦2組2位の成績で決勝トーナメント進出。挑戦者決定戦まで勝ち抜けるが、丸山忠久九段に敗れ、タイトル挑戦を逃す。

2015年度、第1期叡王戦(一般棋戦時代)決勝三番勝負において、郷田真隆九段を2連勝破り、優勝。
2017年度、第38回JT将棋日本シリーズ決勝戦で、豊島将之JT杯を破り、優勝。
同年度、第67回NHK杯戦においては、2回戦で苦手としていた羽生三冠を破るなど活躍。決勝戦では稲葉陽八段を破り、2度目の優勝を果たす。

余談

基本的には居飛車党であるが、力戦・早指し戦においてその力を発揮し、NHK杯・JT杯・大和証券杯といった早指し棋戦での優勝が多い。そのためか、圧倒的な棋戦優勝数に対して、タイトル戦登場数が少ないという謎の状態が発生している(棋戦優勝を何回も果たしているため、一流棋士などは間違いないが、一流棋士の証であるタイトル戦登場と僅か1回である)。
※ちなみに現タイトル戦の叡王戦も山崎が優勝した2年後にタイトル戦昇格を果たしている。そのため、あくまで山崎は叡王戦(一般棋戦)優勝であり、タイトル獲得経験はなしとなっている。不憫である
工夫を凝らした独創的な序盤戦術で、相掛かり先手の▲6八銀からの差し方など、「山崎流」と呼ばれる指し方がある。中終盤でも、他の棋士とは違う読み筋を披露することが多々ある。「変態流」という独特な序盤作戦を行うことが多い佐藤康光九段の評によれば、「山崎将棋は独創と信念を感じる。彼くらい人まねをしない人も珍しい。よほど感性が豊かなのでしょう」とのことである。さすが山ちゃん。

「矢内さんを諦めます」発言

第64期名人戦第1局1日目において聞き手の矢内理絵子女流五段と共にテレビでの解説を担当。生放送の解説で次の一手に対する矢内の「断言してしまって大丈夫ですか?」というの振りに対して「これで当たらなかったら…矢内さんを諦めます」と、山崎が矢内に好意を寄せていると解釈されかねない発言をした。その後6年半が経過した第3期女流王座戦の前夜祭において、直前に結婚を発表していた矢内に対し花束を贈呈するプレゼンターを山崎が務め、壇上で「諦めます」と発言。喝采を浴びた。このため、ネットでは山崎が毎回タイトル戦や順位戦などで惜しい成績で敗退した際に「それでも俺は、山﨑(山ちゃん)をあきらめない」と言われることが恒例である。

残念四天王

「残念四天王」という名称は、第77期順位戦C級1組(藤井聡太七段-都成竜馬五段戦)で橋本八段が解説として登場した際に、山崎、阿久津、松尾と自身を含む同世代四人を指して「残念四天王」と称したことからきている(ちなみに他の3人の承認を得ているかは定かではない)。

とはいっても勘違いしてはいけないのは、4人共かなりの実績を誇っている強豪棋士であり、狭間の世代といわれた中では大健闘を続けている。しかし、A級経験者がそのうち2人しかなく、4人合わせたA級での勝数は2(橋本=1期・1勝、阿久津=2期・1勝、計2勝25敗)しかなく、タイトル戦挑戦も山崎が経験あるだけ(しかもタイトル戦勝数は0)、松尾、橋本は挑戦者決定戦止まりであり、阿久津に至っては挑戦者決定戦進出すらない。一方、全員30代前半で八段になっており、竜王戦も1組か2組と常に高いこと、順位戦もB級1組前後で高い勝率を誇っていること(松尾、山崎とも頭ハネ経験あり)など、実力は確かなのだが…。

なお、4人の中でも山崎は勝率の高さ、一般棋戦優勝回数の多さ、さらにタイトル挑戦経験1回と棋力的には1歩抜けている印象を受けるが、彼の色々なエピソードを知るとなんとなく納得できてしまう。

なお、この世代には他に四天王に準ずる飯島栄治七段らがおり、彼も竜王戦1組に5期在籍し、序列3位まで上り詰めたこともあるのにかかわらず、順位戦では苦戦続きでB級1組1期である。なお、渡辺明三冠は彼らより年下ではあるが、次の佐藤天彦九段らの世代と比較すると、この世代に含むことがある。

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将棋 棋士 羽生善治 山ちゃん

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