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概要(棋士プロフィール)編集

棋士番号269
生年月日1988年8月8日(32歳)
出身地兵庫県西宮市
師匠井上慶太九段
段位八段
保持タイトル-
竜王戦1組(1組-5期)
順位戦B級1組1位(A級-5期)

 豊島将之竜王(叡王)、糸谷哲郎八段、村田顕弘六段とともに「関西若手四天王」と呼ばれる棋士の一人である。

棋歴編集

年度主な実績
2000年度井上九段門下として12歳・6級で奨励会に入会。
2008年度第42回三段リーグで13勝5敗1位の成績となり、4月1日付で四段昇段(プロ入り)。
2009年度初参加となる第80期棋聖戦においては、予選から大活躍。最終予選ではタイトル経験者でA級の谷川浩司九段、郷田真隆九段を、決勝トーナメントではこちらもタイトル経験者でA級の藤井猛九段らを破って挑戦者決定戦に進出。しかし、木村一基八段に敗れ、羽生善治棋聖への挑戦のチャンスを逃した。
2013年度第21期銀河戦橋本崇載八段を破り、全棋士参加棋戦優勝。規定により七段へ昇段。
2015年度第74期B級1組順位戦で10勝2敗1位の成績を収め、A級昇級と八段昇段を決める。
2016年度第75期A級順位戦では羽生善治三冠を撃破する活躍をし、8勝1敗の成績で初参加にして名人初挑戦を決めた(佐藤天彦名人との番勝負は2勝4敗で敗退)。
2017年度第67回NHK杯戦で中学生棋士として話題になっていた藤井聡太四段を3回戦で破るなど順調に勝ち抜き決勝に進出するが、山崎隆之八段に敗れ準優勝。
2019年度第69回NHK杯戦においても3回戦で当時絶好調の広瀬章人竜王を破るなどし、決勝進出するが深浦康市九段に敗れ、またもや準優勝におわる。
2020年度第79期A級順位戦では最終成績が2勝7敗となり、B級1組への降級となった。21年3月、第70回NHK杯斎藤慎太郎八段を破り、全棋士参加棋戦優勝。

棋戦優勝履歴編集

八大タイトル戦(登場予定も含む)編集

☆は永世称号資格保持

棋戦名獲得数(年度)登場回数(年度)備考
竜王--
名人-1回(2017年度)
叡王--
王位--
王座--
棋王--
王将--
棋聖--

 登場1回


一般棋戦編集

棋戦名優勝回数
NHK杯テレビ将棋トーナメント1回 (2020年度)
銀河戦1回 (2013年度)

 計2回


余談編集

  • A級順位戦において2年連続A級に初昇級した棋士が名人戦に挑戦することとなった上に20代同士の対局だったのは、1996年の羽生名人(前年に米長邦雄名人から名人位奪取)―森内俊之八段戦以来、なんと21年ぶりとなった。
  • 基本的には、角換わり横歩取りなどを多く指す居飛車党である。 どちらかと言えば受け将棋であり、カウンターの鋭さには定評がある。
  • プロフィール上の出身地は西宮市だが、幼少期に同じ兵庫の加古川市に引っ越しており、加古川市出身として扱われることも多い。2017年現在も加古川市在住で、加古川市からは加古川観光大使委嘱されている。
  • 兄・稲葉聡も同じ井上門下で奨励会に在籍していたことがある。兄は3級で退会するが、その後アマチュア選手として大活躍。若手棋士棋戦である第5回加古川清流戦にアマ枠として参加。決勝三番勝負で増田康宏四段を2勝1敗で破り、初のアマ棋士がプロ棋戦優勝を果たしている。

関連タグ編集

将棋 棋士 囲碁・将棋棋士の一覧

外部リンク編集

稲葉陽|棋士データベース|日本将棋連盟

チーム稲葉 (@abT_inaba) | Twitter

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