概要
- 1991年度創設であり、同じく囲碁将棋チャンネルで放送されている囲碁の竜星戦より1年遅れの創設だった。2000年度から公式戦へ昇格となった(なお、竜星戦は1997年から公式戦へ昇格している)。
- 毎年8月から9月にかけて、決勝トーナメントが行われる。銀河戦は将棋会館地下のスタジオで収録。同社のCS放送『囲碁・将棋チャンネル』で毎週火曜と木曜に放映されているほか、ネット配信も行われている。
- 第31期(2023年度)の優勝者は丸山忠久九段。
方式
- 予選、本戦ブロック戦、決勝トーナメントを通して優勝者が決定される。
予選
- 本戦ブロック戦に出場する棋士を決定するもので、将棋会館で原則非公開で行われる。ブロック戦におけるシード条件に該当しない棋士が対象である。 持ち時間は各25分。切れたら1手30秒となる。
本戦ブロック戦
- A~Hの全8ブロックに、各ブロックごと12名の棋士(合計96名。ただし女流棋士2名、アマ大会優勝者4名を含む)がパラマス形式のトーナメントを戦う。出場順は女流・アマチュアが1回戦に出場し、銀河(前年優勝者)及びタイトルホルダーは最終戦の出場となりその他は順位戦の順位が下位の棋士から(フリークラス→C級2組→……→A級の順)順に出場する。
- 各ブロックの優勝者と、優勝者を除く最多勝ち抜き者(複数いる場合は、出場順が後の棋士)が決勝トーナメントに出場する。ブロック戦1回戦からの出場者がブロック優勝した場合は、そのブロックからの決勝トーナメント出場者は優勝者のみとなり、出場権が他ブロックの最多勝ち抜き者(決勝トーナメント出場者を除く)に割り振られる。
- 持ち時間は各15分で、切れたら1手30秒となる。ただし切れてからも1分単位で合計10回の考慮時間がある。
- 第9期まではA~Dの4ブロックに、各24名(第4期・第5期のみ各12名)の棋士によるパラマス形式トーナメントだった。このため、決勝トーナメント出場者は8名だった。
- 千日手あるいは持将棋になった場合、いずれかの考慮時間が5分未満の時は少ない方若しくは両者共に最低5分になるように同等の考慮時間が追加される。考慮時間が10回を超えた場合は持ち時間となる。
- 2021年2月より、決勝トーナメントベスト4まで勝ち進んだ女流棋士およびアマチュアには、棋士編入試験の受験資格が与えられることとなった。
決勝トーナメント
- 16名による通常のトーナメントである。初戦は、ブロックの優勝者と他のブロックの最多勝ち抜き者が当たるように組まれる。持ち時間はブロック戦と同じ。第9期までは8名によるトーナメントだった。
- 優勝者には「銀河」の称号が与えられ、次回大会まで番組内では「○○銀河」(例:羽生善治銀河、藤井聡太銀河)と呼称される。
記録
優勝回数ランキング(トップ6)
※非公式棋戦時代も含む
関連リンク
関連タグ
丸山忠久...第31期銀河
羽生善治...銀河戦における最多優勝者(7回)